さまざまな青春のストーリーが描かれる初アルバム──tipToe.『magic hour』をハイレゾ配信
“みんなで青春しませんか?”というキャッチコピーとともに、メンバーでいられる期間が3年間という限られた時間での活動をコンセプトとするアイドル・グループ、tip Toe.。2016年に結成され、2017年6月に成瀬ゆゆかが卒業を発表、その後新メンバーの日野あみ、椋本真叶を加えて活動していた彼女たち。そんななか2018年3月、グループを卒業していた成瀬ゆゆかがグループに復帰、さらに初のフル・アルバムの『magic hour』リリースも決定した。今作は、恋愛を歌った「クリームソーダのゆううつ」や疾走感あふれるロック・チューン「ハートビート」など、彼女たちをとりまくさまざまな青春の物語を描いた作品に。OTOTOYでは今作の独占ハイレゾ配信をスタートするとともに、南波一海によるメンバー6人へのインタヴューを掲載します。
初のフル・アルバム、ハイレゾはOTOTOYだけ!
tipToe. / magic hour
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC
>>>ハイレゾとは?
【配信価格】
単曲 270円(税込) / アルバム 2,430円(税込)
【収録曲】
1. 特別じゃない私の物語
2. ひとりごと
3. ハッピーフレーバー
4. ビギナー
5. 僕たちは息をする
6. クリームソーダのゆううつ
7. ハートビート
8. かすみ草の花束を
9. 夢日和
INTERVIEW : tipToe.
「みんなで青春しませんか?」をコンセプトに掲げるアイドル・グループ、tipToe.(ティップトウ)。2017年6月にグループを卒業した成瀬ゆゆかが3月にカムバックを果たすというドラマがあり、新たに6人体制となった彼女たちがキャリア初のフル・アルバム『magic hour』を完成させた。これまでに発表してきた楽曲群の爽風とした魅力に加え、ロックのダイナミズムも獲得した本作は、2018年のシーンの重要作として記憶されることだろう。新たな体制になったグループの変化について、メンバー作詞曲を含むアルバムについて。OTOTOY初インタヴューをお送りする。
インタヴュー&文 : 南波一海
写真 : 三上信
みんな優しく受け入れてくれた
──まず、昨年6月に卒業した成瀬さんが復帰するというサプライズがありました。6人編成になった経緯からうかがっていきたいなと思います。
花咲なつみ(以下、花咲) : はじめは4人だったんですけど、ゆゆ(成瀬)が卒業したあとに新メンバーとしてふたり(椋本、日野)が入って、ゆゆが戻ってきて。
──成瀬さんが1度グループから離れたのは学業が理由でしたよね。
成瀬ゆゆか(以下、成瀬) : 学業の都合だったんですけど、1年経って、なんとかうまく両立できるようになったのが大前提の上で、このままじゃ終われないかなと思っていたのもあって、戻りたいなって。
──心残りがあったわけですね。その期間はtipToe.のことをどう思っていたのでしょうか。
成瀬 : 見ないようにしてました。気にしたくないけど気にしちゃって、ミュージックビデオを見て、ああ…… って思ったり。
──メンバーのみなさんは成瀬さんが戻ってくると決まったときにどんなことを思ったのでしょうか。
椋本真叶(以下、椋本) : 戻ってくるんじゃないかと思ってたんです。ゆゆかちゃん、「戻ってくるから」みたいに言ってなかったっけ?
日野あみ(以下、日野) : ラスト・ライヴの挨拶で「さよなら」じゃなくて「またね」って言ってた。だからティップではないのかもしれないけど、また会える機会があるのかなって。
椋本 : なので私は、それがいまなんだって思いました。びっくりはしましたけど、そこまでものすごい驚いたというわけでもなかったです。
花咲 : 戻ってくるかも、くらいは聞いてたんですけど、それが具体的にいつ頃とか、絶対に戻ってくるっていう感じでは聞いてなかったので、びっくりしました。
──なきにしもあらず、くらいの感じだったんですね。都塚さんはいかがでした?
都塚寧々(以下、都塚) : 同じです。
──右に同じ(笑)。三原さんはどうでしょう。
三原海(以下、三原) : 卒業してからは私が1番プライベートで会ってたんです。どこかに出かけたり、1ヶ月に1回くらいのペースで会ってたんですけど、本人の口から戻ろうか戻らないかみたいな話を聞いてたんです。私は戻ってきほしいなって言ったりしてて。だから戻ってくることが決まったときは嬉しかった。
成瀬 : この一連の流れはすべて私の勝手なわがままだったので申し訳ないなと思っていたんですけど、みんな優しく受け入れてくれて。嬉しく思ってます。
──6人になってみていかがですか? 物理的に多くなったのでステージングも変わってくると思うんです。
椋本 : 練習してるとき、鏡を見ながら「人多いね」みたいに言ってます。
三原 : ステージが小さいところだと、5人で縦一列になったときに結構ギリギリなんですよ。だから6人になるとどうなるんだろう?
