あふれる透明感と可能性を6曲にギュッとこめて──南端まいな、1stミニ・アルバムをリリース 

ソロ・シンガーの南端まいなが1stミニ・アルバム『Clarity』(クラリティ)をリリース。アイドル・グループ「アイドルネッサンス」解散から半年後の昨年8月に配信シングル「センチメートル」でリスタートを切ってから、年末にミニ・ワンマン、今年2月にバースデー・ライヴを開催し、5月にはマウントレーニアホール渋谷で初のワンマン・ライヴを予定している。動員も人気も確実に増やしている中リリースされた本作を、アイドル時代から南端に造詣の深い南波一海が紐ときます。


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REVIEW : 『Clarity』

1.(表現や思考の)明瞭さ、明晰さ。2.(音声や映像の)鮮やかさ、鮮明さ。3.(物の)透明さ、清澄さ。
アイドルネッサンスの解散から1年と1ヶ月を経て、遂にリリースされる南端まいなのデビュー・ミニ・アルバムには、そんな意味を持つ『Clarity』がタイトルに冠されている。本作を表現するのにこれ以上の相応しい言葉は見当たらないのではないか。彼女の歌を聴き込むほどにそう思う。どこまでも明瞭で、鮮やかで、透き通るような魅力に満ちている。

ひとつずつ聴いていこう。「センチメートル」は南端のソロ・デビュー曲として昨年の8月に配信リリースされたもので、ロックバンドseven oopsのカヴァー。原曲のセンチメンタルな雰囲気を残しながら(要所でオリジナル・ヴァージョンのアレンジを生かしている)、楽曲の持つ“蒼さ”がより際立つエモーショナルなギター・サウンドに仕上げている。もともとは、近しい存在だが恋人になれない距離感を“センチメートル”と表現した恋愛(未満)の楽曲だが、南端がレコーディングした当時は先のことがほぼ白紙状態だったことを考えると、歌と、再び歌に向き合おうとする彼女との関係を描いたものであるようにも思えてくる。歌詞にある“変わりゆく世界”で“ためらう足が踏み出すタイミングをはかっている”のは、自分にとって未知の世界を切り拓こうとする直前の揺らぎを美しく切り取ったもので、デビュー作の1曲目以外には考えられないナンバーだろう。


南端まいな『センチメートル』MV Full ver.

2曲目は「言えなかったサンキュー」。昨年10月に披露された初のオリジナル曲。歌詞世界の時系列的にも「センチメートル」のあとの段階といった趣で、過去の気持ちに整理をつけて次へと進むポジティヴな意志が示されている。“うまく言えなかったサンキュー”“今なら言えるよサンキュー”と明るく歌う曲だが、明るさ一辺倒ではなく、Cメロでは“坂の途中(中略)なぜだろう? 涙 溢れたんだ”と切なさも滲ませる。

続く「Cherry moon」は、個人的には90年代R&Bテイストを感じる…… というか、シャニース「アイ・ラヴ・ユア・スマイル」を思い起こしたポップなナンバー。歌詞は大人っぽくもガーリーな雰囲気を帯びていて、ささやかな恋の始まりとその駆け引きを描いている。

アコースティック・ギターのフィンガー・ピッキングで静謐に幕を開ける「Reach the sky」。穏やかな休日の一幕を綴ったもの。おおらかで伸び伸びとしたサビを聴いていると、地声とファルセットの狭間にあるミックスボイスは南端の歌を特徴づける大きなチャームポイントなのだなとつくづく思う。複数のメンバーでひとつの歌を成立させていくグループ時代とは異なり、ひとりの表現の機微をじっくりと感じ取ることができるのはソロならではの醍醐味だ。

「Always the sun」は軽快なサマー・ソング。曲名の通り、太陽に関する言葉が幾度となく登場し、“濡れていたTシャツもすぐに乾いてゆく”くらいの季節なのに、ヴォーカルは徹頭徹尾清涼感に溢れており、まるで暑苦しくならない。

ラストは「青い風」。6曲中で最もビートの立ったスケールの大きなダンス・ナンバー。本作に通底するテーマである、未来への決意を総括するような歌詞が刻まれており、南端は言葉の強度に負けじと力強い歌唱でアルバムをきっちりと締め括ってみせる。ちなみに本作は全編に渡ってコーラスも聴きどころ。彼女はグループ在籍時代、コーラス・パートの多くを担うようになってから歌の才能を飛躍的に伸ばしていったという背景があるのだ。ハモを重ねるのがひじょうに巧いのである。

かくして『Clarity』は、シンガー・南端まいなの現在を伝えるとともに、彼女の持つ可能性のさまざまな側面を見せてくれる作品となった。しかし、欲を言わせてもらうと、6曲じゃ足りない! 気の早い話だけれど、もっとたくさんの曲を聴きたいと思うのだ。きっとみなさんにも同意していただけるんじゃないかなと思っています。(text by 南波一海)


DISCOGRAPHY

LIVE SCHEDULE

『Clarity』リリース・イベント

2019年3月26日(火)@タワーレコード新宿7階イベントスペース 19:00〜
2019年3月27日(水)@渋谷マルイ 19:00〜
2019年3月28日(木)@タワーレコード渋谷5階イベントスペース 20:30〜
2019年3月29日(金)@HMVエソラ池袋 19:30〜
2019年3月30日(土)@相模大野ステーションスクエア 13:00〜/15:30〜
2019年3月31日(日)@HMV大宮アルシェ 17:30〜

南端まいな ワンマンライブ〜Firsts〜

2019年5月1日(水・祝)@Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
昼公演 開場14:00 開演14:30
夜公演 開場18:00 開演18:30
各公演 前売3,000円 (1D別)
チケットぴあ、ローソンチケット、e+にて発売中


PROFILE

南端まいな

2018年2月に解散したアイドルグループ「アイドルネッサンス」のメンバーとして2014年5月にデビュー、約4年に渡り活動。Zepp DiverCity TOKYO、ディファ有明でのワンマンライブを成功させ、CD、配信合わせて15作のシングル、1作のミニアルバム、2作のアルバムをリリース。
2018年8月、配信シングル「センチメートル」をリリースし本格的に活動を再開。ラグビーをこよなく愛する19歳。

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