2018/11/16 00:00

「僕のロッキンな側面をフィーチャーした作品」TeddyLoid、2作連続リリース第1弾アルバムをリリース

TeddyLoid

TeddyLoidが最新アルバム『SILENT PLANET: RELOADED』をリリースした。今回はアルバム・レヴューに加え、本人へのインタヴューを敢行。前回、独占掲載のロング・トークに引き続き、大ボリュームの内容に。アルバム・タイトルの「RELOADED= 再装填」があらわす意味を、文章と楽曲から深く感じていただけるはずだ。

ハイレゾ配信開始!

REVIEW & INTERVIEW : TeddyLoid

国内外の様々なアーティストへのプロデュース、リミックス・ワークの他、世界を舞台にDJとしても活躍するTeddyLoid。彼が最新アルバム『SILENT PLANET: RELOADED』を完成させた。

この作品は、豪華ゲストとともに感情が禁止された惑星を音楽の力で解放する様子を描いた2015年のアルバム『SILENT PLANET』と、そこから派生したEPシリーズ『SILENT PLANET 2 EP』に続く、シリーズの集大成的な2枚の最新アルバムのひとつ。『ダブステップ』をテーマとした激しいベース・ミュージックとMCによるラップを中心にまとめた本作が11月16日にリリースされ、続いてエレクトロ~EDMを基調にしたよりポップな歌モノを多数収録した『SILENT PLANET:INFINITY』が11月28日にリリースされる。異なる2枚のアルバムで、『SILENT PLANET』を通じて描かれてきた物語がついに最終章を迎える。

中でもこの『SILENT PLANET: RELOADED』は、『SILENT PLANET』の楽曲を大胆に解体して新ゲストなどを加えた楽曲群に、新たなコレボレーションとなる新曲を加えた全13曲で、TeddyLoidサウンドの凶暴な側面が楽しめる作品だ。タイトルに「(RELOADED)」と冠されたリアレンジ曲も新作と言えるほど大きく変化しているため、感覚的には全曲新曲と言っていい。

TeddyLoid - SILENT PLANET: RELOADED Teaser Trailer
TeddyLoid - SILENT PLANET: RELOADED Teaser Trailer

ハリウッド映画の続編を思わせる「RELOADED」というタイトル通り、1曲目「Reloaded (Intro)」では映画音楽を思わせる壮大なシンセを使ったイントロが鳴り響き、2曲目「Guardians of the Universe feat. Virtual Riot」では、〈Disciple Recordings〉を中心に、スクリレックスの〈OWSLA〉や〈Nest HQ〉周辺でも活動するLAの次世代ベース・ミュージック・シーンの雄、ヴァーチャル・ライオットを招集。続く「Bring It Back feat. TRIΔNGLE」では、LA在住のTRIΔNGLE とともにBurialらを世に送り出した英ハイパーダブの総帥・Kode9の「9 Samurai」を現代風にアップデートしたような楽曲を制作。一方3曲目「Two Dawgz and The Ape feat. Paloalto & SALU」では、日韓の気鋭ラッパー、SALUとPaloaltoとのタッグが実現。ともに愛犬家のTeddyLoidとPaloalto、そしてSALUの3人を「Two Dawgz and The Ape(=2匹の犬と猿)」になぞらえ、「犬猿の仲を越えていこう。俺たちの世代で変えよう」と3人の個性が共鳴する。

また、2015年の『SILENT PLANET』の収録曲も大きく姿を変えている。たとえば「Break The Doors (RELOADED) feat. アイナ・ジ・エンド (BiSH)」は、トラップビートと激しいギター・サウンドに乗ってアイナ・ジ・エンドがラップしていた原曲に対して、漆黒のウォブルベースがのたうちまわるようなサウンドに変貌。「Vibraskool (RELOADED) feat. 近田春夫 (Professor Drugstore a.k.a. President BPM) & tofubeats」や「Shout It Out (RELOADED) feat. Kダブシャイン」も、最新ダブステップ・サウンンドを基調に新たな表情に生まれ変わっている。「ダイスキ (RELOADED) feat. DAOKO」は、「ダイスキ feat. DAOKO」のアンサーソングとして『SILENT PLANET 2 EP vol.3 HAL by TeddyLoid』に収録された「ダイキライ feat. ちゃんみな」に対する、更なるアンサーソングのようなアグレッシブな楽曲だ。