椋本 : そういう面での不安は大きいかも。でも、そこまで違和感もなく。
花咲 : もともと一緒に練習してたしね。偶数になったけど、最初も偶数だったので。
三原 : 練習場所に鏡が4枚しかないんですよ。いままで4人だと余裕で入って、5人だとギリギリみたいな感じだったんですけど、6人になってからは全然見えなくなって。
椋本 : 全然見えない。
三原 : だから鏡をもう2枚増やしてほしい。
── 一面鏡張りの部屋で練習しているわけではないんですね。
椋本 : ただの部屋にただの鏡が4枚置いてあるだけです。
──そこは早急になんとかしてもらいましょう(笑)。
三原 : 端っこがまったく見えないから練習にならないんですよ。
椋本 : フォーメーション移動してやっと自分の姿が見れた、みたいな(笑)。
──ほかにも気になっていることを聞いていきますね。tipToe.は在籍できるのが3年間というコンセプトがあるじゃないですか。アルバム資料を見ると、プロフィールに残り時間が書いてあって。
花咲 : なんの資料ですか!?
──(資料を見せて)これです。花咲さんだったら「残り1年9ヶ月」って書いてありますよ。
花咲 : ホントだ。余命みたい!
椋本 : はじめて知った。
──実際、卒業してしまうんですか?
花咲 : プロデューサーしか知らない……。でも、3年だからどうとか残り短いからどうって考えたことはなくて、とりあえずいまできることをやるみたいな。
椋本 : 先のことを考えてる余裕があんまりない。
──日々いろいろあるので、先のことは気にしてないと。この件はもう少し近づいたら聞いてみたいですね。
いまはどうしたらいいんだろうってなることも多いです
──それから、素朴な疑問なんですけど、普段はメンバー同士で結構話すんですよね。かなり静かなイメージがあるので。
日野 : ごく普通の会話をしてますよ。つみちゃん(花咲)は最近、Twitterでかわいい動物の動画をよく見せてきます。かわいいでしょ、みたいな感じで。
──仲はいい?
花咲 : いいですよ。絶対怪しまれてる(笑)。ステージに立ったときとかこういうインタビューでは、いつもと全然違う感じになるんです。
三原 : コンセプトががっつりしすぎてて、これ言っちゃいけないのかなとか考えたりすると、なにが正解でなにがダメなのかがわからなくて。あとで注意されるのはイヤなんですよ。だから躊躇しちゃう。清楚、青春、みたいなコンセプトだから、あんまりリアリティを出しちゃうとファンの人を傷つけてしまうのではないかとか思っちゃって、言葉を選んでしまう。
花咲 : ふふ。
椋本 : 実際は清楚な人がいなさすぎて。全然そんなんじゃないです。
花咲 : みんなまだ猫かぶってるよね。
三原 : 普通に×××とか言ったりしますよ。
成瀬 : それは低レベルすぎる!
日野 : 小学生みたい(笑)。
三原 : ホントは言いたい。
──それはホントに言いたいことですか(笑)。ブログでくだけた面も出していったらどうですか?
三原 : ブログがあったか。
──最近はほぼ椋本さんしか書いてないですよね。
花咲 : 当初は曜日を決めてやってたんですよ。
椋本 : 私たちが加入したとき、「最初は決まりがあったんだけど、もうなくなってるからバンバン更新していいから」って言われた。
三原 : 最初はちゃんとやってたんですけど、海が2回目くらいからやらなくなって。
──最初ってホントに1回目だけじゃないですか!
三原 : そこから崩れていきました。
花咲 : 「あ、書かなくていいのかな?」って。そのへんの指示もされないんですよ。プロデューサーからこうしたほうがいいとか強制されることもないので。
──都塚さんもブログは書かなくてもいいかなと。
都塚 : 書くことが…… 別にない。
──ですか(笑)。
花咲 : でも、ひとりひとりの個性がどうというより、みんなでtipToe.というか。うまく言えないんですけど。
椋本 : メンバー的には、個々を出すよりはグループを売りたい。tipToe.を有名にしたいよねって話してて。それもあるのかなって。
──売れたいという話をしたりするんですね。それはそれで意外でした。どんなときにその話は出るんですか?
