セルフ・プロデュースのクリエイトとは──callme、最新シングルをリリース

左から、RUUNA、MIMORI、KOUMI

3人組ガールズ・ユニットのcallmeが、今年初のシングル『Hello No Buddy』をリリース。昨年末に先行配信された「Hello No Buddy」に加えて、配信は前回同様CD各盤の収録曲をすべて収録したEPヴァージョンのリリースとなった。セルフ・プロデュースならではとも言える楽曲の豊富さはどのように生み出されたのか、音楽評論家の宗像明将が3人に直撃した。

callme / Hello No Buddy -EP-

【配信形態】
24bit/48kHz ALAC / FLAC / WAV / AAC

【価格】
単曲 540円(税込) アルバム 2,000円(税込)

【Track List】
01. Hello No Buddy
02. You don't know me
03. Don't be afraid
04. All I need
05. Prayer
06. You'll be fine
07. Sing along(Remix)

INTERVIEW : callme

RUUNA(秋元瑠海)、MIMORI (富永美杜) 、KOUMI(早坂香美)からなるガールズユニット・callmeのニュー・シングル『Hello No Buddy』は、メロウなR&B感覚が光るナンバーだ。ライヴではダンス・ナンバーを中心に、指先にまで神経が行き届いたパフォーマンスを展開するcallmeだが、「Hello No Buddy」ではグッと大人っぽい側面を押しだしてきた。

セルフ・プロデュースで活動しているcallmeはいかにして『Hello No Buddy』を生みだしたのだろうか? 今回のインタビューでは、RUUNA、MIMORI、KOUMIのクリエイターとしての側面に焦点を当ててみた。そこで浮きあがってきたのは、驚くほどの音楽リスナーであり、努力家であるcallmeの姿だった。

インタヴュー& 文 : 宗像明将

「ゴーストとかいるんじゃないの」って言われてた

──callmeはセルフ・プロデュースのユニットですが、「クリエイター」と改めて言われるとどんな感覚になりますか?

RUUNA : やっと定着した感があるというか。最初始めた頃は「なんだそれ」みたいな感じの声が多かったので、やっと最近たくさんの人たちに知ってもらえるようになってきたなって感じます。

MIMORI : 最近、やっと「本当に作ってるの? 」って言われました。

──え、それまでは信じてくれない人も多かったんですか?

MIMORI : その前は「え、誰かいるんじゃないの? 」みたいな感じで言われてたんです。

──ゴースト作家とか?

MIMORI : そう、「ゴーストとかいるんじゃないの」って言われてたんです。でも、ここ最近自分たちの内面を曲に出そうとしていろいろ書いたら、だんだん皆さんも「このときはこう思ってたんだね」って理解してくれて、伝わってるんだなって思います。

KOUMI : 自分自身でも、どこまでセルフ・プロデュースするんだろうって悩んでてた時期があったんです。でも、最近は全部自分たちだけでやるんじゃなくて、周りの先輩方と一緒になって作ってできるものだなって気づいたので、今はもっと楽に自分を出せるようになりました。

──今回のアートワークには意見を出されたんですか?

RUUNA : そうですね。自分たちの意見を形にしてもらって、全部に関わらせてもらえるのがセルフ・プロデュースなのかなって、4年目にして感じるようになりました。

──そこはRUUNAさん的にも試行錯誤があったのでしょうか?

RUUNA : そうですね。でも基本的にMIMORIが制作を担当していて、KOUMIが振り付けなので、私は「その他」って感じです。そこまで口出ししないというか。口を出してうまくいかなくなるのがいちばんよくないと思うので、「一旦自由にやってくれ」って感じにしています。

RUUNA

──そこはお互いの中に領域があるんですね。

MIMORI : その分野の人に任せてます。グループ全体のことはやっぱりRUUNAさんがリーダーなので引っ張ってくれてるんですけど、振り付けに関してはKOUMIさん監修で、私たちは意見をするっていう風にしています。

──そうなると、作詞はどうやって担当を決めているのでしょうか?

MIMORI : 曲が出来上がったものを1回みんなで聴いて、「この人が得意そうだよね」って。あと、「これは私書きたいです」って、挙手制でやってます。

──ちなみにMIMORIさんが曲を作って、他のふたりが聴くのはいつのタイミングなんですか?

