【独占配信】え? ライヴにロボ? すごい名前! 愛はズボーンってどんなバンド?──インタヴューで丸裸に

「大阪はアメリカ村からやってきました。愛はズボーン」自主企画イベントをはじめ、ツアーやフェスで各地を周り、大阪のバンドでありながらも着実に全国にファンを増やしている人気急上昇中のバンド、愛はズボーン。4月に限定枚数で生産された2ndシングル『ゆ〜らめりか』をなんとOTOTOYにて独占配信開始! それと同時に、彼らにインタヴューを行うことに成功。今や先輩バンドたちとライヴをしても引けを取らない勢いと、実力を兼ね備えている彼らに、結成秘話から最新作『ゆ〜らめりか』に込めたメッセージについて語ってもらった。

愛はズボーンの新機軸を記した待望の2nd Single!


愛はズボーン / ゆ〜らめりか

【配信形態】
WAV、ALAC、FLAC(16bit/44.1kHz) / AAC
単曲 200円(税込) / まとめ 600円(税込)

【収録曲】
1. ゆ〜らめりか
2. へんなの
3. 恋のスーパーオレンジ


愛はズボーンのサインを1名様にプレゼント!!



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INTERVIEW : カネシロ&白井達也(愛はズボーン)

2ndシングル『ゆ〜らめりか』の配信開始と同時にOTOTOYは愛はズボーンのカネシロ(Gt.&Vo.)と白井(Ba.)へ初インタヴューを敢行。今作に込めたメッセージはもちろんのこと、彼らの出会いや結成のエピソード、音楽のルーツ。そして、次のステージに移行する覚悟を持っている彼らの見据える景色。それはどんなものなのかを語ってもらった。コミカルに映し出されがちな彼らの音楽性の奥にある、力強い想いと情熱を是非新譜と共に感じて欲しい。

インタヴュー : 飯田仁一郎
構成 : 宮尾茉実
写真 : 雷(ライヴ写真)、又野一輝(アーティスト写真)

GIMAくんの性格がぶっ飛んでいたところに魅力を感じたんです

左から白井(Ba.)GIMA(Vo.)カネシロ(Gt.&Vo.)富永(Dr.)

——まずは愛はズボーンが結成するまでの経緯を教えてください。

カネシロ(Gt.&Vo.) : 愛はズボーンは、2011年に結成しました。僕と白井くん(Ba.)と富永(Dr.)は前身バンド江坂キューティーリップスってバンドを組んでいたんですけど、解散することになって。その時に1番仲が良かったGIMAくん(Vo.)とバンドを組みたいと思ってすぐにバンドを始めて、それが愛はズボーンになりました。

白井(Ba.) : 最初僕は入ってなかったんですよ。

——なるほど。カネシロくんが言い出しっぺなんですね。GIMAくんってあの男前で面白い方ですよね。

カネシロ : そうです。彼はその時モデルのオーディションを受けていました。

——そのGIMAくんとやりたかった理由はなんですか? パートもヴォーカルで同じなのに。

カネシロ : パートを探すというよりは、GIMAくんと話が盛り上がりすぎていたからですね。音楽的な魅力というより、あの見た目と身長を持っているのに性格がぶっ飛んでいたところに魅力を感じました。当時は付き合いたてのカップルくらい一緒にいましたね。

白井 : ギター弾けないのに1人でライヴしていましたね、彼は。

カネシロ : ギターも弾けないし、アンプも触った事がないのに、僕が「GIMAくんはライヴハウスに出てみたら面白いと思う」って言ったら、1人で30分の尺ででてたんですよ。

——彼はステージの上でなにをしてたんですか?

カネシロ : ギター弾けないのに青いストラトを持ってマーシャルに繋いで、オリジナルの歌を歌ってました。最後プライマル・スクリームをCDで流して盛り上げてましたよ。

白井 : ちゃんと盛り上げてたとこが凄いよな。

GIMA(Vo.)のライヴ裏での一枚

——当時からぶっ飛んでいたんですね。白井さん、富永さんはいつのタイミングで参加したんですか?