椋本 : ライヴが終わって物販まで時間があったときに、今日のライヴこうだったよねっていう話から派生して、グループをどうしたいかって話になりました。
花咲 : 練習の帰り道とかもすることあるよね。
──tipToe.を有名にしたいと話したり、反省会をしたりすると聞いて、そういう面もあるんだなと。
椋本 : 普通にしますよ。個々の歌声の個性があるので、みんなで歌うところがガチャガチャしたりするんですよ。ライヴだと特に。レコーディングのときみたいにうまくはいかなかったりするので、「今日うるさかったよね」とか「音外してたね」みたいなことを言うことは多いです。技術面的な話が多いかも。
花咲 : この曲はこっちのほうがいいよねっていう擦り合せをしたりします。「この曲はしっとり系だから優しく歌おう」とか。
──普段の練習はどんな感じなのでしょう? ヴォーカル・レッスンを受けたりもする?
日野 : たまーに。でも、いつも自分たちでやってます。集まってダンス練習する前後に何回か通したり。
花咲 : みんなで部屋の隅っこにわかれて、お互いが聞こえるように大きな声を出して。
──自分たちで工夫して練習しているわけですね。
花咲 : 先生がいないんです。歌はたまに見てもらえるんですけど、ダンスはいないんですよ。
──振り付けはどうしてるんですか?
花咲 : 最初に振り付けを教えていただいて、それ以降は自分たちで。
日野 : メンバーが振り付けすることもよくあります。それと6人になったので、フォーメーションを直すのも、まなちゃん(椋本)とつみちゃんがやってくれて。
椋本 : でも、基礎を教わりたい。バレエの経験があるメンバーもいるんですけど、全員で同じ基礎をやりたいという気持ちはあります。
花咲 : 何曜日のこの時間はレッスンです、みたいなのがなくて、私たちは何曜日が空いてるから集まって練習しようみたいな感じなので、がっつりレッスンを受けてみたい。
──自分たちで試行錯誤してきたtipToe.のいまの調子はいかがですか?
椋本 : …… 去年の12月のワンマンくらいまでは頑張らなきゃみたいな感じたったし、自分たちで直すべきところもわかってたんですけど、いまはどうしたらいいんだろうってなることも多いです。
花咲 : イベントによって集客の数が全然違ったりするので。自主企画だと来てくれるんですけど、昼間の早い時間のイベントだと予約数が少なかったりして。
三原 : その話から、ダンスの先生をお願いしたいっていうのに繋がってるんです。この1年で少しずつ成長しているけど、自分たちの自主練でできることって限界があって。第三者の目から見て、私たちがどう見えてるのかがわかってないといけない。
──ここらで改めてボトムアップを図りたいということなんですね。しかし、昨年のワンマン以降、ややトーン・ダウンしたところもあるんですね。逆かと思ってました。アルバム・リリースを前にして、どんどん勢いが出ているのかなと思っていたんです。
花咲 : (小声で)いまはあんまりよろしくないです……。
──そんな(笑)。4月にワンマンも控えてるじゃないですか。
花咲 : そうなんですけどね。なんとかしたい。
──『magic hour』がリリースされたら変わるかもしれないですよ。満を持してのアルバムじゃないですか。
椋本 : 6人で初めて出すCDなので、インストア・イベントとかを通してよくなっていけたらなと思います。これをきっかけにしたい。
──ではアルバムの話をしていきましょう。新曲が2曲収録されますが、「僕たちは息をする」は都塚さん作詞の楽曲です。どんな経緯で詞を書くことになったのでしょうか。
都塚 : 本間(プロデューサーの本間翔太)さんから「書いてみない?」って言われて書きました。1年前くらいのことなので…… あんまり覚えてない。
──そんなに前からあった曲なんですね!
花咲 : ゆゆがいるときだったよね。
都塚 : うん。
──スっと書けました?
