新たな風吹く、再起動──東京カランコロン、“ポップなのに泣ける”ニュー・アルバムをリリース!!

男女ツイン・ヴォーカルと個性的な楽曲で中毒者を増やし続けるバンド、東京カランコロンが1年9ヶ月ぶりとなるアルバム『東京カランコロン01』をリリースした。2016年に開催したツアーではファイナル公演を日比谷野外音楽堂で開催し、大盛況のうちに終えた彼らは、今年2017年からライヴハウス・Shibuya eggmanのレーベルである「murffin discs」内に発足した新レーベル「TALTO」に移籍。気持ちと環境を新たにした今作は、タイトルに自らのバンド名に「01」を加えた、まさに再起動を告げるような痛快なポップ作となっている。OTOTOYでは今作のリリースを記念し、ヴォーカリストであるいちろー(Vo.Gt)、せんせい(Vo.Key)を迎えたインタヴューを掲載。再起動し、新たなフェイズに進むカランコロンの今とは!?

新レーベル移籍後初、1年9か月ぶりとなるフル・アルバム

東京カランコロン / 東京カランコロン01

【配信形態】
AAC

【配信価格】
単曲 205円(税込) / アルバム 2,000円(税込)

【収録曲】
01. トーキョーダイブ
02. どういたしまして
03. ラブソング
04. ハッピーエンディング
05. AWESOME FRIDAYS
06. 321で
07. ビビディバビディ
08. シークレットランド
09. かさぶた
10. アンサンブル
11. つよがリズム
12. 走り出せロンリー

※ボーナス・トラック「中華そば」の配信はございません。ご了承くださいませ。


東京カランコロン / 『東京カランコロン01』トレーラー映像


INTERVIEW : 東京カランコロン

いま、東京カランコロンの音楽を聴いた人は口を揃えて話す「ポップなのに泣ける……」と。彼らの本意じゃないかもしれないが、僕も同じような印象を抱いた。いままでだったら歌うことのなかった、バンドとして真意が今作には込められている。インタヴューでは、いちろーとせんせいにカランコロンの現状と「ポップなのに泣ける」理由はなぜなのか訊いてみた。

インタヴュー : 真貝聡
写真 : 大橋祐希

いかに余分なものを入れずに形にするか

いちろー : 去年、野音でワンマンをやったんですよ。その前から無理をしてたといえば無理していたんですけど、レーベルの人たちと一緒に仕事を続けるためにも僕たちは結果を出さなきゃ、というのがすごくあって。頑張ってきた中で自分たちの本心みたいなものが見えなくなってきたような感じを、僕も含めてメンバーみんなが思ってて。

──自分たちの本心?

いちろー : 本当に自分たちに似合う服っていうか、東京カランコロンが何者なのか、ちょっとわからなくなってる感じ。それを改めて去年の春からずっと話しあってて。その時に〈TALTO〉っていうレーベルが生まれて、そこから僕たちのCDを出してくれるって話しをもらったんです。

──その流れで今作のリリースに繋がるワケですね。

いちろー : そうです。で、環境を変えて自分たちの気持ちも変えました。

左より、いちろー(Vo.Gt)、せんせい(Vo.Key)

──それで再起動ってテーマを掲げてる、と。

いちろー : 僕らにとってはデビューしてからいろんな積み重ね、というか積み重なっちゃたみたいな。本意じゃない部分を積み重ねてしまった、何か自分たちの諸々というか、情報とかがあって。そういうものを見つめ直して、とにかく本当にここからバンドを全く違うものとしてやっていく気持ちでタイトルに「01」やバンド名を入れました。

──「積み重なっちゃった」という言葉をもう少し説明してもらっても良いですか。

いちろー : 自分たちらしさっていうのを考えながらずっとやってきて。途中から「これも自分たちらしいよね」っていうのをどんどん増やしていって、だんだん減らすことができなくなちゃったんですよね。最初はオシャレだと思って着ていた服が、アイテムを増やしていくうちに体が重くなっちゃった感じがあって。で、脱いだら自分たちじゃなくなるかも、みたいな恐怖もあった。