MIMORI : アレンジが仕上がったタイミングです。

──ほぼ音に関しては完成しているタイミングで?

KOUMI : そうですね。基本的に歌詞を作るときには、完璧にメロディーだけは仕上がった状態になってます。

──アレンジもできあがってるのでしょうか?

KOUMI : アレンジャーさんがピアノが上手なので「ピアノはもうちょっと変わるかも」とかはあるんですけど。

MIMORI : 方向性は決まった状態で出しますね。

ダンスを踊れるBPMにしてます

──MIMORIさんはcallmeの曲作りの他に、ゲームの声優をやったり、「週刊ヤングジャンプ」のグラビアまでやったりして、曲を作る余裕がなさそうに見えるのですが。

MIMORI : でも、制作期間はみんなでスタジオにこもったりしてます。あと、1ヶ月に1回は必ずスタジオに入るので、そのときにメロディーを出しきります。そこから、アレンジャーさんと相談しながら作っていくんです。あと、夜中がけっこう好きなので、仕事終わった後に家で趣味で作ったり。

──その間、同じ屋根の下にいるKOUMIさんとRUUNAさんはどうしてるんですか?

KOUMI・RUUNA : 寝てます。

──健康的ですね(笑)。2月24日のワンマン・ライヴを拝見したのですが、ほぼ四つ打ちのキックが入っているじゃないですか。ダンス・ミュージックで行くのは3人の意見で決めたのでしょうか?

RUUNA : 基本的にダンスを踊れるBPMにしてます。

──好きなBPMはいくつでしょうか?

MIMORI : 踊るのではないなら、個人的に好きなのは80とか70とかですね。すごくまったりしたのが好きで。自分で遊びで作るときは、最近は89や92でやってます。

RUUNA : 私は「Hello No Buddy」のBPMが好きですね。

MIMORI : じゃあ、80から90くらいですね。今回「Hello No Buddy」でまったりしたメロディーに挑戦したんですけど、それがけっこういい方向に行ったので、カップリングの「You'll be fine」もまったり系で作ってみました。

──例えば「Hello No Buddy」みたいなR&Bっぽいメロディーはどういうものからインスピレーションを受けたのでしょうか?

MIMORI : 私はけっこうブラック系の曲が好きで、どの曲っていうよりは、ランキングに入ってる曲を流しっぱなしにして、BGMにして生活してるんです。ちょっと引っかかるような癖のあるメロディーが好きなので、そこら辺かなって最近気づいてきました。

──「Hello No Buddy」作った頃にいちばん聴いてたのは何でしょうか?

MIMORI : 「Hello No Buddy」作ってたときはHocus Pocusさんがすごく好きで、「Hello No Buddy」もHocus Pocusさんみたいな感じにしたいです、ってアレンジャーさんに相談したんです。

──「Hello No Buddy」のR&Bっぽい曲調になると、ヴォーカルやコーラス・ワークがすごく大事になると思うんです。今回のヴォーカル・ディレクションやコーラス・ワークのディレクションはどなたが担当されたのでしょうか?

MIMORI : アレンジャーのRumbさんと一緒に作っているので、Rumbさんからレコーディングのときにアドバイスをもらえるんです。メロディー・ラインはRUUNAさんにあわせて作ってます。最近ははっきり役割分担がされてて、KOUMIさんが踊りと英語ラップ、私が曲を作る、RUUNAさんが歌うって。

──メイン・ヴォーカリスト的な立ち位置にRUUNAさんがいるわけですね。

MIMORI : そうですね。いちばん軸になる音は全部RUUNAさんに歌ってもらってて。表題曲を狙って作っていく曲は、「RUUNAさんのキーはここからここまでだ」って全部調整します。

RUUNA : そこまで狙って作ってくれたのは「Hello No Buddy」が初めてだったので、自分でも歌いやすすぎてびっくりしました。

MIMORI : 「Hello No Buddy」を歌ったときに「この歌、すごく歌いやすい」って(笑)。 当たり前でしょって(笑)。今回は最初から最後までRUUNAさんが気持ちよく歌えるキーを意識したんです。コーラスも、RUUNAさんがミックスに立ちあってコーラスを追加したりしています。

RUUNA : いつもはMIMORIがヘッドホンで聴いてるんですけど、今回はお仕事があったので、「とりあえず誰か立ち会おう」って。Rumbさんや制作のスタッフさんと話して「ここにもうちょっと何か入れるのありかな」みたいなアイデアが出て、すぐレコーディングに入ってずっと「ハッ!」って息を吐く音だけを録ったりとか。そのとき、KOUMIさんはポーランドにいたんです。

──え、ポーランドは何をしに行かれたんですか?