カネシロ : 白井くんはサポートでもいいからってかたちで、喧嘩して解散したわけでもなかったから僕が誘いました。とにかくライヴがしたかったのと、曲も作っていかなくちゃいけなかったので。白井くんはサポートでやるくらいなら入るって言ってくれたけど、富永はウジウジしていたなぁ。

白井 : ははは(笑)

——ウジウジ?

カネシロ : 富永は自分からはあまり発言しないタイプなんです。こっちが誘ってくるのを待っている感じはありましたね(笑)。

自分たちを人に説明出来る音源にしようっていう意識はしました

——結成当時は今の音楽スタイルを既に確立していたんですか?

カネシロ : 初期に作った音源が今回の3曲目になっているので、途中で大幅な路線変更とかはなかったと思います。

——どんな音楽をやりたかったとかってありましたか?

白井 : その時ハマってるやつとかじゃなかった?

カネシロ : そうやな。その都度ハマっている音楽を反映させる感じやったんで、それこそ今作の『ゆ〜らめりか』のシングルは自分たちを人に説明出来る音源にしようっていう意識はしましたね。

——それは具体的に言うと?

カネシロ : 今まで出していた3枚の音源(下記にリンクがあるので是非チェックを)は自分らのやりたいことをやってきているつもりではあったんですけど、周りの人に「愛はズボーンってどういうバンドなの?」って聞かれたら、それを言葉で表現できない音源ばかりを作っていたんです。当時はそれがかっこいいと思ってやってたんですけど、言葉にできた方が得だって最近気付いたんです。だから今回は、この曲は何の曲からインスピレーションをもらってるかを自分たちで話せるように作りました。

——そうだったんですね。例えばどんな曲からインスピレーションを受けているんですか?

カネシロ : M1「ゆ〜らめりか」はThe Flaming Lipsの「Race for The Prize」です。やりたい音楽のもとになるものが個性的すぎるから、一回フィルター通しちゃうと全然良いものに昇華できないんです。それをわざとフィルターをかけないで、これが元になっているんだと言えるものを作りました。


M1「ゆ〜らめりか」を制作する際に意識されたという、The Flaming Lipsの「Race for The Prize」

——いいですね!

カネシロ : 僕らとしてもやってよかったなと思っています。エンジニアさんとかとも話が早かったですね。僕らの知らないドラムの録り方とかっていっぱいあると思うので、そういうことを教えてもらって勉強になりました。

——まったくThe Flaming Lipsだと思いませんでしたよ。そういう意識的なことってメンバー間で共有していたことなんですか?

白井 : 最初にThe Flaming Lipsのドラムの感じがいいってことは話していたので、イメージは何となくはわかっていました。でもほとんどフレーズとかはカネシロが作ってきてくれていましたね。

——なるほど。メンバーとエンジニアで目指す音像が見えていたっていうことですよね。ちなみにM2「へんなの」とM3「恋のスーパーオレンジ」は何を意識されたんでしょうか?

カネシロ : M2「へんなの」は坂本慎太郎さんの曲と雰囲気、そこに四つ打ちと裏打ちを混ぜたらどうなんねやろって感じですね。ギターソロに関してはTheDoorsの「Light My Fire」をそのまま弾きました。M3「恋のスーパーオレンジ」はPixiesとCOWPERSのギターの音ですね。入りだしのスネアの一発目はPixiesの「Where Is My Mind?」です。

——ああー確かに! ということは90年代のオルタナティヴが愛はズボーンのルーツなんですか?

カネシロ : 完全にそこが元になっていると思います。

白井 : 僕はカネシロくんに影響を受けたバンドが多いので、あまり変わらないですね。ドラムの富ちゃんとかは全然違くて、ハードコアとかメタルが多いですね。

カネシロ : GIMAくんは忌野清志郎だったかな。

——今作のシングル『ゆ〜らめりか』にはコンセプトがあったんですか?