──このままカランコロンを続けていくのも辛いし、積み重ねてきたものを捨てて新しく何かを始めるのも怖いし…… っていう息苦しい状態だったんですね。

いちろー : 言うなれば「こう見られてるんだろうな」っていう自分たちが思っていた自分たちらしさ、かもしれないです。これが自分たちらしいなってことを結構、猛スピードでやってきたというか。活動のスピードがはやいってことも、途中で脱げなくなっちゃたひとつの要因かもしれないですけど、精査する時間がないっていうか、情報を増やしていく感じになっていたので……。

──そんな葛藤を乗り越えたからこそ、「どういたしまして」で〈歌いたいから歌う〉って歌詞があるように、今作はいろんなことがクリアになった気がしました。

いちろー(Vo.Gt)

いちろー : たしかに。曲もそうだけどさ、歌詞もシンプルだよね。

せんせい : 今年になって作った曲は、自分たちの考えがそこに乗ってるというかフィクションじゃなくなってる。全部体験してきたこと、見てきたこと、考えてることで、そこにちゃんと意思が乗ってる。いままでの曲も意思がなかったことはないんですけど、でも、以前の作品に比べたらいまの曲って私といちろーさんの意思が詰まってる、っていうのは「どういたしまして」もそうやし「トーキョーダイヴ」もそう。ラストの曲も全部において、それは入ってるなって思います。

いちろー : お化けの歌(「おばけちゃん」)とか、周りのスタッフが殺人事件にあう話(「じゃがいも殺人事件」)とか、音楽的に新しいチャレンジみたいなことを結構やってたんですね。それは僕らなりのエンターテイメントだと思ってたし、ちゃんとおもしろいものができてた、と思ってて。今回は新しい情報を限りなく削ぎ落とした上に、自分たちってものを追求しながらつくっていきました。

──いままでのやり方が体に染みついている分、情報を削ぎ落としていくことはカランコロンにとっては逆に覚悟がいることですよね。

いちろー : 僕らにとっては、そこが大変だったんですよ。だから、今回は本当にチャレンジでした。いままでは割と、こういうことをやろうって決めてパッパッパッっと足していった味付けが上手くいけばOKだったんですよね。今作は、いかに余分なものを入れずに形にするかっていう、他のバンドが普通にやっていることを、僕らは経験のないことだったからすげぇ難しくて。でも、それをして普通のバンドになってしまったら本末転倒なので、ちゃんと削ぎ落とした上で自分達らしさが残るっていうのを考えて。多分、それがストーリー・テイストな歌詞が、あんまりでてこない作品になったのかな、結果として。

せんせい : そやな。空想っていうか。

いちろー : いままでは突拍子もないことを題材にしたり、狙ってやってたんですけど、そういうのはあんまりないですね。

闇みたいなものを感じるポップ・ミュージックが好き

──いまの東京カランコロンがヤバイ! ってことはお客さんも、アーティストもすでに反応してますよね。

いちろー : だったら良いんですけどね(笑)。

せんせい(Vo.Key)

──7月7日におこなった〈TALTOナイト東京バンド編〉の後、SAKKANAMONの森野さんがいちろーさんに「今日のライブ良かったです! 僕が背中追っかけてた、デビュー当時のカランコロンを観ているみたいでした」ってメールした文章がすごい良かったです。

いちろー : 森野くん、良いこと言いますよね。メールをもらって感動しましたもん。

──普段、そういうことを言う人ではないですか?