KOUMI

KOUMI : 個人旅行です。

──ポーランドは何があるんですか?

KOUMI : アウシュヴィッツがあります。

──大変なところに行かれましたね。

KOUMI : ちょっと歴史を学びに行こうと思いまして。

──ポーランドはアウシュヴィッツ以外には何があるんですか?

KOUMI : スターリンの贈り物(文化科学宮殿)があります。

──旧社会主義国に興味がおありなんですか?

KOUMI : そうなんですよ。第二次世界大戦頃の歴史が好きで。

──今、完全に音楽の話じゃなくなりましたね。callmeはアイドルグループでありつつパフォーマンスグループだと思うんですけど、アイドルグループはあまりミックスに立ちあう人はいないと思うんです。

RUUNA : でも、誰かしら立ちあおうって。それでミックスでできた音源をメンバーにそれぞれ送ったら、ポーランドから「めっちゃよくなったね」って(笑)。

曲間を何秒にするか話し合います

──マスタリングも誰か立ちあわれたりするのでしょうか?

RUUNA : マスタリングは今回全員で立ちあいました。

──マスタリングに全員で立ちあうアイドルグループってなかなかいないと思います。

KOUMI : でも、完成したものをすぐその場で聴けるんです。マスタリングは本当に最終調整なので、「本当に文句ないよね?」って、みんな納得するものを作るために毎回行かせてもらってます。

──音の完成まで見届けるところがすごいですよね。

RUUNA : 最初の頃は全然わからなかったんですけど、アルバムを作らせていただくときは、曲間を何秒にするか話し合います。

KOUMI : 揉めます。「ここ2秒がいいよね。いや、3秒? 」みたいな。

RUUNA : より一層愛情が深まるし、みんなに受け取ってもらったときの反応が楽しみになりますね。

──そもそも、アレンジャーのRumbさんとはどういうきっかけで知り合ったのでしょうか?

MIMORI : ユフ♬マリ(Dorothy Little Happyの髙橋麻里、寺嶋由芙によるユニット)の「HOTARU」を作るときに海外の音源だったので、制作を頼んだんです。callmeも最初の頃はDorothy Little Happyでも活動していたので、Dorothy Little Happyとはまた違う音楽をやるためにお願いしました。

RUUNA : Dorothy Little Happyのときも生バンドでやるときにピアノを弾いてくださってて。Rumbさんがブラック・ミュージックや海外の最先端の音楽が得意なので、やってみようということになりました。

──残響レコードの人とcallmeの接点ってどこなんだろうって思っていたのですが、そもそもはユフ♬マリなんですか。Rumbさんが海外の音楽に詳しいとのことですが、callmeの皆さんがふだん聴いてるものはなんでしょうか?

RUUNA : 私、分析するのが好きなですよ。「なんで人気なんだろう」と分析するのが好きで。トップチャートは一通り聴きます。J-POPとかアニメ関係とか全部聴きますね。あとは同世代の友達とかが「今○○がすごくカッコいい」って言ってて、知らない名前を聞いたりしたらすぐ調べます。調べて「今、日本はこうらしい」ってメンバーとも共有してます。

──RUUNAさん個人的な嗜好として好きな音楽はなんでしょうか?

RUUNA : ずっと憧れてるのはPerfumeさんです。同じ3人組というのもあって。3人でDVD鑑賞はよくしますね。尊敬しますね、立ち位置的にも独自の路線でいってて、人によって見方が違うじゃないですか。アイドルって言う人もいれば、アーティストって言う人もいる。callmeもそこにはこだわってないです。アイドルでもアーティストでも、callmeを聴いてくれるならいいなって思ってるので。

──MIMORIさんはいかがでしょうか?

