みんなが望んだ楽園はここにあった!!──ゆるめるモ! 、ZEPP TOKYOでのツアー・ファイナルをハイレゾ配信!!

Photo by 曽我美芽

ニューウェイヴ・グループ、ゆるめるモ! が2018年1月6日にZEPP TOKYOにて開催したワンマン・ライヴの模様をハイレゾにて独占配信スタート!! 3rdアルバム『YOUTOPIA』のリリース・ツアーの最終公演となったこの日のライヴは、アルバムの楽曲を中心に、彼女たちの代表曲を織り交ぜたセットリスト全19曲を披露。結成5年を迎え、さらに前と進む彼女たちと会場全体の熱気がそのままパッケージされたライヴ音源となっております!! OTOTOYでは今回の配信と同時に当日のライヴレポートを掲載、写真と共に当日を振り返ります。また、ゆるめるモ! はこの日のライヴにて発表されたニュー・シングルと新録ベスト・アルバムを5月に発売予定なのでそちらもお楽しみに!!

ZEPP TOKYOでのツアー・ファイナルが蘇える!!

ゆるめるモ! / YOUTOPIA TOUR FINAL at Zepp Tokyo

【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC

【配信価格】
まとめ購入のみ 2,800円(税込)

【収録曲】
1. 天竺 Remix(Remixed By ハシダカズマ)
2. 歩くの遅い犬
3. 逃げない!!
4. うんめー
5. NEW WAVE STAR
6. しんぽりくむれすぽんすする
7. やる
8. あ!世界は広いすごい
9. 永遠の瞬間
10. ごろごろ物思い 他全20曲収録

※ご購入いただいたお客さまには特典としてライヴ・フォトが付属します。

LIVE REPORT : YOUTOPIA TOUR at Zepp Tokyo

Photo by 千佳

1月6日、ゆるめるモ! のライブツアー『YOUTOPIA TOUR』のファイナル公演が東京・Zepp Tokyoで開催された。

「ユートピアへようこそ……(中略)どこの国でもない、誰の国でもない、他のどこにもない楽園。今日は4人と君たちで、そんなユートピアで最高の楽園を過ごして行こうじゃないか」どこからともなく声が聞こえてきて、ステージに設置された大きなスクリーンからインタヴュー映像が流れた。

画面の向こうで「ユートピアとは?」そんな問いに、各メンバーが答える。

しふぉん 「涙を流している人も、それは悲しい涙じゃなくて嬉しい涙とか喜びの涙を流してる人がいるのではないかな」

あの 「悪い人も良い人も世界にはたくさんいるけど、そこに壁とかジャンルとか何も締め付けるものがない世界……みたいな」

ようなぴ 「悪いことをしても認められる世界」

けちょん 「自分の感情を抑えることなく解放できる場所」

あの Photo by 千佳

しふぉん Photo by 曽我美芽

質問を答えたところで映像は消えて、「天竺」のハシダカズマによるリミックスSEに導かれるように4人が登場。ミディアム・テンポながら力強いサウンドの「歩くの遅い犬」で幕は切られた。2曲目の「逃げない‼」は〈時間経てば事務的にやってくる 明日なんて我々の明日じゃない〉の歌詞に「そうだー!」といって拳をあげるオーディエンス。ゆるめるモ! の歌はアイドル・ソングという域を超えて、時に辛辣に、時に鋭く胸に突き刺さる。

ギアを緩めることなく3曲目は大森靖子が楽曲提供をした「うんめー」。MVさながら、スクリーンには歌に合わせて歌詞が表示される。サビの〈ここにいるのは君と僕と僕の君と君の僕だ〉は観客全体ではなく、ステージを観ている君と私だけの歌だ、そんなことを言われている気がして開始早々から胸が熱くなる。その後、メンバーが振り付けのレクチャーをして「NEW WAVE STAR」、「しんぼりくむ れすぽんす する」、「やる」を披露し、会場は興奮状態のまま前半戦を終えた。

