スペシャル・フォトギャラリー
BiSH、リンリンのスペシャル・フォトギャラリー。ここでしか見られない写真たちをぜひ、存分にご堪能ください!
INTERVIEW : リンリン
リンリンは解散が近づくにつれて、とても喋るようになったし(無口担当なのに...)、笑顔も多くなったし、彼女の素の部分をいっぱい見ることができてとても嬉しく思う。アイナの事故があって驚いたけれど、またBiSHは解散に向けて走り出した。後、少し...。駆け抜けて欲しい。
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
写真 : 大橋祐希
いまは不安より楽しみの方が大きい
──髪色が黒髪になって、髪型もシンプルになりましたね。
リンリン : これまでは髪型を世界旅行みたいに好きなようにしてきたんですけど、解散が決まってからはどうしようか迷っていたんです。加入当時は黒髪の普通の女の子だったので、そこに戻ろうかなと思って変えました。去年は原点回帰の衣装を着たりしたので、髪型も原点回帰してきれいに終わろうかなと。
──なるほど。2019年に渡辺さんから解散に関する話を持ちかけられたと思いますが、リンリンさんはどう受け止めたんですか?
リンリン : その時期はアユニのPEDROやアイナのソロも始まりだしたので、自分もなにかできないかなと考えていました。そうやって自分のなかでも今後について考えていたときに解散の話がきたんです。BiSHがなくなることは渡辺さんにとっても大変なことだと思うんですよ。それにもかかわらずこういう提案してくれたということは、メンバーひとりひとりの人生を考えていてくれた優しさかなと思って、ありがたく受け止めました。
──積み上げてきたものがなくなる怖さはなかったんですか?
リンリン : なかったですね。旧BiSも終わっていったし、いつかくるという予感はしていたんです。私自身もまだやりたいことがありますし、濃い時間ではありましたが、これは長い人生の通過点だと思っています。
──通過点として受け止めたんですね。
リンリン : そうですね。いまは不安より楽しみの方が大きいのかもしれないです。ずっとBiSHをやりながらやりたいことを思う存分やるのは、私の性格上ほぼ不可能だと思うんです。BiSHとしては満足していますし、決まっているスケジュールで全てやり尽くせると思います。
──2022年を振り返って気づいたことはありますか?
リンリン : 私たちは、清掃員に助けられているなと思いました。〈COLONiZED TOUR〉でははじめての土地に行ったんですけど、お客さんは声出しができなかったのに「やっと会えた! 」という空気がすごい感じたんですよ。清掃員からの優しさや愛をひしひしと感じた1年だったので、忙しいなかなんとかやり遂げることができたんだと思います。それに去年は、空き時間にメンバーと友達のようにお出かけする頻度がすごく増えて、それも楽しかったです。〈FOR LiVE TOUR〉中は空き時間もあったので、熊本では熊本城の近くの観光地に6人で行って、馬刺しを食べたりしました。