MIMORI : 最近ハマってるのが、InstagramでMPCを叩いてる動画を観ることなんです。

──ヒップホップみたいな感じですね。

MIMORI : そうです、最近はヒップホップ系です。MPCを叩いて、シンセをいじってる動画を見るのが好きで。ピアノ以外全然弾けなかったので、アレンジの方法を知るためにそういうのを観てたらハマっちゃって。

──しかも見るのがInstagramなんですね。

MIMORI : すごく載ってるんですよ、最近。数十秒間で「このメロディーを聴いて」とか。Instagramを見てアーティストさんを知るっていうのもありますし、アーティストさんが作る工程を観られるのがすごく楽しいです。

──それはアーティストの見方ですね。

MIMORI : 勉強になります。

楽しんでやってる感じですね、最近は

──作曲はどうやってされているのでしょうか?

MIMORI : 最近Rumbさんからパソコンのやり方を教わって、ドラムの入れ方を学ぶためにドラムのMIDIのデータをもらいました。今勉強してます。

──使われてるソフトは何ですか?

MIMORI

MIMORI : Cubaseは最初いちばん興味があったんですけど、難しそうだなって。基本的にはPro Toolsなんですけど、Logicも入れてます。MPCは持ってないんですけど、鍵盤をMPC代わりにして、鍵盤のドレミに音を入れ込んでやり方を今勉強してます。

──すごく勉強熱心ですね。

MIMORI : サボリ魔です(笑)。眠くなったらすぐ寝ちゃうんで。制作のスタッフさんに「もっと勉強しろ」って怒られます。「次はこんなのがいいんじゃない? 」ってアーティストさんが送られてくるんですけど、「はい、頑張ります!」って言いつつも、ちょっと聴いて自分の好きな方向に行くっていう(笑)。

──KOUMIさんが好きな音楽はなんでしょうか?

KOUMI : 私は基本的に洋楽ですね。最近流行りのチャートを見て「これいいな」って聴きますし、ラップもすごく聴きます。「これすごくいいから聴いて」ってプレイリストが送られてくるので、それを聴いたりしますし、「このリズム心地いいな」って思ったのをずっと聴いたりします。

──今いちばん好きなラッパーは誰ですか?

KOUMI : ASAP Rockyです。

──今のヒップホップチャート、トラップばっかり鳴ってて疲れませんか?

KOUMI : でも、最近のヒップホップって、ちょっとEDM要素を入れてきたりしてるじゃないですか。昔ながらのBPMのゆったりした曲も好きですし、もうすごい勢いでラップしている曲も好きです。

──「You don't know me」のラップもKOUMIさんが作ったのでしょうか?

KOUMI : そうですね。それもプレイリストが送られてきて、それを聴いてちょっと勉強してからブースに入ってリズムをつけました。

──「You don't know me」は、ちょっとジャジーな要素があったり、ヒップホップの要素が入っていたり、ものすごく情報量が多いですが、どういう過程でこういうサウンドになっていったのでしょうか?

RUUNA : いちばん最後に作った楽曲ですね。

KOUMI : 「カップリングだから好きにやっちゃって」ってことで、得意なビートの感じをいかしました。最初はKOUMI盤に入れる予定だったので、ラップも入れたんですが、作り終わったときにけっこうよくなって、「これは通常盤のカップリングの方がいいね」ってなったんです。基本的に歌詞ができてからアレンジを決めていくんですけど、Rumbさんに「遊んでいい? 」って言われたのでお任せしたらスクラッチが入ってました。

RUUNA : ほんとにもう自由にやろうっていう感じで。

MIMORI : 仕事っていうよりは、楽しんでやってる感じですね、最近は。

──以前は?

MIMORI : 以前は「あ、お願いします。こういうのやりたいです」って感じだったんですけど、終わった後に一緒にご飯を食べに行って、ちょっと飲みながら「こういうが今流行ってるらしいよ」って気さくに話す感じになりました。

RUUNA : 基本的に音楽の話しか制作現場ではしないですね。スタジオにいるときもだし、終わってみんなでご飯に行ったときも、必ず「次はこういう曲をやろう」ってみんなで共有して、かっちりミーティングすることはないんです。

──1曲丸ごとラップはやらないんですか?