ようなぴ Photo by 千佳

けちょん Photo by 千佳

MCに入り、しふぉんが女子大時代を振り返る。“あいつがウザい”とか“あいつが嫌い”と友達同士で陰口を言っている環境で過ごして「私、なんで女子大にいるんだろう……」と悩んでいたそう。でも、ゆるめるモ! のライヴで海外へ行って、言葉が通じない人と音楽を通じて分かち合えた時、彼女の世界は広がった。「みんなもいろいろと悩んでるかもしれないけど、世界は広いんだよ、って歌を歌いたいと思います」そう言って「あ!世界は広いすごい」へ。去年、初の海外ワンマンツアーを行ったゆるめるモ! 。<なんか強くなれた気がする>そんな歌詞通り、一回りもふた回りも成長した4人がいた。

9曲目に入り、メンバーが修道士風の白い衣装に着替えて「ごろごろ物思い」を歌った。明日も仕事なのに寝れない、という葛藤をテーマにした風変わりな曲。ドリーミーなサウンドはさることながら、異世界な雰囲気のあるステージに、現実を離れ夢の中へ連れて行かれたような感覚になった。そしてダンスナンバー「ナイトハイキング」でオーディエンスと一緒に手拍子をして白熱した後、メンバーはステージから居なくなる。

ようなぴ Photo by 曽我美芽

しふぉん Photo by 曽我美芽

しばらくすると、スクリーンに映像が映し出された。画面には山奥で“ユートピア”を探すゆるめるモ! 一同。途方にくれた頃、1枚の紙切れを見つける。そこには「ユートピアで一番大事なことは自分を大事にすること」と書かれてあった。ようなぴが「人生は辛いことがいっぱいだけど、正面からぶつかってばかりだと壊れちゃうから、たまには“もういい、もういい”って踊らないといけないみたい。あと、そんな時は“逃げてもいいんだよ”とも書いてある」と言って、再びステージに現れたメンバー。前振り万全で歌うのはもちろん、「モイモイ」、「逃げろ!!」。この日、一番の盛り上がりを見せたところで「Youとピアザ」へ。メンバーとオーディエンスがタオルを振り回し、会場に一体感が生まれた。

畳み掛けるように「idアイドル」を歌い、メンバーも観客も汗だく状態。あのが被っていたお面を脱いで、頭をブンブン振り回し、客席へ飛び込んで喉が切れるほどシャウトする。カオスとなった現場は、もはやアイドルなのかパンク・バンドのステージなのか分からない。

あの、ようなぴ Photo by 曽我美芽

けちょん、しふぉん Photo by 曽我美芽

Photo by 曽我美芽

そして、しふぉんが「ここは君たちがいなきゃ成り立たない楽園です。私たちは君たち1人1人が存在してくれたことを本当に本当にうれしく思います。生きててくれてありがとう!(中略) 命の歌を歌います」と言って、アルバム『YOUTOPIA』のラストに収録されている「天竺」を歌った。大量のスモークがたかれた中で、白いスポットに照らされながら歌う姿に神々しさすら感じる。

ようなぴが「みんな、今日はここをユートピアにしよう!」と叫び「Only You」に突入。スイッチが入ったかのように、狂喜乱舞する4人。あのは客席へダイブして、ボロボロになるまで叫びまくる。上手く歌おうとするというよりも、全身を使って表現するゆるめるモ! の姿にステージこそが私たちの生きる場所なんだ、という覚悟を感じた。そして<君は正しい 間違ってない>そんな強烈なフレーズの「must正」で本編が終了。

けちょん Photo by 曽我美芽

あの Photo by 曽我美芽

アンコールでメンバーが登場し、ようなぴが「今日ここに立ってみて、ゆるめるモ! でいてよかったなって思うし、この場所が自分の生きている中で楽しい場所だ、って思いました」としみじみ語る。けちょんは「今日、ビックイベントじゃん。ゆるめるモ! の5周年イヤーのさぁ。『YOUTOPIA(TOUR)』のファイナルにお父さんを誘ったのよ」ここで観客から「おお!」っと期待の声が上がる。すると「町内の新年会があるから行けねえやって言われて……」とショックを受けた話を告白。

あのは「いつもMCが短いって言われるんですけど……」と前置きを入れて、言葉を噛み締めながら話す。

「絶対に勝つからやるとか、絶対に負けるからやらないとか、そういうの僕は大嫌いです。だから、ここのステージに今日まで立って、こうやってゆるめるモ! に自分がいたんだと思うんですよ。(中略)これはこちらからの景色ですが、(中略)すごくキラキラしてるんですよ、みなさんは。人からバカにされたりとか1歩外へ出て否定されたりとか、認められなかったり、自分で自分を認めてあげられなかったり色々あると思うんですけど、今、僕が見ている1人1人はめちゃくちゃキレイだから。めちゃくちゃ美しいし、それは、ここにいる1人残らず絶対に僕が保証します。あなたたちは美しいです。わかったか!」沢山の拍手が向けられる中、あのはマイクを離さない。今にも泣きそうな声でゆるめるモ! 加入当初の思いについて話した。