カネシロ : 曲を聴いたらその時期のことを思い出すことってあるじゃないですか。愛はズが一番出させていただいてるライヴハウス、心斎橋pangeaの店長吉條さん(愛はズボーンの所属するレーヴェルのオーナーでもある)と毎週毎週ミーティングしているんです。吉條さんといつか別々になるとは考えていないんですけど、いつかバリくそ売れた時に、この『ゆ〜らめりか』を再生して「あの頃のpangeaの感じやばかったな」って思い出せるセーブポイントのイメージで僕は作りました。

抱き合う白井(Ba.)富永(Dr.)の様子

——なるほど。この3曲を聴いた時に、愛はズボーン出来上がってきているな、良い調子だなっていうのを感じたんです。この作品って、ぶっちゃけ愛はズボーンとしては次のフィールドを狙っている感じでしょうか?

カネシロ : もちろんそうですね。次のステップに行くためのシングルっていうのは考えていました。

——なるほど。みんな、音楽で食べて行きたいっていうのがあるんですね。

カネシロ : そこに関してはあんまり疑ったことないですね。それこそ1回解散したバンドが集まっているのもありますし。

いろんな人と出会ってきたけど、やっぱり周りにおるやつらがかっこいい

——愛はズボーンで貫いているこだわりとかってありますか?

カネシロ : ふざけたバンドに思われがちですけど、1回も僕らはふざけたことつもりはないってところですかね。バンド名もかっこいいと思ってつけているし、ライヴとかもふざけてると思われがちだけど、かっこええと思ってふざけています。ダウンタウンがかっこいいのと一緒というか。自分を売って集客を得ようとしてふざけているわけじゃなくて、全部かっこええと思ってふざけているっていうのがもうちょっと周りに伝わってほしいですね(笑)。

——登場とかMCで、自然に「愛はズボーン、面白いな」って思ってしまうんですけど、大阪のお笑いみたいな感じってことですよね。意図的ではなく自然にでてくる面白さ=かっこよさ。

カネシロ : そうですね、僕とGIMAくんが特にそうだと思うんですけど、大きい集団の中にいる時って、どれだけかっこよく見せられるかより、どれだけ面白いかが大事だと考えているんです。バンドとしてかっこよくなって売れていくには、面白いっていうのが必要だと思ってます。

愛はズボーンのライヴ演出で登場するロボ

——なるほど。客観的に見ても愛はズボーンは今盛り上がってきていると思うんですけど、本人たちはどう捉えていますか?

カネシロ : 僕たちはそう思ってはいないですね。油断したら一撃で飛ばされるって危機感があります。バンドの状況が変わることに、メンバー全員自覚を持ち始めたところです。前まではそれぞれが自分のテンションのタイミングで本気になっていたけど、本気じゃないっていう顔を周りに見られるとやばいぞっていうのが、今はバンドの中にある気がしますね。

——それが変わってきた理由は、具体的にどういったところなのでしょう?

カネシロ : 去年1年かけて自主開催のサーキットやワンマンを成功させたり、RADIO CRAZYに出させてもらったりして人の目に触れることが増えたっていうのがありますね。メディアとか、関西ローカルのラジオとかの影響でメジャーまで行っている方たちや業界の人と接する機会が増えて自覚が生まれてきているところです。

——愛はズボーンは、比較的多くの自主企画を行っているイメージがありますが、自分たちで自主企画をする理由はどこにあるのでしょうか?

カネシロ : 周りの人が全然持ち上げてくれないから、自分たちで持ち上げるしかないからですかね(笑)。情報が途絶えてしまったらいないのと同じだと思うので、自分たちで発信しないとって気持ちがあります。

——なるほど。そういったところで出会ったバンドで、こいつらすげえなって思ったバンドはありますか?

