2019/03/22 00:00

ファンク、ソウルの魅力が凝縮! フィロソフィーのダンス、『エクセルシオール』ハイレゾ配信開始

左から、十束おとは、日向ハル、奥津マリリ、佐藤まりあ

4人組のアイドル・ユニット、フィロのスことフィロソフィーのダンスが3枚目となる最新アルバム『エクセルシオール』を配信先行でリリース(CDリリースは4月)。OTOTOYでも、ついに、ついに…旧譜を含めた一挙配信がスタート!これを記念して、デビュー当時から親交があり、アルバムではライナーノーツも執筆している音楽評論家・宗像明将による〈ヒストリー &『エクセルシオール』とは〉、そして、メンバーが選んだ〈『エクセルシオール』私の推し曲!〉で彼女たちの魅力をお届けします。


アルバム「エクセルシオール」ティーザー映像
アルバム「エクセルシオール」ティーザー映像

アイドル・グループであると同時に強力なヴォーカル・グループ

2019年1月4日に放送された日本テレビ系「バズリズム02」の「これはバズるぞ2019」と題されたコーナで、21位にランクインしたのがフィロソフィーのダンス。アイドルとしては最高位だった。また、3月6日に放送されたテレビ東京系「THEカラオケ★バトル」には、メンバーの日向ハルが出演。さらに、4月10日からはテレビ朝日で初の冠番組「フィロのス亭」がスタートするなど、地上波テレビ番組で軒並み大注目されているアイドル・グループがフィロソフィーのダンスだ。

フィロソフィーのダンスは、2015年に結成されたグループ。奥津マリリ、佐藤まりあ、十束おとは、日向ハルの4人組だ。氣志團、ナンバーガール、Base Ball Bear、相対性理論などを世に送りだした加茂啓太郎がプロデュースを担当している。

彼女たちの特徴は、なんといってもファンク、ソウルなどのブラック・ミュージックに根ざした音楽性だ。すべての編曲を宮野弦士が担当している。また、ヤマモトショウが書く、哲学的な背景を持つ歌詞もポイントだ。

そして、フィロソフィーのダンスというグループの核心は、ファンクをはじめとするブラック・ミュージックを"歌いこなす"ところにある。フィロソフィーのダンスは、アイドル・グループであると同時に強力なヴォーカル・グループでもあり、J-POPシーン全体に置いても歌がうまい。

3月22日に配信が開始され、4月5日にCDが発売されるサード・アルバム『エクセルシオール』には、ジェームス・ブラウンも墓から起きあがるような濃厚なファンク・ナンバー「バイタル・テンプテーション」も収録されており、4人がそれぞれの声質で歌いこなしている。ヴォーカル・スタイルは必ずしもブラック・ミュージックのマナーではないところが、フィロソフィーのダンスの面白さだ。音楽的な時代性も60年代から90年代、そして現代まで幅広い。アシッド・ジャズもあれば、シティ・ポップもハウスもR&Bもある。

『エクセルシオール』には、2018年にオリコン週間シングル・ランキングで7位を獲得した「イッツ・マイ・ターン/ライブ・ライフ」も収録されている。「ライブ・ライフ」で歌われているのは「生きる」ことだ。ブラック・ミュージックを通して「生」を体感させてくれる稀有なグループがフィロソフィーのダンスであり、「エクセルシオール」にはその魅力が凝縮されているのだ。(text by 宗像明将)

フィロソフィーのダンス/ライブ・ライフ、ライブ・アット・品川ステラボール
フィロソフィーのダンス/ライブ・ライフ、ライブ・アット・品川ステラボール

メンバーが選ぶ〈『エクセルシオール』私の推し曲!〉

奥津マリリ

私の推し曲は「ヒューリスティック・シティ」です!
平成にサヨナラを告げる、という今だからこその、このテーマ。
"さよならを好きだって言えるうちに次の時代いきましょう 私が覚えておくから今を"解散や活休脱退が続くアイドル界、私達がしっかりと時代を歩み作っていくぞ、という気持ちがこの曲を歌っているうちに芽生えてきました。
"さよなら"という歌詞はフィロソフィーのダンスにこれまで出てこなかったワードなのですが、寂しいし切ないけれど、悲しくはない。私達らしい前向きな曲です。
一番最初のサビは私1人で、この曲の世界観に惹き込むパートだと思うので、魂を込めて歌っています。いつも少し泣きそうになる。
そしてダンスでは街で人々が出会ったり別れたりすれ違ったり、目は合わせていないけれど、同じ時を生きていて、巡り会って触れ合った手の先にしっかりと体温を感じるように。ということを考えながら踊っています。
そんな振り付けにも注目していただきたいなと思います!
MVもこの4人がこの時代に共に生きたことが嬉しくなるような切な尊い映像になっていると思うので、是非ご覧下さい!

