2022/04/18 19:00

先週のオトトイ(2022年4月18日)

OTOTOY編集部が先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOY編集部が自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

今週の追加曲を編集部コメントと共にご紹介。

ーEzoshika Gourmet Club、約半年ぶりのリリースはサイケデリックな一曲 (藤田)

ー坂本慎太郎が作詞、作曲、編曲を手がけ、演奏にも参加した元ちとせ14年ぶりのアルバムより先行配信曲 (高木)

ーcinema staff三島想平プロデュースの新EP、配信開始! (高田)

その他追加曲は、カネコアヤノ “わたしたちへ”THIS IS JAPAN “トワイライト・ファズ”礼賛 “take it easy”宇佐蔵べに “Passion”PUNPEE, JJJ “Step Into The Arena”Kim Na Eun “middle of the night”Bialystocks “差し色”Predawn “Star Child”bülow “Booty Call”

Spotifyで試聴の後はぜひぜひOTOTOYで音源の購入を。

編集後記

3回目
先週月曜日、3回目のワクチン摂取でした。私は3回全てモデルナだったので、3回目の副反応はそこまでではないだろうとたかをくくっていたのですが、摂取3時間後くらいから強烈なだるさと頭痛が。摂取当日はリモートワークをさせていただいていたのですが作業もままならず、早退し早めの夕食を済ませて速攻寝ました。次の日の朝、異常な寒気を感じ熱を測ると既に38度の高熱が。その日は結局39度まで熱が上がり何もできずずっと寝ていました。そして摂取後3日目、さすがにもう大丈夫だろうと思っていたのですがまだまだ熱があり、ずいぶん長引くんだなあと妙に感心(?)。同日に摂取した母は、熱はあまり上がらなかった代わりに身体中が痛いとのことだったので、本当に人それぞれみたいですね。これからワクチンが隔月摂取とかになったら結構しんどいなあ。(藤田)

たまアリでずとまよ
ずっと真夜中でいいのに。のライヴをさいたまスーパーアリーナでみました。ずとまよのライヴは2020年11月のガーデンシアター以来でしたが、1年半の間、何度もあの光景が継続的にフラッシュバックするくらい、度肝を抜かれたライヴだったので、今回も本当に楽しみにしていました。結論、期待以上でした。エネルギッシュな姿や暖かい言葉にパワーをもらう側面もありますが、ずとまよのライヴはなによりも演者全員の圧倒的な技術力に惚れ惚れします。複雑に響き合う、あの緻密な音が本当に最高です。プロとは何かを技術で魅せる最強集団のパフォーマンスを思う存分、堪能させてもらいました。くわえて、滑り台での登場や電話ボックス内での歌唱という個性的な演出、コンセプチュアルな衣装やセットも、ずとまよの世界観に直結していて素晴らしかった。ステージのモニターに「手拍子」「手を振る」「おやすみ(何もしない)」の3種類のマークが表示されるという、会場全体でその空間を楽しむための気配りもありました。それから来場者には全員にお味噌汁を配ってくれたのですが、ちゃんと手提げ袋に入れて渡してくれたり、ライブの次の日にはステージセットが見れるNFTがもらえたり。ライブ中以外にもたくさんの思いやりが散りばめられていました。今回「5年前はお客さんがほぼいないなか路上ライブをしていました」と語った後に、たまアリでギター1本の弾きかたりもしてくれたACAねさん。それから曲の終わりに間髪入れず、サポートメンバーの方が一斉に演奏し始めるという演出からは、これまでのヒストリーを感じうるっとしました。また秋頃にホールツアーを開催するそうなので、絶対に行きたいです。(梶野)

久々のチケット争奪戦
先週火曜日に突然発表された、fOULの活動再開宣言。しかもチケット発売がこの土曜日の午前10時ということで、まだ眠たい土曜の朝なんとか振り絞って起床しチケット購入画面で待機。17年ぶりのライヴ、場所はFEVERなので絶対に油断できないぞと踏んで待機していてよかった…。結果なんとかチケット確保できたものの、どうやら5分もしないうちに売り切れた模様。そりゃみんな見たいですよね。ということで遂にfOULのライヴを見れるわけです。もちろんリアルタイム世代ではない私。あの映画でようやくそれの補完ができたわけですが、今度は目の前であれを浴びれるわけです…! ということで7月2日までは死なずに頑張ります! (高木)