いちろー : うん。森野くんから、そんなにちゃんと言われたことがなかったから、その分グッときましたね。僕も最近のSAKANAMONはすげえ良いなぁと言ってるから、そのお返しかもしれないけど(笑)。

せんせい : そんなことないよ(笑)。

──シュノーケルの西村さんも「どういたしまして」のPVを観て「じんわり沁みてきて、ギューっとなって、泣きそうになる。なのにPOP! いや、POPだから切ないのか」ってTwitterで書いてて。すごく核心を突いた言葉な気がしました。


東京カランコロン「どういたしまして」MV

いちろー : 「ポップさに泣けちゃう」みたいなことをお客さんがツイートしているのを見つけて、それは西村さんが言ってるのと同じようなことかもしれないですね。泣かせようと思って泣かせている感じ、というよりはポップだということに泣ける、というか。だから24時間テレビみたいなことじゃないんですよね。

──本人としては泣かせたいワケじゃないと。

いちろー : 人がやっているのを見るとわかるけど、自分では「これ、ポップだから泣けるよね」みたいなことはあんまり分からない。

せんせい : でも、私はこの曲ができて、リハで合わせてる時から泣きそうなくらい感動して。それは、言葉には表せないメロディとか、コード感、音色、空間、全部が重なって出るものでしかないと思ってて。本当に感動をさせるってことは言葉じゃないんですよね。言葉で「すごく悲しいんです」「すごく辛いんです」って書いたとしても、全然その気持ちって伝わらないというか。大事なのは、そこに感情や気持ちが乗ってて、その人がそこにいるかどうかやと思ってて。それが西村さんとか、お客さんの「ポップなのに感動してしまう」ってことやと思います。

──せんせいはアルバム制作中に「いままでだってもちろんいいけど、また違う意味でいいかもしれん。だって泣きそうになる」って話してましたよね。

せんせい : 曲の中にある景色とか、歌詞の先にある温度とか、湿度とか、空の色とか、そういうものを一生懸命探して「コレや!」っていうものをとにかく入れるっていうものをすごくしたから、1曲1曲が感情的になっちゃうんです。歌ってても、弾いてても、聴いてても。

──いままでになかった感覚ですか?

せんせい : これまでは「じゃがいも殺人事件」のようなエンターテイメントさがカランコロンや!と思ってた。だけど、今回はいかに、いちろーさんや私の気持ちが乗った歌詞を書くかってことを大事にしたいと思ってたから、今までのカランコロンにはなかった表現の仕方がはじまってるし、出来たのかもしれないです。

──話は変わりますが、いちろーさんって暗い人間なんですか?

いちろー : え!?

せんせい : ふふふ、暗い(笑)!

いちろー : 暗いと思いますね、はい。

──「人といる時は元気だけど、ひとりでいる時はすごい丁寧で暗いやつなのでこういうとき困る…」ってツイートしてましたよね。

いちろー : そうですね、ひとりでいるときは暗いです(笑)。LINEじゃなくて、急に電話されたら絶対に出ないですね。

──そんな人がここまでポップなメロディと歌詞を書けるのはどうしてでしょうね。

いちろー : 本当に心底明るい根っからのハッピー・ピープルな人がつくってる音楽って、僕は多分聴かないんですよね。

──なるほど。

いちろー : ポップ・ミュージックを作っている人間全員が根っからのポップ人間か、っていうと違うと思ってるんですよ。だからこそ、闇みたいなものを感じるポップ・ミュージックが好きですね。きっと僕も、そういうのができちゃうんですよ。

──闇を感じつつもポップ・ミュージックを求めるって、少し矛盾がある気がしますけど。

いちろー : なんていうかな…… 僕もせんせいも音楽を聴いて暗い気分になりたいわけではないから。すっごい良い音楽が見つかったときはそればっかり聴くんですけど、短くとも3日くらいはテンションを下げずに生きていけるんですよね。嫌なことがあってもイヤホンをつけて電車乗れば大丈夫っていうか。その感じを味わってもらえれば良いなと思いますけど。普通ですね…… すいません(笑)。

最後に味の分からないデザートを無理やり出した感じ

──改めてポップ・ミュージックの魅力ってなんだと思いますか?