フィロソフィーのダンス/ヒューリスティック・シティ、ミュージック・ビデオ
フィロソフィーのダンス/ヒューリスティック・シティ、ミュージック・ビデオ

佐藤まりあ

ニューアルバム『エクセルシオール』の推し曲は「イッツ・マイ・ターン」です。フィロソフィーのダンスの数ある楽曲の中で3本の指に入るくらいすきな曲です。2018年6月に行った恵比寿LIQUIDROOMでのワンマン・ライヴで初披露、同じ年の12月に行った品川ステラボールでのワンマン・ライヴで1曲目に歌った曲です。夏フェスの大きなステージでも必ずと言っていいほど1曲目に歌ってきました。イッツ・マイ・ターンは”始まり”にふさわしい曲です。

この曲のダンス、コミカルに見えて体力消費がとても激しいんです。足をバタバタさせたり移動が多かったり跳ねてたり。踊っていて楽しいけど気合いも必要。

フィロソフィーのダンス/イッツ・マイ・ターン(ミュージック・ビデオ)
フィロソフィーのダンス/イッツ・マイ・ターン(ミュージック・ビデオ)

歌割りはフィロソフィーのダンスではよくあるユニゾン少なめですが4人がコロコロ細かく入れ替わっていくところは新鮮かなと思います。
レコーディングではわたしがこの曲のハモリやコーラスを担当しました。シングルになる大切な曲のコーラスを任されたことは歌への自信に繋がりました。特徴がないシンプルな歌声だからこそメンバー全員と混ざり合えるんじゃないかな? と。あとはいつもよりクールにさっぱりと歌うことを意識しました。

日向ハル

私のオススメする曲は「ライブ・ライフ」です。
初めてバンド・セットでライヴをしたLIQUIDROOMで発表したんですが、リハーサル期間は毎日朝から練習して空き時間にコンビニ飯をパパッと食べて夜遅くまで練習して寝るまで復習して… っていう生活を繰り返してたから本番前2週間ぐらいの記憶が全然なくて。コンビニに行ってももう食べたい物がないし(笑)、食欲もないし、みんなが初めての壁を越えるのに必死で正直その時は辛かったけど、本当にこのグループの為だけに生きてるような時間だったなって、今思うと幸せな思い出です。それが全部詰まってるのがこの曲のMV。
そしてみんなも作品を見ると切なくなったり共感したり色んな形で心が動くと思うんですけど、今の私は表現する上で結局「楽しい!」という感情がいちばん好きだなって気付いて。難しいことは分かんなくっても自然に踊り出しちゃう、何かを好きな理由なんてそれだけでじゅうぶんなはずだから、歌うのって楽しい! って初めて思った時の気持ちをこれからも忘れずにいたいなって思えるこの曲を選びました。

フィロソフィーのダンス/ライブ・ライフ
フィロソフィーのダンス/ライブ・ライフ

十束おとは

「フリー・ユア・フェスタ」です。
今回初めて"ハウス"というジャンルに挑戦し、まさに〈エクセルシオール〉な1曲になっています!
元々は夏フェスに向けて作った曲で、曲調・歌詞・ダンス全てが"東京の夏の夜景をバックにクールに踊る"をテーマに作られています。
歌割りは1Bと2サビを担当しているのですが、その2つの音程差が史上最高で、レコーディングでは編曲の宮野さんとたくさん相談して臨んだ1曲なのでぜひ聴いていただきたいです。

旧譜も一挙配信開始!

LIVE SCHEDULE

Bandwagon Vol.1

2019年4月16日(火)@梅田CLUB QUATTRO
2019年4月17日(水)@名古屋CLUB QUATTRO
2019年4月23日(火)@渋谷CLUB QUATTRO(SOLD OUT)


PROFILE

フィロソフィーのダンス

2015年、コンテンポラリーなファンク、R&B、哲学的な背景を持つ歌詞をアイドルに歌わせるというコンセプトの元、氣志團、ナンバーガール、ベースボールベアー、相対性理論などを手がけた加茂啓太郎がオーディションとスカウトでメンバーを集め結成。

2016年には早くも東京アイドル・フェスティバル、@JAMという2大アイドル・フェスティバルに出演。同年11月20日には原宿アストロ・ホールで初のワンマン・ライブを行う。同月23日にファースト・アルバム「Funky but Chic」をリリースする。ライムスター宇多丸、マーティー・フリードマン、平成ノブシコブシの徳井健太などから絶賛された。

2017年3月渋谷WWW、同年7月新宿BLAZEでのワンマン・ライブをソールドアウトさせる。同年11月セカンド・アルバム「The Founder」をリリース。オリコンウィークリー・チャートで35位となる。また収録曲「ダンス・ファウンダー」はSpotifyのバイラル・チャートでアイドルとしては初めて1位となる。

2018年2月シングル「ダンス・ファウンダー(リ・ボーカル&シングル・ミックス)」をリリース、オリコン・ウィークリー・アルバム・チャート33位となる。同月callmeとの2マン・ツアー「レッツ・スティック・トゥギャザー」を東名阪で開催した。

6月16日に恵比寿リキッド・ルームで初のバンドセットでのワンマン・ライブを開催する。この日のライブを1流ミュージシャンにサポートしてもらいDVD化するために行ったクラウド・ファンディングは目標金額の300万を一晩でクリアーし現在460万(3月9日現在)を集めている。

>>オフィシャル HP

この記事の筆者
宗像 明将

音楽評論家/ジャーナリスト/イベントMC。著書「渡辺淳之介 アイドルをクリエイトする」発売中。 http://amazon.co.jp/dp/4309920853/ Yahoo!ニュース個人 https://news.yahoo.co.jp/byline/munekataakimasa/

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