カネシロ : この前の〈ゆ〜らめりかツアー〉の名古屋に出演してくれたTempalayってバンドなんですけど、今まで何回も対バンしたり、お互いのライヴを見たりはしていたんです。でも久しぶりにツアーに来てもらったら、ライヴ中のオーラが今までの100倍くらい凄くなっていて、もう修行積んだんちゃうかってくらい研ぎ澄まされていたんです。キャリアを積んできた方達と会うことは多くなりましたけど、結局最近で1番ビビったのは同年代のずっと一緒にやってるTempalayのヴォーカルの小原綾斗でしたね。

白井 : あの日は確かにTempalayやばかった。僕はずっとドミコが好きで、あのへんのナチュラルに音楽だけやってる彼らは俺らと人種が違う感じがあるんですよね。愛はズボーンは内に向きながらヲタクっぽく曲を作る感じだから劣等感なのかもしれないけど。

カネシロ : 酒飲んで喋ってたら同じなんだけど、カッコよく見せるのがうまいと思う。いろんな人に出会ったけどやっぱり周りにおるやつらがかっこいいな。

カネシロ(Gt.&Vo.)

——刺激がもらえるバンドが同年代にいるのは素晴らしいことですよね。では、バンドとして大きい目標というのはありますか?

カネシロ : フジロックとかの大きいフェスに出るとしたら嬉しいけど、「やったー!」って泣けるかって言ったらそんなことはないなぁ。

白井 : せやな。

カネシロ : ひねくれてるんですかね(笑)

——逆に泣けるようなこととかってあるんですか?

カネシロ : 作品づくりの瞬間じゃないですかね。曲ができた瞬間にメンバー全員が「これやばいな!!」って自然に言えてたら俺ら売れると思うんです。「この曲良いな!」って全員が口を揃えて言うまでにいつも3ヶ月はかかる気がするので。そう感じる時にはもう次に追われて忙しくてっていうのもあるから、そういうものを凌駕した凄い空気の中でバンド4人で曲を作り上げる瞬間に立ちあってみたいですね。大きいステージじゃなくて、大阪の安い地下のスタジオでその瞬間は迎えれるのかもしれないです。

——白井さんはありますか?

白井 : 僕は楽器を始めるきっかけ自体が誰かに憧れてとか音楽が凄く好きで、ってわけじゃなかったんです。だからこそ、泣くほどのことが想像できないんですよね。でも企画をして、それが成功した時がいままでやと一番感動しました。だから自分たち主催の企画が大きくなっていったら更なる感動が訪れるのかもしれませんね。

過去作品もチェック!!

愛はズボーン / IWZBN

ド派手でパワフルなライブパフォーマンスと、一度聞いたら忘れられないキャッチ-な言葉遊び、愛はズボーン待望のファースト全国流通音源です。

愛はズボーン / MAGMAそれは太陽のデジャヴュ

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愛はズボーン / RIKAKO

愛はズボーンのツインボーカルの一人「GIMA☆KENTA」をフィーチャーした今回の作品は全曲メインボーカルと作詞を担当。

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LIVE INFORMATION

〈D.N.A〉
2017年6月24日(土)@下北沢SHELTER
時間 : Open 18:30 / Start 19:00
出演 : 愛はズボーン / DENIMS / ナードマグネット

〈SUMMERズボップくん2017〉
2017年7月23日(日)@名村造船所跡地
時間 : Open 11:30 / Start 12:30
出演 : 愛はズボーン / プププランド / THE BOSSS / DENIMS / ドミコ / ナードマグネット / 神頼みレコード / Tempalay / TENDOUJI / キイチビール&ザ・ホーリーティッツ

〈奇天烈大発火!!-スリーマンスペシャル-〉
2017年7月26日(火)@新宿レッドクロス
時間 : Open 19:00 / Start 19:30
出演 : 愛はズボーン / モノブライト / ザ・ラヂオカセッツ

>>more live information

PROFILE

愛はズボーン

2011年7月、 金城昌秀(Gt.&Vo.)、白井達也(Ba.)、富永遼右(Dr.)、儀間建太(Vo.&Gt.)の不動の4人で結成。バンド名は 「日本人にしか付ける事の出来ない名前」 をテーマに命名。 語感は英語 「I was born」

>>愛はズボーン official site

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インタヴュー

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by 岡本 貴之
筆者について
J J (JJ)

パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyのチーフ・プロデューサー。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。ototoyでは、リミエキのJJとして喋っている時は、JJ(Limited Express (has gone?))と記載しています。

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