ウミネコサウンズ、ライヴでお馴染みの名曲を含む新作をリリース

ウミネコサウンズが、セカンド・ミニ・アルバム『宇宙旅行』をリリースしました。ウミネコサンライズからウミネコサウンズへと名義を変えて活動しはじめ約1年。ライヴではすでにキラー・チューンとなっている「宇宙旅行」をはじめ、古里おさむの原点とも言うべきUSインディやオルタナティヴ・ロック色が押し出された「 」、「ゆっくりと」、ウッド・ベースをフィーチャーした「傘をさして」、そして故郷への想いを歌った「手紙」の全5曲。シンプルだからこそ力強い、温かなうたをどうぞ。
ニュー・アルバム『宇宙旅行』
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1.宇宙旅行 / 2.顔 / 3.傘をさして / 4.ゆっくりと / 5.手紙
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古里おさむのソロ・ユニット、ウミネコサウンズ。前作『夕焼け』から1年も経たずに、今回も変わらずに信頼出来る仲間と共に制作した『宇宙旅行』を世に送り出す。今作はよりシンプルにまとまっていて、バンドとしての成長を見せ、音も存在も大きくなった。再生ボタンを押してから30秒も経たずに感じたことだ。本作を聴きつつも、表題曲である「宇宙旅行」のPVも観てもらいたい。古里おさむが掛けるメガネが、年齢問わずに色んな人に行き渡るという内容のそれは、彼の温かな性格をしっかりと映し出している。

ウミネコサウンズの楽曲は、年齢を問わず聴ける、人懐っこいポップ・ソング。でもじっくり聴けば、言葉のひとつひとつが重たくしっかりと描かれている。皆様の耳で確かめて欲しい。ウミネコサウンズの音楽が、東京に広がった夕焼けの空から、飛んで無限に広がる宇宙の世界へと発信されていく。

インタビュー&文 : 小林美香子

ポップで聴きやすいけど、その裏にドロドロとした部分が含まれている

——ウミネコサウンズの名前の由来を教えてください。

何かしら本名ではない名前をつけようって思っていて、地元の青森県八戸市がウミネコで有名だから、どうせ名乗るんだったら「ウミネコ」って付けようって。

——09年1月に結成して、丁度1年間ウミネコサウンズとして活動してきて、どのように感じていますか?

1年間色んなことがありましたよ。でも、まだまだこれから。もっと色んなことが起これば良いなと思っています。

——バンドでのライブ活動は、回数を重ねて行くごとに変化を感じていますか?

そうですね。良くなってきていると思います。観る側が良いと思って、かつ楽しんでもらえたら最高。一生付きまとうことだけど、演奏する側と見る側での距離感には違いがあります。ライブで自分がその時にしっくり来ていることを、わかりやすく表現出来るようになりたいですね。

——そのトレード・マークでもある白いメガネは、いつ頃から付けていたのですか?

ウミネコサウンズをやる前からですよ。俺の曲は、聴く人によっては重たかったり暑苦しかったり、少しうざく聴こえることもあるかもしれない。楽曲はそうなのに、暗い格好でライブをしていると観る方も辛くなるのではと思って。白いメガネをすれば、見る方も少し親しみやすいかなと思って掛け始めたんです。ウミネコサウンズを観に来てくれる人への思いやりです(笑)。

——確かに白いメガネなら…

俺の曲は、パッと聴いた感じは、ポップで聴きやすいんですけど、その裏にドロドロとした部分が含まれてて。根本的には重たい音楽が好きだから、自然とそうなってしまうんです。

こんな時代からこそ、夢や希望を堂々と歌っていきたい

——今回リード・トラックとなっている「宇宙旅行」には、どんな想いが?

宇宙に旅行に行った事はないですけど、宇宙への憧れを歌っています。夢や希望だけで生きていくっていうのは大変なことで、夢や希望をなかなか歌えずに長いこと生きてきました。この曲には、夢や希望を持っていないと生きる価値を見出すことができなくなるから、それを死ぬまで持ち続けようという自分に対する意思表明が含まれています。こんな時代からこそ、ちゃんとそれらを堂々と歌っていきたいと思っています。

——アルバム・タイトルも『宇宙旅行』にしたのは?

きっかけは窓の外から真夜中の空を見上げていたとき。無限に思える宇宙に希望を感じたんですよね。だから、人はきっと無意識に星を見上げたりするのかなと思います。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」じゃないですけど、広がっている空に鉄道があって、そこに自分の想像の世界とか物語が出来ていく。旅行している気分ですよね。心の宇宙旅行です。

——宮沢賢治が好きなのですか?