都塚 : 普通に期限通りに。
椋本 : 単純にすごい。言葉数を合わせるのも難しそうなのに、綺麗にまとまってて。
花咲 : 知らない単語が出てくるんですよ。「窓外(そうがい)」とか読めなかった(笑)。もともと寧々ちゃんは本をいっぱい読んでたりするし、ブログとかTwitterでも色んなことを書いてるから、文字を書くのが得意なんだなって思っていて。年下なのに、私なんかより語彙力があってすごい。
椋本 : いままでのtipToe.にない感じの歌詞だったのでかっこいいと思いました。
──曲調もこれまでとテイストが違いますよね。「僕たちは息をする」も「ハートビート」も感情が露わになるようなロックなアプローチで。
花咲 : プロデューサーが「いままで無理してポップで明るいものをやってきたので、これからは僕のやりたいのをやります」って言い出して(笑)。これからはちょっと暗めのロック・バンドみたいな、ジャカジャカしてる曲が増えていくんじゃないかなっていう。
──そろそろやりたいことをやらせてくれよという。
花咲 : 「限界だ!」って(笑)。私はめっちゃ好きです。ダンスも動く数が増えたり、大きい動きになるので、すごく楽しい。
──それこそ、おしとやかなイメージから一歩踏み出す感じですよね。
椋本 : だから曲に負けないようにしたいねって話をしてます。「僕たちは息をする」はすごく盛り上がるんですよ。はじめてコールが入ったときに、盛り上がりがすごすぎて驚きました。みんなどうした!? っていうくらいになるので。
──「限界だ!」と思っていたのが本間さんだけじゃなかったんじゃないですか(笑)。
椋本 : そうかもしれない。
花咲 : 初期はコールが入ってたんですけど、雰囲気的に「あ、しないほうがいいのかな」ってなっていったんですよ。でも、強めの曲が増えてくると、コールが入る曲と入らない曲の差がハッキリすると思うのでおもしろいと思います。
椋本 : この曲は音域も広くて、高いところを地声にするか裏声にするかとか、ライヴではまだ試行錯誤している感じです。
青春がテーマのグループだから、恋愛があってもいいのかなってずっと思ってたんです
──みなさんのオススメの曲とポイントを教えてください。
日野 : 「僕たちは息をする」の寧々ちゃんの歌詞で、最後のサビに入る前に「生まれて死んでいく」って歌詞があって。
一同 : ……。
椋本 : 歌詞が違う(笑)!
日野 : あれ? あ、「崩れて死んでいく」だった(笑)。そこで手を挙げてバッと下げる振り付けと、そこからの盛り上がりが好きで。1番も2番もサビが盛り上がりはするんですけど、やっぱり最後がいい。踊りながら歌ってるから肺活量が大変で苦しいんですけど、アドレナリンが出るんですよ。
花咲 : わかるわかる。
日野 : 見てる人もここで盛り上がってくれたら嬉しいです。
──という感じでひとりずつ聞いていきましょう。
椋本 : 私は「ハートビート」です。年明けにデモと歌詞が送られてきたんですけど、歌詞を読んだときに自分の感情にすごく当てはまって泣いちゃったんです。落ちサビをソロで歌わせていただいたんですけど、そこの歌詞が自分にリンクしてるなと思います。私は夢が叶わなくて、でもアイドルやりたいと思って受けて入ったのがtipToe.なので。レコーディングでも感情込めて歌っているので、注目して聴いてほしいです。
──叶わなかった夢というのは?
椋本 : モーニング娘。さんのオーディションを何回か受けたんです。3才くらいのときからミニモニ。さんを見てて、ハロプロのアイドルさんが好きなんですけど、オーディションにずっと受からなくて。年齢の上限が18才なんですけど、私はもう受けられなくなって。そのあといろいろ探していてどこもピンと来なかったんですけど、「夢日和」のMVを見たときに、ここならハロプロじゃなくても入りたいと思って、オーディションを受けて、受かりました。いまはtipToe.にすべてを賭けているので、ライヴでもそういう気持ちも込めて歌えたらなって思います。
──熱いお話をありがとうございます。では続いて成瀬さん。
成瀬 : 「夢日和」の最初のところが好きです。1番最初に「特別じゃない私の物語」と「夢日和」の2曲があったんですけど、「夢日和」の出だしは、私のなかで思い入れがあるというか、特別感があって好きです。「夢日和」自体もキラキラしてかわいくて、tipToe.っていう感じの曲だと思います。
──次が都塚さん。
都塚 : アルバムを聴いてわかるものじゃないんですけど、「ビギナー」の振り付けが好きです。特にサビが好きです。つみりんがアレンジしてくれたんですけど、「ずっと思ってたんだけど、じつは『ビギナー』の振り付けが好きなんだよねって」って本人に言いました。
花咲 : 結構毎回のように言ってくれる(笑)。
椋本 : 練習するたびに言ってるよね。
──「じつは……」と言いながら何度も同じことを言う(笑)。都塚さんのお気に入りのサビはライヴで見るしかないですね。
都塚 : はい。