けちょん Photo by 曽我美芽

あの Photo by 曽我美芽

「クソッタレな自分を見返したい、って始めたんですよ。それは何年経った今も全然変わってないです、正直。だから今の自分も、今までの自分も絶対に見返したいんです。(中略)復讐劇なんて終わってないし、ざまあみろって何度も心の中で言ったけど全然足りなくて。それは暗いイメージじゃなくて、こういう楽しいライヴ。ユートピアってテーマにしたけど、楽園って世界でも面白い曲をやっているゆるめるモ! がいるから、応援を宜しくお願いします」ここまで正直に心の奥底にある思いを話す、あのを初めて見た。会場からも「あのちゃーん!」と多くの声援が飛んだ。

最後にしふぉんが「今まで大きな事務所さんにお世話になったことがなくて、それでもここまで続けてきたのは4人とも音楽が大好きで、みんなのことが大好きだからだと思います。本当に人間くさい4人が集まっちゃって、すごくみんなを傷つけることがたくさんあると思うし、その分、楽しいとか、嬉しいとか、悲しいとかを共有できるのがゆるめるモ! だと思ってます」

ようなぴ Photo by 千佳

しふぉん Photo by 曽我美芽

そして、アンコールの1曲目「ミュージック 3、4分で終わっちまうよね」を歌い、オーディエンスも一緒に手を挙げて応えた。ツアーを締めくくる最後の曲は「なつ おん ぶる ー」。巨大なバルーンが投下され、ビーチボールやワニの浮き輪などもステージに持ち込まれて、ステージはテーマパーク状態。冒頭のアナウンス通り「どこの国でもない、誰の国でもない、他のどこにもない楽園」そんなユートピアを体感したライヴだった。

Photo by 曽我美芽

Photo by 曽我美芽

Photo by 千佳

文 : 真貝聡
写真 : 曽我美芽、千佳

LIVE SCHEDULE

新たなツアー開催決定!!
(詳細はこちらにて後日発表)

2018年5月12日(金)@東京
2018年5月20日(金)@福岡
2018年6月2日(金)@札幌
2018年6月17日(金)@仙台
2018年6月30日(金)@大阪
2018年7月7日(金)@名古屋

独占ライヴ音源多数配信中!!

DISCOGRAPHY

ゆるめるモ! PROFILE

「(窮屈な世の中を)ゆるめる」、「You‘ll Melt More!(あなたを もっとトロけさせたい)」という意味をこめて命名された4人組ガールズ・ニューウェーブ・グループ。街頭スカウトで集めたメンバーで2012年10月4日結成(けちょんは唯一のオリジナル・メンバー)。2013年9月にしふぉん・ようなぴ・あのが加入して現メンバー4人全員がグループ内に揃う。ニューウェーブを軸にエレクトロ、クラウトロック、シューゲイザー、ハードコア、ヒップホップ、アンビエント、テクノ等々、多彩なジャンルを内包した楽曲を展開。POLYSICS、ナカコー(ex.SUPERCAR)、後藤まりこ、ギターウルフ、MIYAVI、氣志團、大森靖子、ワンダフルボーイズ/天才バンドのSundayカミデ、ミオヤマザキ、R指定、坂田明、ヒカシュー、非常階段、cinema staff、アーバンギャルド、Deerhoof、of Montreal、バッファロー・ドーター、ドラびでお等のジャンル・世代を問わないミュージシャンとの共演・コラボレーションも特徴。2017年は5周年の年になり、11月29日に3rdフル・アルバム『YOUTOPIA』をリリース。2018年1月6日にはZepp Tokyoでワンマンを開催し大成功に終わらせる。2018年5月にはニュー・シングルと新録ベストアルバムを発売し、全国6ヶ所ツアーを行うことも発表。海外での人気も高く、ベトナム・台湾・上海・香港・バンコク・韓国といった海外での公演も実施している。

ゆるめるモ! HP : http://ylmlm.net/

Twitter : https://twitter.com/ylmlm_staff