また、終盤にはTeddyLoidのトラックメイカーとしての魅力を伝えるインストゥルメンタルなビート・ミュージックも収録。中でも9曲目「Venom」は、EDM以降のダブステップとテクノ/ハウス的な四つ打ちのビートとを掛け合わせた新鮮なサウンドになっている。

TeddyLoid - You Made Me feat. ちゃんみな
TeddyLoid - You Made Me feat. ちゃんみな

アルバムはインタールード「TL will return (Interlude)」を挟んで、今回の作品で唯一ダブステップではない、トラップと80年代のヘヴィメタルを掛け合わせた新曲「You Made Me feat. ちゃんみな」で幕を閉じる。この楽曲はマーヴェル映画のエンドロールで流れる次回予告のように、『SILENT PLANET:INFINITY』へと物語を繋ぐ楽曲になっている。

全編を聴いて感じられるのは、TeddyLoidの幅広い音楽知識と、それを楽曲に落とし込む高い技術。全編はダブステップとラップの融合で構成されつつも、同時に各楽曲にひとつとして同じビートはなく、むしろ曲ごとにインダストリアル、テクノ/ハウス、ロックやヘヴィメタル、トラップなどと融合した多彩なビートが溢れ出す。ひとつのジャンルに分類できないハイブリッドな雰囲気は、スクリレックスの〈OWSLA〉を筆頭にしたLAのベース・ミュージックや、San HoloのBitbirdを筆頭にした最新のフューチャーベースなど、世界的なDTMシーンの最先端に通じるものだ。新たな仲間が加わって広がりを見せる作品の世界観からは、『SILENT PALNET』シリーズの最終決戦がはじまる高揚感も臨場感たっぷりに伝わってくる。果たして、この作品はどんな風に制作されたのか。TeddyLoidに聞いた。

インタヴュー&文 : 杉山仁
撮影 : 作永裕範

作品を作っていくにあたって、ストーリーもどんどん展開させました

──今回の『SILENT PLANET: RELOADED』もそうですが、Teddyさんの作品にはいつも壮大な設定やストーリーが用意されていますね。これはなぜなのでしょう?

TeddyLoid : 僕は1stアルバムの『BLACK MOON RISING』、2ndの『SILENT PLANET』共に連続するストーリーを設定していて、『魔女の宅急便』を手掛けられている佐竹美保さんに挿絵を添えてもらいました。毎回ストーリー仕立てのコンセプト・アルバムとして続けているのは、僕が影響を受けてきたアーティストからのインスパイアです。僕が最も影響を受けたダフトパンクには「スタジオの爆発事故によってアンドロイドになった」という設定があるし、00年代後半のフレンチエレクトロの中でジャスティスとともに好きだったカビンスキーにも「F1のレース中に事故が起こって一度は死んだ彼が、12インチを手にゾンビになって甦った」というストーリーがあって。そんな風に、当時のフレンチエレクトロのアーティストには、何かしら設定を設けて活動する人たちが多かったんです。僕もそれに影響を受けて、TeddyLoidというプロジェクトをはじめました。

──そもそもの話、昔から物語や設定が好きな人だったんですか?

TeddyLoid : 僕はもともと、映画や小説、アニメにかなり影響を受けているんですよ。音楽をはじめたときも、音楽そのものに影響を受けて「こんな曲を作ろう」と思ったわけではなくて、そこに至るまでの過程が好きでした。「こういう小説を読んだから、こんな作品を作ろう」「こういう映画を観たから、こんな曲を作ろう」という感覚で。何かストーリーを見て「自分だったらこういう音をつけるぞ」という方法で音作りをすることが多かったんです。

──2015年の『SILENT PLANET』がリリースされてから今回の2作品ができるまでにも、『SILENT PLANET』の物語はどんどん広がっていった印象でした。

TeddyLoid : そうですね。作品を作っていくにあたって、ストーリーもどんどん展開させました。そして今回のストーリーは「『SILENT PLANET』に新たな危機が発生して、これまで参加してくれた仲間や新しい仲間がふたたび集結する」というものになっているんです。前作にあたる『SILENT PLANET』は色んなゲストの方に集まってもらった壮大な作品で、続く『SILENT PLANET 2 EP』シリーズでは新たな出会いも経験して。そこでもう一度、『SILENT PLANET』の楽曲に光を当てたいと思ったんです。ここ数年、僕は毎月のように海外の色んな場所でDJをさせてもらうようになっているんですけど、そのとき、特に影響を受けたのが、LAの新しいダブステップ/EDMのシーンでした。そこで最初に考えたのが、「ロックとヒップホップとダブステップをひとつにするようなアルバムをつくる」ということでした。