RUUNA : そういうのもやりたいね。

MIMORI : 次はKOUMIの好きな語り系のラップも作りたいなと思います。

KOUMI : やりたいです。

──なるほど。「Sing along(Remix)」は、原曲はピアノがニューオリンズっぽいテイストだったのが、いきなりダンス・エレクトロに変わっていますね。

RUUNA : 私は個人的にけっこう好きです、早く踊りたいなって気持ちになるサウンドで。原曲とギャップがすごくあったので。1曲をそうやって楽しめるのはいいなって思いました。

MIMORI : 踊りたくなりました。原曲は歌って踊って楽しむっていう感じで作っていったので、全然ダンス寄りじゃなかったんですけど、リミックスになった途端「めっちゃバキバキ踊りたい」ていうのが一番最初に浮かんで。その次は「この千切れるような音はどうやって出してるんだろう?」って思いましたね。

──その謎は解けましたか?

MIMORI : 今度会ったときにやり方を聞こうって思ってます。

──KOUMIさんはいかがでした?

KOUMI : また新しい技を出してきたなって思いましたね。常に進化していこうっていうのがRumbさんで、けっこう年なんですけど。

MIMORI ・RUUNA : そんなことはない(笑) 。まだ38歳だよ。

KOUMI : 「私たちも頑張らないと」っていうアレンジを毎回してくれるので、すごく刺激になりましたね。

みんなでチャートとかチェックします

──「Don’ t be afraid」に、アブストラクトみたいな音が入っているのには驚いたのですが、あれはどうやって生まれたのでしょうか?

RUUNA : 「Don’ t be afraid」のアレンジはRumbさん監修なんですけど、Ryota Asaiさんにやってもらって。

MIMORI : やっぱりRumbさんとは違った要素を持ってるのがRyotaさんなので、そういう方とも一緒に作れるのがすごく嬉しいです。

──「All I need」はダンス・ナンバーですが、ヴォーカルにしなやかさがあるなと感じました。

KOUMI : ダンスも変わった感じで踊れそうだなと思ったので「歌詞を書きたいです」って言ってやらせてもらいました。

──「Prayer」はトライバルな感触があるのが新鮮だなと思いました。

MIMORI : 「Prayer」は2年前の曲で、「今の自分たちならもうちょっと頑張れるよね」って部分があったので、今回収録することになりました。RUUNAさん盤だったので、RUUNAさんをメインとして、Aメロもメロディーを作り直して、今の自分たちに合わせていきました。私たちはゴスペルチックなコーラスをメインにして、歌はRUUNAさんに任せました。

RUUNA : 2年前は苦戦してたので、レコーディングは「Prayer」がいちばん緊張しましたね。声帯も2年前に故障したりして、うまくいってない時期だったので、この歌を歌うのに緊張もあったんです。だから「Prayer」を録ったとき、Rumbさんとも「こんなにするっと終わる曲だっけ?」みたいなのがお互いあって。

──2年の時間の経過が作品を生み出したわけですね。「You’ ll be fine」はミディアム・ナンバーで、今回の7曲の中でもテイストが違う感じですね。

MIMORI : 「You’ ll be fine」は「Hello No Buddy」がきっかけができました。「Hello No Buddy」のBPMが気持ちよかったので、このまったりした感じをもう1個チャレンジしてみようと思って「Hello No Buddy」の次に「You’ ll be fine」を作ったんです。「You’ ll be fine」は、メロディーと合わせて歌詞がうまく弾むのを意識して作っていきました。

──歌詞が弾むっていうのは、感覚としてはヒップホップっぽいですよね。

MIMORI : そっち系をいろいろ勉強してからやりました。歌詞とメロディーはうまくハマったなって感じますね。

──本当に今の音楽に合わせた作り方をされているんだなって感じますね。

MIMORI : みんなでチャートとかチェックします。でも、自分たちの軸は外したくないので、自分たちらしさも含めて、「今みんなに気持ちよく聴いてもらえるのはなんだろうな」って思いながら作ってます。

──気になるアーティストっていますか?

RUUNA : ふと思い出して聴き直した方なんですけど、I Don't Like Mondays.さん。Dorothy Little Happyの時に1回海外でご一緒させていただいて。あとは一緒にライヴをさせてもらったFIVE NEW OLDさんも、すごい素敵な楽曲だなと感じていて、3人でよく聴きますね。

──MIMORIさんは気になるアーティストっていますか?

MIMORI : Instagramを見てて面白いと思ったのは6LACKさんです。「今こんな感じなんだ、こういうのが次くるのかな」って想像するのが楽しいです。

──KOUMIさんはいかがですか?

