先週のオトトイ(2020年11月30日)

OTOTOY編集部が先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。
OTOTOY NEW RECOMMEND
毎週金曜更新中、OTOTOY編集部が自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。
今週の追加曲はこちら。
- プライベート・レーベルから再出発の新シングル tacica “冒険衝動”
- 新たな日常に癒しを与える待望の新作 BTS “Life Goes On”
- TAMTAMのボーカルKuroを迎えて制作されたフューチャー・ソウル。 Shin Sakiura ”シンクロ (feat. Kuro)”
- ファンキーなベースラインで踊っていたら、終盤「ぼんぼんぼらんぼんぼん」というフレーズに持っていかれた。ずっと真夜中でいいのに。”勘ぐれい”
- 寺尾紗穂をフィーチャーした鴨田潤のEPより、グッとくる片想いの名曲カバー 鴨田潤 “The Reason To Dance (feat. 寺尾紗穂) ”
- ラップ、トラック・メイキングから全て自身によるプロデュースによるニュー・アルバムのラストを飾る1曲 環ROY “憧れ”
- 「I pray for you. それじゃ、またね。」 赤い公園 “pray”
- サンプリングされたJuliaの声とハウシーなピアノがビートに寄り添う Fred again.. “Julia (Deep Diving)”
Spotifyで試聴の後はぜひぜひOTOTOYで音源の購入を。
編集後記
COVERS
先週は、気づけば加藤ミリヤのカバーアルバムばかりを聴いている。女声編のWOMAN、男声編のMANの2枚に分けてリリースされた今回のアルバム『COVERS』。女声編は椎名林檎、宇多田ヒカル、安室奈美恵、青山テルマ、中島美嘉、倖田來未、coccoというディーバのアベンジャーズのような布陣で畳み掛ける。男声編はというと、King Gnuや藤井風という最新のヒット曲から、RADWIMPS、フィッシュマンズ、GOING STEADY、Dragon Ashによるロックなナンバーを彼女らしく、しっとりと歌いあげている。カバーアルバムが豊作な今年2020年だが、今作は加藤ミリヤを語る上で欠かせない作品になるかもしれないし、ならないかもしれない。(西田)
無題
親知らずを抜きました。今回で3本目。上の歯2本はすでに抜いていて、意外と痛みもないままスッキリ抜けていたのですが、今回はじめて下の歯を抜くということでドキドキしました。痛いです。痛み止め飲んではいますが、痛いです。残すところあと1本ですが、歯茎に埋まっているので、いまから震えてます。 そんなこんながありながら先週はTENDOUJIの取材をしてきました。これまで浅草、彼らの地元・千葉県松戸市と、いろんな場所にお出かけしてきましたが、今回も4人と一緒にある場所へ。2020年の活動を振り返りつつ、アルバムに向けた話も聞けたので、掲載をお楽しみに!!(鈴木)
ヤマタツ中期リマスター2作を聴いた
先週は山下達郎の『POCKET MUSIC』と『僕の中の少年』がリマスター再発ということで2枚とも購入。RCA時代の作品がピックアップされることが多いですが、この2枚もどちらも名盤なんですよね。本人も事あるごとに触れていて、今回のライナーノーツでも書いてましたが録音がデジタルに移行して苦心したという負の側面が語られがちなんですが、個人的にはタイトル曲の"ポケット・ミュージック"、"マーマレード・グッドバイ"は数多い作品の中でも上位に入れたいぐらい好きです。このあたりからライブでの再現性を無視した曲が増えてきて、ライヴのレパートリーに入らない曲が多くなったと言ってましたが、出来ないって言ってた"土曜日の恋人"はライヴでも披露したし、"マーマレード・グッドバイ"もなんとかやってくれませんかねぇ…。肝心のリマスターですが、オリジナルのCD、アナログと聴き比べてみてもかなりいい感じなんじゃないかと。もうじきまた嫌というほど"クリスマス・イヴ"が流れる季節が来てあっという間に1年の終わりを感じつつある今日この頃です。(高木)
Go Toトラベルしないで済んだ話
6月に「早く時代がついてこい!」で紹介したcolormal、かなり好きなアーティストなのだが、この10月ころからGt./Vo.のイエナガが「活動を終える」と言い出し、まあ冗談だろうと眺めていたらだんだんと発言が具体的に。来月13日のライヴがラストらしいので、これはひさびさの遠征案件か、Go To使えるかな? とか思っていたらそちらの状況も怪しく…… が、昨晩彼らからアナウンスがありOTOTOYのニュースでも取り上げたように、話は一転、これまでのサポートをメンバーに迎えてソロ・プロジェクトからバンド体制に移行とのことでした(やっぱりか!!!)。現サポート体制はバンドとしても大変に魅力的で、やられたと思いつつもこの嬉しいニュースを喜びたい。というわけでGo Toはやめて配信で観ます。ニュースは良いほうがいいからね。(高田)
あと1ヶ月
激動(というには個人的には異常に静寂が間延びした感じ)の2020年ももうすぐ終わり。もちろん音楽業界にはライヴがほとんどできなくなるという、未曾有の衝撃があったわけですが、個人の内面としては大きなひっかき傷もないままに過ごしてしまったという感覚が抜けきれず、もろもろSNSなどに残る自分のログを見ても、どこか他人事のような感覚すらあります。 さて、この業界でこの時期と言えば、ほうぼうで「年間ベストは?」という話が出てくる時期ではあります。紙メディアではおそらくそろそろな感じで決定して誌面化しているころでしょう。個人的にはその機能としては、権威的というよりも、1年スパンで聴かれずに過ごしてしまった作品を思い出せればよいんじゃない?的な感覚というか。こといつでも掘り返しのできるサブスク時代にいたっては特にその程度でいいような気がしてきております。 さて、この職業をやっていると、音楽を論じるのがどうしてもリリース時に偏ってしまいがちですが、次に来るのがこの時期という感じですね。とはいえ、音楽なんてときには3ヶ月後とか、3年後に「あ、そういうこと?」なんて本質的に気づくときがあるんですよね。メディアに顔を出すのが、リリース時か1年の終わりか、もちろんそれも大事だとは思いますが定期刊行物という縛りから離れたネット・メディアで、それだけというのはなんとももったいないと感じてしまう今日この頃です。ということでなにか上手い手はないかと考え中(河村)
先週の特集記事