──LA発の新しいベース・ミュージックというと、スクリレックスもかかわっているLAの新興メディア、Nest HQなどで紹介されているアーティストたちですね。今回の『SILENT PLANET: RELOADED』には、その周辺からヴァーチャル・ライオットも参加しています。

TeddyLoid : 彼とはDJをするために向かったLAで初めて会って、一緒にスタジオでセッションすることが出来ました。そのセッション曲が今回収録されている「Guardians of the Universe feat. Virtual Riot」として仕上がったんです。LAで彼のスタジオに行って、その曲のつくり方や工程、アイディア……すべてにカルチャー・ショックを受けました。僕も曲を作るのは速いほうですけど、彼はもっと速くて、膝の上にPCを置いて、喋りながら「こんなドロップはどう?」とどんどん曲を作っていくんです。今年やったセッションの中でも一番衝撃を受けたし、自分が成長するきっかけにもなった経験でした。その曲ができたときに、「『RELOADED』はこんなサウンドのアルバムにしよう」という土台の部分が出来上がっていった感じでした。思い切って全編タブステップにしようと決めるきっかけになって。

──そのセッションでアルバムの方向性が定まっていった、と。とはいえ、最初は『RELOADED』と『INFINITY』を1枚の作品にしようと思っていたそうですね?

TeddyLoid : 最初はそうでした。でも、ヴァーチャル・ライオットと出会って最新のダブステップへの興味が湧きあがってきた結果、僕が好きな他の要素もバランスよく加えてひとつのアルバムにまとめることが、難しくなってしまったんです(笑)。それで、1枚はあくまでダブステップを基調とした最新のベース・ミュージック中心のアルバムにして、それとは違う要素を、続いてリリースされる『SILENT PLANET:INFINITY』にまとめることにしました。

──Teddyさんの場合、最新のクラブ・ミュージックだけでなく、ポップ・ミュージックやアニメ、ゲームにまでまたがっているだけに、1枚では自分を表現しきれなかったんですね。

TeddyLoid : 僕の音楽を聴いてくれている人の中には、アニメやゲームが好きで、僕のベース・ミュージックのプロデューサーとしての側面を知らない人もいるし、それは逆もしかりです。そこで、今回は2枚の作品を同時に出すことで、その両方の人たちを繋ぎたいと思ったんですよ。

実は音楽を作っていて苦労することは全然ない

──では、『RELOADED』の収録曲について詳しく話を聞かせてください。ヴァーチャル・ライオットとの出会いを経て、その後どんな風に作品が広がっていったんでしょう?

TeddyLoid : 『SILENT PLANET』を聴き返してみたときに、コラボレイターとして多かったのがラッパーの人たちで。その曲を「リローデッドする=再充填する」にあたって、ただリアレンジするのではなくて、新たなゲストを加えたり、新たな要素を追加して、2018年版のまったく新しい曲としてリメイクしようと思いました。たとえば、アイナちゃんとの「Break The Doors (RELOADED) feat. アイナ・ジ・エンド (BiSH)」は、もともと彼女とKダブシャインさんが参加した曲だったものを、彼女のソロ曲にしました。5曲目の「Lion Rebels (RELOADED) feat. JUN 4 SHOT from FIRE BALL & N∀OKI, NOBUYA & KAZUOMI from ROTTENGRAFFTY」は、2015年の『SILENT PLANET』の時点でもやりたいと思っていたトラック展開です。この曲は僕が指定したバースが長かったので、声を入れてもらってから「こことここを切って繋げたら、別の面白いものができるかもしれない」とアイディアが浮かんでいました。歌詞を自分で考えるラッパーやシンガーの声を切るのは勇気のいることですけど、JUN 4 SHOTさんも完成形を聴いて「Teddy、やるな」と言ってくれたので嬉しかったですね。音源自体は3年前のものなので、ただ切り貼りするだけではなく、高さを変えたり、ゲストの人数を増やしたりと、完全な新曲になるよう作業していきました。