KOUMI : 音楽的にも芸能人的にも気になってるのはYears & Yearsっていうバンドです。音楽はエレクトロニックで、俳優もやってて、どっちも成功してるのはすごいし、憧れもあります。

個人的に応援したいのは近所のインドカレー

──皆さんは本当によく音楽をチェックされてる上に、食べ物の写真もよくアップしてますよね。今好きな食べ物ってありますか?

KOUMI : タピオカ?

RUUNA : 最近はタピオカを飲んでますね。

MIMORI : でも、個人的に応援したいのは近所のインドカレー。

──近所のインドカレー……?

MIMORI : 応援してます。

RUUNA : その立地は人が入りにくいのか、すぐ変わっちゃうんですよ。

MIMORI : 今4店舗目ですよ、2年間の間で。3ヶ月ぐらいで変わったお店とかもあって。

RUUNA : すごくおいしくて。でも、今まで3回変わってるから、潰しちゃいけないって。

MIMORI : お持ち帰りもできるので、家にすぐ持って帰れちゃうんですよ。単品メニューとかも豊富で、しかもインドだけじゃなくてネパールのも。

RUUNA : 多国籍料理みたいな。

MIMORI : すごいおいしいので週3ぐらいで通ったりしてました。「自分で貢いででも潰したくない」って思って。

──インドカレー屋の話が今回のインタビューでいちばん熱くなってますね。

RUUNA : なので、わりと3人でご飯は食べますね。お仕事終わりにそのままスタッフさんとみんなで食べに行くことも多いですし。

MIMORI : 家で食べないんですよね。

RUUNA : 休みの日以外はみんなで食べてるぐらい。

──子供の頃からずっと一緒にいて、今は一緒に暮らして、一緒にご飯食べてて、揉め事とかないんですか?

RUUNA : 半年に1回私とMIMORIが大きい喧嘩をするっていうのがcallmeの中で恒例化してて。

──恒例なんですか。

RUUNA : でも、今年はまだしてなくて。Twitterを書かないとか、ちっちゃい喧嘩はするんですけど。

MIMORI : で、毎回大きな喧嘩になります。

RUUNA : MIMORIさんがTwitterやブログを書かないんです。当番制でやってるのに「忘れてた」って。それが、仕事のこととか、いろんなことが積み重なってバトルになっていく。

MIMORI : 爆発して、いきなり怒りだして泣きだすんですよ。

RUUNA : 私が泣いちゃうんですよ、怒って。

MIMORI : ボロボロ泣きだして、「なんで泣いてるんだろう、この人」と思って。

RUUNA : それをバランスボールに乗りながら「はいはい」って言うから、私がまたイラっとして、KOUMIさんが止めるっていう。

──そこら辺はKOUMIさんがバランサーになってるんですね。

RUUNA : KOUMIさんは平和主義なので誰とも喧嘩はしないです。

KOUMI : はい。真ん中に立ってますね。

──そうやって時間を共にして音楽を作っているのもcallmeの面白さですよね。次の作品のことはもう意識されてますか?

MIMORI : 作ってる段階で次のシングルに意識がいってるんです。リリースイベントをしてるときは、次のシングルが話題になってるので。

KOUMI : なんか常に「今はこれが流行ってて、次はこれがきて」みたいなことを話せる状態にあるので。

MIMORI : 待ち時間に「最近これ流行ってるよ」って動画を見せたり、「これ聴いといて」とか。

KOUMI : 「あのアーティストが来日するよ」とか。

MIMORI : 「え、ライヴいつ?」みたいな。友達から教えてもらうこともあります。あと、「踊ってみた」とかが多いですね。最近は女子高生が真似しやすいと、広まりやすいのかなって思って、チェックしたりします。

──最終的にcallmeの目標地点はどこでしょうか?

RUUNA : やっぱり海外の人にも聴いてもらいたいなと思ってて。だから全曲タイトルは英語なんです。いずれは海外ツアーとかもやりたいですね。音楽ってどこでも通じると思うので、たくさんの人にcallmeの音楽を聴いてもらえるようになりたいなと思ってます。

──MIMORIさんはいかがですか?

MIMORI : ワールド・ツアーもやりたいです。日本でたくさんの方の前でやるのはもちろんですし、海外でも「今日本はこれだよ」って言われたいと思います。

──KOUMIさんはいかがですか?

