【BiSH】Episode87 ハシヤスメ・アツコ「自分自身も成長したいし頑張りたい」

先日、アリーナ公演〈BiSH SPARKS "My BiSH Forever" EPiSODE 6〉を大成功させ、現在対バンツアー〈 BiSH’S 5G are MAKiNG LOVE TOUR〉を開催中の“楽器を持たないパンクバンド”BiSH。13周目となるメンバー個別インタヴューの第5回は、バラエティ番組やドラマなどBiSHの活動以外でも活躍しているハシヤスメ・アツコが登場。BiSHやWACKとしての活動のこと、そしてアルバム『GOiNG TO DESTRUCTiON』について語ってもらいました。
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INTERVIEW : ハシヤスメ・アツコ

7月21日の大阪城ホールの公演〈BiSH SPARKS “My BiSH Forever” EPiSODE 6〉を観て、対バンツアー〈BiSH’S 5G are MAKiNG LOVE TOUR〉を並行して行っているメンバー&バンドの強さを思い知らされた。「まだ良くなるか!」と。そして7年やってきてそれでも新曲が一番良かった彼女達の凄さに感激が止まなかった。ライヴをやり続ける強さ、止まらない強さを、彼女達は体現してくれている。BiSHは、日本が誇るアーティストだ。
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 井上沙織
写真 : 大橋祐希
挑戦できる場を毎月いただけているのは楽しい
──前回の取材から約半年経ちますが、ソロでの活動も増えましたよね。
ハシヤスメ・アツコ(以下、ハシヤスメ) : この半年間ではじめての経験をたくさんさせてもらって。CMの撮影をしたり、『ボクとツチノ娘の1カ月』は初主演でやらせていただいたり。学ぶことがすごく多かったですね。
──いま、やりたいことがやれているんじゃないですか?
ハシヤスメ : そうですね。いままで、アイナとかアユニがソロでいろいろやっている姿を間近で見てきてすごいかっこいいなと思っていて。グループでも頑張りたいですけど、やっぱりひとりで何かをするってことも好きなので、このタイミングでお話をいただけたのは本当に光栄でした。
──サイプレス上野さんとやっている『Music 水曜TheNIGHT』も、ハシヤスメさん出ているんですよね。
ハシヤスメ : そうですね。あれもいま準レギュラーで一年ぐらいやらせていただいていて。そこで2時間喋ったり、生放送でやるっていうのは緊張感もあって、毎回もっと喋れたしもっとグイグイ話聞けたなと思ったりとか、放送が終わったあとにスタッフさんと「ここもうちょっとこうしたらもっと良くなるかもしれないね」っていうことをお話ししたりしています。バラエティはすごく好きで、自分なりに学んできたものの、こういうやり方があってもいいんだっていう発見があったりするので、挑戦できる場を毎月いただけているのは楽しいですね。あの2時間は本当に自分を奮い立たせてくれます。

──最近ライヴを見ていても、ハシヤスメさんのMCがナチュラルに感じるようになったんですよね。会話の繋ぎとかも違和感がなくなって、奇をてらっているわけじゃないのにおもしろい感じがすごくいいなと思っていて。
ハシヤスメ : おお! ありがとうございます。でもそれで爆発力が足りなくなったって言われたらどうしよう。
──いや、そんなことはないと思いますよ。それこそBiSHの先輩にあたる(ファーストサマー)ウイカさんも、こういう活動をしてきた中でいま活躍されていたりしますし。
ハシヤスメ : そうですね。活動期間はずれていますけど、身近な先輩としてすごく活躍されている姿を見るのは憧れます。いまWACKっていっぱい後輩がいて、ただただ7年やってきただけだけど、びっくりするくらい後輩も増えて。
──いま、40人くらいいますもんね。
ハシヤスメ : 道玄坂43を組めるくらい増えてしまって。後輩と話すと、こんなにおもしろくて元気なのにまだ世に出てない子っていうのがたくさんいて。自分がバラエティとかに出るのをきっかけで後輩たちも感化されてくれたりとか、頑張ろうって思ってもらえたらいいなって思いながらひとりのときは頑張っていますね。
──そういう意味でBiSHはそれぞれのソロ活動の方向性も違うから、いろんな道があるんだよって提示できるのがすごいですね。
ハシヤスメ : ただグループでいたいっていう子ももちろんいるかもしれないけど、やっぱり人前に出たいっていうので入ってきた子が多いと思うので、私たちが道を作ってあげれたらいいなとは思いますね。
──なんか、すごい話ですね(笑)。
ハシヤスメ : いやー、本当にこんな話をするとは思わなかったんですけど(笑)。長くいると自然とそうなってくるんですよね。全然、自分のことでまだまだいっぱいいっぱいですし、ひとつミスると自分だけじゃなくて他の人にも迷惑かけてしまうとか、そういうプレッシャーもあるんですけど。好きなことやれてて楽しいですね。