──「まったく別の新曲に聞こえる」というのは、今回の『SILENT PLANET: RELOADED』『SILENT PLANET:INFINITY』の大きな特徴ですね。どれもまったく違う曲に変化していると思います。

TeddyLoid : そうですね。「Shout It Out (RELOADED) feat. Kダブシャイン」は、オリジナル版を作ったときに僕が初めて聴いたラッパー=Kダブシャインさんにラップしてもらったことが大きな経験になったので、今度はKダブさんのソロとして形にしたいと思った曲です。Kダブさんのラップを切り刻んでフックにしたりと、新しい要素を加えていきました。これは『RELOADED』で追求したダブステップの中でも、かなり新しい要素を加えた曲です。

──EDM以降のダブステップに、テクノ/ハウス的な要素がブレンドされていますね。

TeddyLoid : そうなんです。四つ打ちの要素が加わって、縦ノリのドロップになっている曲です。

──こうした新しいサウンドは、それこそバーチャル・ライオットや彼らの周辺の音楽シーンからもどんどん生まれている印象です。Teddyさんが彼以外に好きな人と言うと?

TeddyLoid : たとえば、彼が所属している〈Disciple〉のアーティストは、オーナーの12th Planetも含めて、みんなすごいと思います。現地では、〈OWSLA〉のアルヴィン・リスクにも会いました。彼らはみんな、LAのダウンタウンの倉庫街にスタジオを持っているんですよ。その近くをスクリレックスが犬を連れて歩いていたりもして(笑)。その雰囲気は、実際に現地に行かないと分からなかったことで、インターネット上の繋がりとはまた違ったものでした。

僕のロッキンな側面をフィーチャーした作品

──『RELOADED』の中で、作業していて苦労した曲はありますか?

TeddyLoid : 僕の場合、実は音楽を作っていて苦労することは全然ないんですよ……。ただ、ゲストがいない「Venom」は、海外でDJをしているときに「自分のオリジナルのダブステップ曲が必要だ」と感じて、日本発の新しいダブステップを生み出そうと挑戦した曲でした。バーチャル・ライオットにも聴かせたんですけど、「聴いたことがないドロップだ」と驚いてくれていましたね。今のベース・ミュージックは、新しい音を生み出したアーティストが勝ちあがるゲームのようになっていて、僕も自分が思う新しい要素の集大成として「Venom」を作った感じです。そもそも、仲間とともに音楽を解放する=コラボレーションを大切にする『SILENT PLANET』シリーズを3年続けたので、ここ数年は独りで仕上げるフロア向けのインスト曲を作る機会が少なかったんですよ。それもあってできた曲ですね。

──原曲よりも激しい雰囲気に変化した10曲目「ダイスキ (RELOADED) feat. DAOKO」はどうでしょう?

TeddyLoid : この曲は最初にエレクトロニックなビルドアップがあって、途中でいきなり生ドラムやギターが加わって、またもとに戻るという特殊な曲で。ヘッドバンギングしてほしいと思って作りました。次の「Just Gone」もそういう曲ですね。

──そしてもちろん、完全新曲として収録された曲もバリエーションに富んでいます。日韓でのコラボ曲「Two Dawgz and The Ape feat. Paloalto & SALU」や、インタールードで本編が終わったあとに登場するラスト曲「You Made Me feat. ちゃんみな」はどうですか?

TeddyLoid : SALUくんとPaloaltoさんとの「Two Dawgz and The Ape feat. Paloalto & SALU」は、新曲とあってかなり思い入れのある曲になりました。そして、サウンド面でもこのアルバムの中で最も新しいチャレンジになったのが、ちゃんみなちゃんとの「You Made Me feat. ちゃんみな」ですね。僕は小さい頃からロカビリーが好きだったし、ジャスティスを通してヘヴィメタルも好きになって、同時にトラップも好きなので、それを合わせてひとつの曲にしました。

──ヘヴィメタルに影響を受けた初期のジャスティスとトラップのサウンドに、同じ悪さや強烈なエナジーのようなものを感じたのかもしれませんね。

TeddyLoid : まさにそうですね。それもあって、「You Made Me」はヘヴィメタルとトラップを掛け合わせたサウンドにしたいと思ったんです。そのうえで、サビはギターとベースとちゃんみなちゃんの歌が際立つ、歌い上げるタイプのものにしていきました。