ゴールデンカムイ
ここのところ、漫画「ゴールデンカムイ」にかなりの時間を費やしていまっている。というのも、最終回まであと2話というこのタイミングで、現在「となりのヤングジャンプ」、およびアプリ「ヤンジャン」で全話無料公開されているからだ。しかも、最新話が公開されるとこの回も無料分に追加されるという太っ腹っぷり。毎週毎週ヤンジャンでは読んでいたのだけど、一気読みとなるとそのグルーヴも違ってくる。とにかく延々と読み続けている。無料公開は4月28日まで続くとのことなので、この機会にぜひ。僕は鯉登少尉がサーカスの才能を発揮する回が好きです。(西田)

『水の音楽フェスティバル2022』を上野でみた
水中、それは苦しい主催のフェス。会場は上野、不忍池のほとり、上野恩賜公園野外ステージ・水上音楽堂。日本ではオープンカーに適した季節が意外と少ないというのはよく言われますが、それは野外ステージも同じで、実は屋根があったほうが嬉しいことが多い。でも、この日は屋根を邪魔に感じるくらいの絶好の天候。わがままですね(笑)。とにかく外のライヴは気持ちがよい。出演はNaNoMoRaL、レ・ロマネスク、眉村ちあき、ひとりTOMOVSKY、大木温之(Theピーズ)、知久寿焼、そして、水中、それは苦しい。NaNoMoRaLのステージングは、ひとつフェイズが進んだようにみえました。このフェイズで彼らがクリアしたいものは何を想定してるのだろう、などと考えたり。この日は “春になる” がすごく良かったです。ハルさんタイムで2.2曲くらいトモさんがドラムを叩く。わたしは初めてみました。大木兄弟最高。パセリさんと「たま」の話をしたあとに聴く知久さんの「おるがん」と「らんちう」はとても染みる。ハルさんトモさん知久さんは同年生まれ(知久さんが早生まれ)、Theピーズ、カステラのメジャーデビューとたまのイカ天出演が同じ年(たまのメジャーデビューは翌年)。“戦友” 感がありますね。そしてなんか、すげーカッコよかった水中、。あまりにいい感じで締まったので自らアンコールで1曲追加してました(笑)。土曜日に編集版映像の配信がはじまるそうです。気になったかたはぜひ。「ファンはアーティストの鏡」を体現する良い観客たちとともに良い音楽を満喫した1日でした。(高田)

インターン平石のカリフォルニア記

Coachellaの話
今週末は、音楽フェスCoachellaが開催されましたね!私は現地では参加できませんでしたが、YouTubeでライヴ放送を見てました。日本でも宇多田ヒカルの出演が大きな話題になったので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。先に出演が発表されていたFloating Pointsと共演するのかと思いきや、まさかの88risingのステージに参加するということで、宇多田ヒカルの日本人としてのルーツがどう表現されるか注目のパフォーマンスだったと思います。でもきっと、宇多田ヒカルが宇多田ヒカルとして歌っていれば、そこには日本の文脈もアメリカの文脈も自然と受け継がれているわけで、本人がステージを楽しんでいることがファンにとっては1番大事なことなんだなと、“Automatic” を見ながら感じました。他の88risingのメンバーからも、それぞれのルーツに対する誇りが強く感じられて、自分のカルチャーを代表する人が活躍する姿を見ることがどれだけの多くの人を勇気付けるだろうかと。なによりも、一緒にライヴを見ていたタイにルーツを持つ友人が、同じくタイ出身のMilliのパフォーマンスをとても誇らしげに見るその横顔を、私はこれからも忘れないだろうと思います。(平石)

先週の特集記事

時と場所を超えた、「逆襲」の指南書──野中モモインタヴュー:『女パンクの逆襲──フェミニスト音楽史』

詩に多種多様なキャラクターを宿して──“まなざし”を意識した、Predawnの新作

クロスノエシスが描く、ダークでダンサブルな世界──キャリア初のフル・アルバム『circle』に込めた想い

【PIGGS、とらえる vol.14】チームPIGGSがとらえる、大きな大きな次のステージ──その熱意と決意に迫る!

視覚と聴覚を同時に刺激するバンド、the McFaddin──〈“Something is likely to happen”Release Party〉ライヴレポート

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.164 テンポにつられる歩くスピード

語りは“空気”としてのフィメールラップを変える──書評 : 『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』

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