いちろー : 人が聴いた時に嫌な気分にならない…… というか、僕が聴いた時に嫌な気分にならないやつかなぁ(笑)。僕が聴いて嫌な気分にならなければ、ギターが轟音でも良いし、最悪ギターが鳴ってなくても良いし。逆にものすごいメロコアの方が元気なくなっちゃうんで。

──あはははは! メロコアが苦手(笑)。

いちろー : 落ち込んじゃうんで。それは僕にとってのポップ・ミュージックじゃないんだなって感じ。

せんせい : そやな。聴く人によってポップって違いますよね。

いちろー : これまでは好きな基準でつくっているというよりは、自分たちが積み重ねてきたカランコロンらしさとか、これは新しいカランコロンらしさを提示できてるな、とか、そういうことに重きを置いてつくっていたんですけど。今回のアルバムって自分の好きな感じばっかりなんですよね。

──このアルバムは1曲目「トーキョーダイヴ」、2曲目「どういたしまして」がきて、ここから本当にカランコロンの新章が始まるんだなって思ったんですよ。覚悟を感じるアルバムだし、僕も「ポップだから泣ける」って感覚を味わえた。


東京カランコロン「トーキョーダイブ」

''せんせい :’’ うんうん。

──ただ、最後「中華そば」のコントでズッコケルっていう。

いちろー : あははは!

──「僕の感動がっ!」みたいな。

いちろー : 本当すいません。

せんせい : そこは捨てきれへんからね。

いちろー : 捨てきれないね~。

せんせい : 捨てた方が良いかも知らんけど、どうしても残ってるんよね。

いちろー : 昔からのお客さんが期待してんじゃねえかって思っちゃってるんですよね。多分、うちらのボーナス・トラックが入るって期待してるんだろうなって、勝手に思っちゃってるんですよね(笑)。

せんせい : あはははは!

──心の奥まで染み込む素敵なバラードの「かさぶた」、カランコロンが自分らしく生きることを肯定した「走り出せロンリー」…… ここで終わったらカッコイイアルバムをつくったな! って思うんですけど。最後に「中華そば」を入れるのは、カランコロンの性なのかなって。

いちろー : ははははは!! そうっすね。

せんせい : その通りやと思います。


東京カランコロン「ビビディバビディ」 MV

──カッコイイままで終わらない、っていう。

いちろー : 外側のイメージは分からないですけど、純粋なところと、オシャレにしたいところと、絶対に1枚の中にサイケな部分があるんですよね。そこが出ちゃうんですよね。13曲あると1曲はサイケな部分が。

せんせい : 減った方やん。

いちろー : まあ、そうですね。ワンマン・ライヴで「中華そば」みたいなことをアンコールでいつもやってるから、ファンサービスって感じですかね。それがサービスになってるかは、知らないですけど(笑)。最後に味の分からないデザートを無理やり出した感じですね。

──お口直しなのかどうか分からないけど、みたいな。

いちろー : そうそう(笑)。最後の1品は定食メニューに入ってないのに「これ作ってみたんで、どうぞ」っていう(笑)。

──すごいなあと思うのが、今のモードでよく「中華そば」をつくれる心の余裕があったな、ってことなんですよね。

いちろー : 何かを入れようって考えはあったんですけど、実はレコーディング最終日に結構、時間が余ったんですよ。そしたら「やるしかないっしょ!」みたいな感じですね(笑)。

せんせい : うふふふふ(笑)。みんな不安やったよね~。3テイクしか録ってないんですよ。

いちろー : 練習は1回しかしてないしね。

卑屈なことや暗いことを書いて、誰かが落ち込む姿を見たくない

──はははは! あと「AWESOME FRIDAYS」にも触れたくて。〈楽しいも退屈も表と裏 変えられるってこと教えてくれた〉って、すごくいい言葉ですよね。

せんせい : ありがとうございます。

──幸せか不幸かは、自分の見方によって決まるってこと?