──「ヘヴィなサウンド」と言っても色々な種類があるわけですが、この『RELOADED』には様々なバリエーションのヘヴィな音が収められていて、曲によって、次々にビートや影響を受けた音楽要素が変わっていくのがとても印象的でした。

TeddyLoid : ギター・サウンドひとつにしても、実は色んなジャンルのものが加えられているんですよ。たとえば、KOHHくんに提供した「Die Young」はデスコアのようなギター・サウンドで、そのリミックスとして『SILENT PLANET 2 EP Vol.1 feat. KOHH』に収録した「Die Younger」はもっとUSメジャー・ロック風のサウンドになりました。今回の「You Made Me」は、サウンド的には直球のヘヴィメタルですね。しかも僕の場合、そのサウンドをPCで作っているというところが肝なんです。「『You Made Me』のギターって誰が弾いてるんですか?」と聞かれることが多いですけど、これは僕がPCで打ち込んだものなんですよ。

──つまり、ギタリストがギターを弾くように、DTMがTeddyさんの楽器だということですね。バーチャル・ライオットとの制作の話にもつながることかもしれません。

TeddyLoid : その通りですね。今回の『SILENT PLANET: RELOADED』は、最新のダブステップやトラップ、ヒップホップ、そしてロックの要素を加えることで、僕のロッキンな側面をフィーチャーした作品になりました。『SILENT PLANET:INFINITY』と合わせて聴いてもらえれば、僕の色んな側面とレンジが伝わると思うし、同時にこの作品をきっかけに、3年間続けてきた『SILENT PLANET』シリーズの他の楽曲達にも触れてほしいと思っています。


ロング・トーク独占掲載

新作2作連続リリース記念、TeddyLoidが語るスタートとキャリア

https://ototoy.jp/feature/2018101777

DISCOGRAPHY


PROFILE

TeddyLoid

音楽プロデューサー / DJアーティスト。1989年8月23日生まれ。18歳でMIYAVIのメインDJ / サウンドプロデューサーとして13カ国を巡るワールドツアーに同行し、2010年には☆Taku Takahashi(block.fm / m-flo)と共にTVアニメ『Panty & Stocking with Garterbelt』のサウンドトラックを担当。翌2011年には柴咲コウ、DECO*27とともにgalaxias!を結成しアルバムを発表。2013年のももいろクローバーZ「Neo STARGATE」のサウンドプロデュースし、その後キングレコードEVIL LINE RECORDSより同グループ初の公式リミックス・アルバム、『Re:MOMOIRO CLOVER Z』を手掛ける。2014年9月には同レーベルより1stアルバム『BLACK MOON RISING』を発表し、ソロ・アーティストとしてメジャー・デビュー。2015年12月には中田ヤスタカ(CAPSULE)、HISASHI(GLAY)、小室哲哉、志磨遼平(ドレスコーズ)、佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)他豪華ゲストを迎えた2ndアルバムとなるコラボレーション作品『SILENT PLANET』をリリース。2016年にはKOHH、ボンジュール鈴木、ちゃんみな、アイナ・ジ・エンド(BiSH)、Kダブシャインらを迎え、アルバムの続編となる『SILENT PLANET 2 EP』の配信リリースをスタート。プロデューサー、リミキサーとしては、ゆず、the GazettE、KOHH、HIKAKIN & SEIKIN、Crossfaith、米良美一等、多岐にわたるアーティストを手掛けている他、『アニメ(ーター)見本市』中の吉崎響監督作品『ME!ME!ME!』、学校法人・専門学校 HALの2016年度TVCM「嫌い、でも、好き」篇の音楽をDAOKOと共に担当。その他、PlayStation®4の新作ソフト「Destiny 2」のプロモーションムービー『Destiny 2 Live Action Dance Trailer "Freestyle Playground”』、SONYの『EXTRA BASS』シリーズ、宮本亜門演出のWRECKING CREW ORCHESTRA新作公演『SUPERLOSERZ SAVE THE EARTH 負け犬は世界を救う』等、CM音楽、舞台、ゲームのサウンドトラックも多数手掛けている。また、RADWIMPS、BABYMETAL、ONE OKE ROCK、ピコ太郎に並び、2016年度の海外のSpotifyで最も再生された日本のアーティスト5組に選出され、2017〜2018年には4カ国13都市に及ぶワールドツアーを敢行し、海外でも大きな反響を呼んでいる。

>>オフィシャル HP

[インタヴュー] TeddyLoid

TOP