KOUMI : 私は一応海外担当なので、3人で行く前に私が偵察で一人旅に行きたいですね。

──その理論で行くと、ポーランドでライヴしないといけないですね。

KOUMI : ポーランド、絶対行きたいです。

──ポーランドにライヴハウスはあるのかな……。 ポーランドでのライヴを楽しみにしています!

DISCOGRAPHY

LIVE SCHEDULE

仮面ライダーGIRLS・callme・アプリコット・レグルスの3マンライブ

2018年3月17日(土)@ヤマハ銀座スタジオ

「レッツ・スティック・トゥギャザー」番外編~あばいん仙台~

2018年3月20日(火)@LIVE HOUSE enn2nd

Livin' on Live

2018年3月23日(金)@代官山SPACE

ミュージックパーク ~Girls&Music Theater~

2018年3月24日(土)@山野ホール


PROFILE

KOUMI、RUUNA、MIMORIの3人によるガールズユニット。
2014年12月30日に結成。それぞれの得意分野を活かし楽曲やパフォーマンスをセルフプロデュースする新しいスタイルのガールズユニットとして活動をスタート。
リーダーのRUUNA、ダンスを得意とするKOUMI、作曲を得意とするMIMORIの3人が一体となったクオリティーの高いダンスと楽曲の創造性溢れるパフォーマンスが魅力。

>>オフィシャル HP

 
 

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by 岡本 貴之
音楽業界の“過渡期”、2018年をどう進む? ──鈴木竜馬(unBORDE代表) × 竹中直純(OTOTOY代表)
・2018年06月01日・音楽業界の“過渡期”、2018年をどう進む? ──鈴木竜馬(unBORDE代表) × 竹中直純(OTOTOY代表) 2018年5月、ワーナーミュージックとOTOTOYで契約を結び、〈ワーナーミュージック〉全タイトルの配信が順次開始されています。今回、音楽評論家の小野島大を司会進行に迎え、〈ワーナーミュージック〉内レーベルの〈unBORDE〉オーナーの鈴木竜馬と、OTOTOYの代表である竹中直純のトーク・セッションを敢行。Apple MusicやSpotifyなどのサブスクリプション・サービスが音楽配信の主流となりつつある過渡期とも言えるいま、これからの音楽産業はどうなっていくのでしょう。 「時代感」と「エッジ」というテーマで、神聖かまってちゃん、きゃりーぱみゅぱみゅ、WANIMA、tofubeatsなどなど、ジャンルや型にはまらないアーティストたちを発信する〈unBORDE〉のレーベル・オーナー、鈴木竜馬、もともとはプログラマーであるものの、音楽への想いからダウンロード型配信ストアを作り、現在も維持しているOTOTOY代表、竹中直純。そして音楽評論家としてもリスナーとしても音楽配信の黎明期から体験してきた小
by 小野島 大
2018年東京、僕らは今も遊び続ける──【対談】今里(STRUGGLE FOR PRIDE) × 谷ぐち順(LessThanTV)
[PICKUP]・2018年05月25日・2018年東京、僕らは今も遊び続ける──今里(STRUGGLE FOR PRIDE) × 谷ぐち順(LessThanTV) 圧倒的なサウンドとパフォーマンスで存在感を示し続けるバンド、STRUGGLE FOR PRIDE。2006年にリリースした1stアルバムから実に12年ぶりとなる2ndアルバム『WE STRUGGLE FOR ALL OUR PRIDE.』を完成させた。彼らのオリジナル楽曲はもちろん、EGO-WRAPPIN’の中納良恵をヴォーカルに迎えたベニー・シングスのカバー「MAKE A RAINBOW」や、過去作にも共演を果たしているカヒミ・カリィをヴォーカルに迎えたザ・ブルーザーズのカバー(原曲はビリー・ジョエル)「YOU MAY BE RIGHT」をはじめ、FEBB、BUSHMIND、小西康陽、杉村ルイ、OHAYO MOUNTAIN ROAD、DRUNK BIRDS、DJ HIGHSCHOOL、ECDといった彼らにしか集められないであろう多彩な客演陣が参加している。まさに2018年の東京を象徴する1枚。OTOTOYでは本リリースを記念し、彼らにとって初の音源『...Hold Fast Affl