地元が近いのでとても親しみがあるんです。自分の母校にも大きく「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ」と大きく書かれて飾られていたんですよね。それを小さい頃から見ていて、宮沢賢治の節っていうものが、植え付けてられたような気がします。彼の良さは、どの作品にも共通しているけど、ほとんど読書しない俺にでも読めるんです。文章が、韻踏んでいて、リズム感があって、すごく音楽に近いような文章だから。

——故郷について歌った「手紙」には、生まれ育った街、青森への思いが詰まっているのでしょうか?

故郷っていうよりも、両親への思いです。前作をリリースする直前に父親を亡くして。いざ失うと、想いが募ってきました。自分もいずれ死ぬのだから悔いの無いように生きようと思ったときに、素直に両親への想いを歌いたくなったんです。この曲は、両親への感謝の気持ちです。

——「傘をさして」は、昔の自分に対するアンサー・ソング?

ソロで「休日は雨」を歌っていた2004年頃は、誰かに聴いてもらいたいとは思いながら部屋に閉じこもって録音して、いつまでたっても出られなかったんですよね。でも今はそんな暇なんてないし、どんな状況でも、自分が動き出さない限りものごとは変わらない、自分が動けば誰かが聴いてくれると思ったんです。

——自身を励ますために音楽を作っているのでしょうか?

根本は自分のエゴですからね。そのエゴから生まれるものも多いですし。昔から作り話や自分の経験していないことを歌うことがあまり出来なくて。いつかやりたいと思っているんですけど、今は嘘っぽくなっちゃんだよね。説得力が絶対にないし、いつか化けの皮が禿がれちゃうから。説得力のある歌が好きで、昔から聴いてきたし、その中にはもちろん自分が尊敬するミュージシャンがいる。そういう人は、やっぱり凄まじい人生を送ったりしているからこそ、説得力があるっていうか、言葉発しただけで、世界を変えちゃうからすごいって思う。

——今後の目標を教えてください。

ずっと歌い続けたいですね。音楽活動を続けることが出来たら良いなと思います。それだけです。

宇宙旅行ビデオ・クリップ


プロデューサー : 足立知祐
ディレクター : 中村達也
撮影 : 難波晴太郎
ロケ・コーディネーター : 佐藤可居
撮影協力 : 松下祐三子、岡田梢、清原麻祐子、池田美都

心を打つ温かなうたものをどうぞ


さよならキャメルハウス / WATER WATER CAMEL
全国の植物園からお寺まで、小学校から洋裁学校まで、長年に渡る柔軟なライブ活動、文化活動によって独自のネットワークを持つスリー・ピース・バンド。物語を綴るようなドラマチックなサウンドと曲構成、そして染み込むような歌声から生まれる多幸感のあるサウンドには、ほっとする温かさがあります。『宇宙旅行』では、メンバーの田辺玄と須藤ヒサシが参加。


サイダー / ゆーきゃん
京都で歌い始めた、富山出身のシンガー・ソングライター。アシッド・フォーク/サッド・コアを体現するようなその声と日本語詩は、聴くものに儚くも強烈な印象を残します。今作はギターとヴォーカルのシンプルなつくりでありながら、その歌声はグッと心に染み渡る力を持っています。ギターの弦の音や呟くようなヴォーカルを、高音質HQDファイルでよりリアルに感じられます。

NEWS

2010年02月11日(木)「ウタイホーダイvol.3」@下北沢440
※当日は、シャムキャッツと1夜限りのスペシャル・セッションを行います! 更にそのセッションは、録音してototoyで販売予定。今後もウミネコサウンズのうたを追いかけていきます。どんなサウンドになるのか、楽しみにしていてくださいね。
OPEN 18:30 / START 19:00
前売り 2000円 / 当日 2500円(1オーダー別)
w / シャムキャッツ / SuiseiNoboAz / DJ 西村道男

PROFILE

くるりが主催するNOISE McCARTNEY RECORDSより04年3月にソロ・アルバムをリリースしている古里おさむが新たに始動したソロ・ユニット。06〜08年はウミネコサンライズ名義で活動を行い、公式リリース前にも関わらずロック・フェス『ロックの学園』に出演(校長に忌野清志郎、共演に斉藤和義など)。心ゆさぶるメロディーと歌声、サイケやUSインディーを通過したロック・サウンドは高く評価されている。09年5月13日に、CINRA RECORDSよりデビュー・ミニ・アルバム『夕焼け』をリリース。

この記事の筆者
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