せんせい : そうですね。自分の気分がすごく良い状態でも、悪い状態でもその瞬間におる時って、その一方向しか見えないから。楽しい時は良いけど、落ち込んでる時は良くないじゃないですか。その中にいる人は意外と分からへんもんなんやなって、自分も含め。自分の考え方次第で「わあ、今日は雨やぁ。傘もないし最悪」から「この雨が上がったらキレイな虹が出るわ」って、どっちも心の持ちようで変わるってずっと思ってて。それを、ちゃんと記しておきたかったっていう。

──僕はネガティヴな人間なので「傘もないし最悪」って人の気持ちはよく分かるんです(笑)。ポジティヴに捉えるってことは、その先に良いことがあるって信じられるかどうかってことで。先の見えないことに対しては、みんな不安になりがちですよね。

せんせい : それを、この曲を聴いた人が気づいてもらえたらええな、っていう。自分のためと、聴いてもらえる人のために書いといた、みたいな感じで(笑)。

──「どういたしまして」の〈この先は輝くフューチャー〉って言葉にも同じことを感じて。現在地からその先の未来が輝くかどうかは、その人がどんな一歩を踏み込むかで今後の人生は変わるっていうか。

いちろー : そうですね。僕は根っからのネガティヴなので、歌詞でそう書いておかないと自分が沈んじゃんですよね。でも、人間て明日、事故にあって死ぬかもしれないけど、意識しない限り自分は明日も明後日も生きている前提でみんな過ごしてるじゃないですか。

──そうですね。

いちろー : でも、危険はいつも身近にあって。事故に遭うとか、体が病気になるとか。そうなると自分が普段やっていることを止めるわけじゃないですか。だけど、事故に遭うことばっかり怖がってしまうと家からでれなくなるとか、それがしがらんで、何もできなくなる。僕の場合は歌で先が明るいと思って書いていないと、家からでれなくなっちゃうので。僕はそれで書いている感じですかね。

──それって、自分の言葉にいちろーさん自身が救われてるってことですよね。

いちろー : うん、言霊みたいなことですね。その時の本心を書いちゃうと、本当に暗いことしか書かないんですよ。たぶん、人によってはそれを客体化した時に、すっげえネガティヴなこととか、すっげえ卑屈な考えとか、それがエンタメになっちゃう人もいると思うんですよ。

──最近はそういう曲がメジャー・シーンでもヒットしてますしね。

いちろー : 個人的な主観でしかないですけど、人が傷つくことを厭わない人だったら、それでエンタメになるんですよ。すっげぇ面白エッセイを書く人とか、ミュージシャンでもいますけど、そういう人は誰かが傷つくことを厭わないタイプだと思ってて。

──いちろーさんは違いますか?

いちろー : 僕にもそういう卑屈なとことか、根暗なところはあるんですけど。それによって、人が傷つくことを見て見ぬ振りをできるほど心が強くないから、あくまで自分の明るい言霊で気持ちをもっていかないと自分が持たない。卑屈なことや暗いことを書いて、誰かが落ち込む姿を見たくないんですよ。だから、僕はそういうものしか作れないんですよね。

──今日、たまたまアイドルのゴシップ本を読んでたんですよ。そしたら「清純アイドルAの素行の悪さ!」みたいなことが書いてあって。これを読んでおもがる人もいるけど、悲しむ人もいるよなって思いました。

いちろー : でも、そうやって人が傷つくことも構わず書ける人って、魅力があるんですよね。

せんせい : そういうことが好きやしね。リアルな声っていうか。

いちろー : 不倫が発覚して謝罪している姿がニュースで流れれば、なんだかんだ注目するじゃないですか。たぶんそれと同じことだと思ってて。人が傷つくことを構わず突っ込んで行ける人間が余興としておもしろくて。そこって、他の人が嫌がってる部分を隠さないとか、隠すことを厭わない人間ならできると思うけど、僕らはそれが出来ないから。だから、カランコロンのサイケって10%くらいなんですよね。