──三原さんはいかがでしょう。
三原 : 「クリームソーダのゆううつ」。ティップってそれまで恋愛の曲がなくて。「恋愛の曲出さないんですか?」って(プロデューサーに)聞いたことがあったんですよ。そしたら「出さない」って言われて(笑)、そういう感じなのかーと思って。でも「クリームソーダのゆううつ」だけは片想いの感情を歌っている曲なんです。
──〈早く気づいてよ〉って歌ってますもんね。
三原 : だから、わたし的にはティップに革命が起きたのはこの曲だと思うんです。こういうバラードっぽい曲調もはじめてだったし。tipToe.もこういう曲を歌えるんだぞ的なことが伝わってくれたらいいなと思うし、ライヴでもそう思いながら歌ってます。表情とかも見てもらえたらなって。
日野 : 雰囲気があるから、みんなもやるときに歌とか表情に気合い入れてる曲だよね。
──恋愛の曲を歌いたかったんですね。
三原 : 恋愛系って物語性があって想像つきやすいじゃないですか。だからひとつくらいあってもいいのかなと思ってたんですけど、オタクたちが不安になっちゃうのかなって。
──恋愛の歌を歌ったくらいでザワついたりしないでしょ(笑)。
三原 : 青春がテーマのグループだから、恋愛があってもいいのかなってずっと思ってたんです。だからこの曲をもらえたときは嬉しかったですね。
──×××って言いたかったり、恋愛が歌いたかったり、三原さんはいろいろとやりたいことがあるんですね。
三原 : ×××は常日頃から言いたい。ホントはライヴで言いたいんですけど。
椋本 : どういう感情なの(笑)。
三原 : 「僕たちは息をする」のあととかは感情が昂ぶってるので超言いたい。イメージと離れすぎちゃうから言うのは控えてるんですけど。
──「tipToe.は尊い」みたいなイメージでガチガチに縛られるのもしんどくなるでしょうから、ゆるやかに崩していけばいいんじゃないでしょうか。
三原 : そこがちょっと解放されたのが「クリームソーダのゆううつ」なので、みなさんにも聴いてもらいたいです。
──ラストが花咲さんです。
花咲 : 「ハートビート」と「僕たちは息をする」はギターの音が特に好きで。「ハートビート」はリード・ギターがわかりやすくて、最初に聴いたときからかっこいいと思いました。「僕たちは息をする」は目立ったリード・ソロが出てくるわけではないんですけど、じっくり聴いているとずっとかっこいい音が鳴っていて。それはずっと言いたかったことなんです。「僕たちは〜」のギター、めちゃくちゃ好き。ほかのドラムの音とかも聴いたりするんですけど、やっぱりギターの音が1番好きです。
──自分で弾いてみたいとは?
花咲 : 思います。耳コピはできないので、いつか教えてもらいたいなと思います。
──ありがとうございます…… といったあたりで時間が来てしまいました。いまの心配事は4月の2ndワンマンでしょうか。
椋本 : いや、もっとわりと目の前の……。
日野 : 6人のダンスが心配です。フォーメーション大丈夫かなって。
花咲 : 焦ってる時期なんです。5人から6人に切り替えたときに、間違えないかが心配。
──冒頭でそんな話も出ましたけど、tipToe.は本当にいまのことを精一杯やるという感じなんですね(笑)。なにか言い残したことはありますか?
花咲 : (三原に向かって)あれじゃない?
三原 : ×××!
──それで終わっていいんですか(笑)。
三原 : いいですよ。
椋本 : やだー!
日野 : やばい。
『magic hour』のハイレゾ配信はこちらから!
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC
【配信価格】
単曲 270円(税込) / アルバム 2,430円(税込)
【ご購入・ご試聴はこちら】
https://ototoy.jp/_/default/p/89660
LIVE SCHEDULE
2nd ONEMAN〈blue moment〉
2018年4月14日(土)@渋谷DESEO
チケット : 前売 ¥3,000 / 当日 ¥3,500(+1D)
出演 : tipToe. / tipToe.(バンド・セット)
【その他ライヴ情報はこちら】
http://www.tiptoe-official.com/2nd/schedule/
PROFILE
tipToe.
『みんなで青春しませんか?』
2016年12月10日結成。「夢中になれるものが欲しかった」「いつか自分もステージに立ちたかった」そんな想いを持って日々を過ごしていた普通の女の子たちがオーディションで選ばれてある日突然アイドルになりました。メンバーでいられる期間は3年間。その限られた特別な時間の中でメンバーは自分の大切なものを見つけることができるでしょうか。
【公式HPはこちら】
http://www.tiptoe-official.com/
【公式ツイッターはこちら】
https://twitter.com/tipToe_official