2019/09/13 18:00

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.29

OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)


電話の秋!Ring Ring!

真夏のピークが去った、とスマホの天気予報で目にする9月の日々。秋の夜長はもうすぐそこですね!そんな秋の夜にすることといえばやっぱ電話!これはもう間違いない!真夏のアツい出会いで撒かれた種を発芽させるのは秋の電話!やっぱり連絡をマメにする人間はパートナーからもちゃんと信頼される!今回はヒップホップ、R&Bのテーマになりがちな「電話」にまつわるチューン10選です!ただしひとえに電話をテーマにしているといえどその切り口は様々。多様なリリックがどんな時も寄り添ってくれること間違いなし!

1曲目はソウルジャ・ボーイの 「Kiss Me Thru The Phone feat. Sammie」。昨年のカムバック(?)で話題の彼の底抜けに明るいLOVE爆発系の曲。会えない時もこのぐらいのノリでいれば未来は明るいですね。しかし「Damn Phone」のように「電話シカトしてgood vibes」みたいな気分の時もあります。まあ一番大事なのはくだらない電話よりも目の前のこと!ソクバッキーは良くないけど、あからさまに電話を無視されると不安ですよね。そんな曲が「Pick Up the Phone」。AKLOとJAY'EDがそれぞれ1人の悪女に向かって語りかける構成が面白いです。いい雰囲気になった相手の携帯にJAY'EDからの鬼電がきたら怖い…。

「In Your Phone (with Lauren Jauregui)」もスマホの悩みあるある。タイ・ダラー・サインのような大物でも「携帯ばっか見てないでちゃんと俺と向き合ってくれよ…。」ってなるんですね。視点が変わりますがKANDYTOWNのGottzは「+81 feat. MUD」のように国際電話番号を曲名にしています。レペゼンのスケール感がでかくていい感じです。 上記のように個性が渋滞しているこのプレイリストでも一際存在感を放つのはドレイクの「Hotline Bling」 。俺が街を離れるまではあの子はいつも電話をくれていたのに、いまではあんな男とつるんで… みたいなナヨっとした歌にかけてはドレイクの右に出るものはいません。大御所の風格。

以上、胡散臭い恋愛コラムのようになってしまいましたが、スマホやアプリにより電話が身近になった分それに関する功罪を多様な視点で描く曲や自分の勢いの象徴だったりと様々な人間性が垣間見えるテーマでしたね。では。

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