──でも、そこは他者に対する敬意を感じますよ。その場がおもしろければ良いってワケじゃない、というか。

いちろー : だから、なんでこれやるの? っていうボーナス・トラックはたしかに入れるんですけど、それってあくまで楽しんでもらいたいからやってる。自分たちも気持ち良いものとして音楽を聴きたいから、だからアルバムがポップになってるんじゃないかなって。派手ではないな、と思って作ってて。だけど、音として純度の高いものが出来たなと思ってるので、それを真っ直ぐ届いて欲しいなと思いますね。

──いまの話を聞いて、改めて「中華そば」込みで最高のアルバムだなと思いました。

せんせい : あはははは! 良かった。

配信中の過去作品

東京カランコロン / noon/moon

4thアルバムである今作は、「歌」を聴かせる歌盤と「あそび心」が詰まった遊び盤というコンセプトを元にした2枚組作品。王道である歌盤と実験的な遊び盤のコントラスト含め、彼らの懐の深さを感じさせる作品となっている。


東京カランコロン / UTUTU

蔦屋好位置、AxSxE(NATSUMEN)、亀田誠治など強力なプロデューサー陣を迎えた3rdアルバム。疾走感のあるロック・チューンから、バラード、ディスコ・ライクな曲までバリエーションに富んだ1枚。


東京カランコロン / 東京カランコロン

2009年にリリースした初のデモ音源。インディーズ時代唯一の全国流通盤よりも前に作られたもので、現在はフィジカルでの入手は困難。「コンプレックスのシンデレラ」が聴けるのはこの音源のみ!

LIVE SCHEDULE

久々の全国ツアーですけど、再起ん動?

2017年11月3日(日)@宮城県 enn 2nd
2017年11月5日(日)@北海道 DUCE
2017年11月11日(日)@福岡県 INSA
2017年11月12日(日)@広島県 CAVE-BE
2017年11月18日(日)@香川県 DIME (w/アカシック)
2017年11月19日(日)@大阪府 梅田CLUB QUATTRO
2017年11月23日(日)@愛知県 APOLLO BASE
2017年11月28日(日)@石川県 vanvanV4 (w/モーモールルギャバン)
2017年11月29日(日)@栃木県 HEAVEN’S ROCK Utsunomiya VJ-2 (w/ONIGAWARA)
2017年12月6日(日)@新潟県 GOLDEN PIGS RED STAGE (w/ONIGAWARA)
2017年12月9日(日)@東京都 WWW X

その他詳しいライヴ情報はこちら

PROFILE

東京カランコロン

いちろー(Vo.Gt)、せんせい(Vo.Key)、おいたん(Gt.Cho)、佐藤全部(Ba)、かみむー(Dr)による中毒性の高い強列な個性が爆発する男女ツイン・ヴォーカル・バンド。大型フェス・イベントへの出演や東京カランコロン主催のサーキット・イベント「ワンマ ソ フェ ス」を開催するなど続々と注目が上がる中、2016 に開催された「ワンマ んツアー」では、 ファイナルを日比谷野外音楽堂で開催する等、全10公演を大盛況のうちに終える。2017年2月1日shibuya eggmanのレーベルである「murffin discs」内に発足した新ロック レーベル「TALTO」より2枚連続ワンコインシングル「トーキョーダイブ」「ビビディバビディ」をリリース。10月には1年9ヶ月ぶりとなるフルアルバム「東京カランコロン01」をリリース。数々のイベントで唯一無二の楽曲とライブパフォーマンスを見せつけ、精力的に活動中。

東京カランコロン 公式HP : http://tokyokarankoron.com/

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インタヴュー

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