音楽は宗教にも通ずる? 音楽と独自の思想で関係性を築く3人──レーベル〈花とポップス〉連載 第2回座談会

"タフな乙女のアパートメント"を掲げ、フリーランスの女性クリエイターが集まる、つるうちはな主宰のレーベル〈花とポップス〉。4ヶ月連続、計10タイトルのリリースに伴う連載の第2回目は10月26日にそれぞれミニ・アルバムをリリースしたayumi melodyとぼくひかるの2人が登場。

歌声を幾重に重ねた賛美歌的「ひかりのつぶ」からはじまり全編丁寧な歌で織り上げられたayumi melodyの『Froh Flow』と、すぐにでも『まんが日本昔ばなし』の主題歌に代わりそうな独特の節と曲に編み込まれた物語で魅了するぼくひかるの『Castle door』。2作の配信開始と共に〈花とポップス〉という場に集まった彼女たちに話を訊いた。

第1回 : 「どんなに新人でも、母になっても──つるうちはな × あーた × イナダミホ × 青柳舞」

〈花とポップス〉10月リリース作品

A Month of Sundays(AMoS)の一員としても活動するayumi melodyの新作!

ayumi melody / Froh Flow

【Track List】
01. ひかりのつぶ
02. Together
03. みどりのシーツ
04. 四月のたわごと
05. ライチ

【配信形態 / 価格】
16bit/44.1kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC / MP3
単曲 250円(税込) / アルバム 1000円(税込)

>>期間限定「ライチ」をフリーダウンロード配信!!

バンド、Menozのヴォーカル、ひかるのソロ・プロジェクト始動!

ぼくひかる / Castle door

【Track List】
01. 心に冠を!
02. 犬のうた
03. かくれんぼ
04. キョンシー
05. 恐竜になりたい
06. ことねの賛美歌
07. 僕の生きる道

【配信形態 / 価格】
16bit/44.1kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC / MP3
単曲 250円(税込) / アルバム 1,500円(税込)

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INTERVIEW : つるうちはな、ayumi melody、ぼくひかる

先月から始まった、タフな乙女のアパートメント〈花とポップス〉の4カ月連続10タイトル・リリース特別連載。第2弾インタヴューはayumi melodyとぼくひかる。ロンドン生まれのayumi melodyは幼少期を日本で過ごしたのち、10代から20代前半をイギリスで過ごした。“生きていくために 生きているということの一部として 息をしたり ごはんを食べたり 眠ったりするのと同じ感覚で 歌をうたっている”というプロフィールどおり、彼女の歌は柔らかく滑らかに日常に馴染み、時に芯のある意思の強さを滲ませる。『うれしいがあふれる』を意味するアルバム・タイトル『Froh Flow』の通り、瑞々しいメロディと歌声が聴き手の感情に優しく触れ、そっと包み込んでくれることだろう。

一方、バンド・Menozのボーカル城戸曜のソロ・プロジェクトであるぼくひかるの歌は、マジカルな世界へ手を引くように聴き手に息遣いのある景色を見せる。たとえ部屋の中にいても再生ボタンをひとたび押せば、青々とした草原にだって行けるし、野を駆ける動物にだってなれる。音楽はもちろん、映像、ファッション、演出といった彼女にまつわるあらゆる表現が、聴き手に全く新しい世界を見せてくれるだろう。今回も主宰のつるうちはなを迎え「花とポップス座談会」を実施した。一見全くバラバラな3者だが、話していくうちに不思議と通ずる精神が浮かび上がってきた。音楽と宗教、目に見えないものに宿る魂、そして拠り所に成り得る音楽という存在について、深く語ってもらった。

インタヴュー&文 : 竹島絵奈
写真 : マイクサカスミ
撮影場所ご協力 : 北参道ストロボカフェ

歌は物心つく時から歌ってはいたんですけど、ゴスペルにはまって真似してたんです

ayumi melody

──ayumi melodyさん、生まれはロンドンなのですね。向こうでも音楽活動されていたとのことで。

ayumi melody : 私、25歳の時に人生初ライヴをしたんですけど、それまで音楽やる気なかったんですよ。ものすごいステージ恐怖症で。

──人前に立つタイプじゃなかったんですね。

ayumi melody : 「無理だろ!」って思ってて。私ビヨンセが好きなんですけど、あれくらい歌えないと無理って思っていて。

つるうちはな(以下、つるうち) : 比較対象がすごいね(笑)。

ayumi melody : 当時、ガチのゴスペルやりたかったんですよ! 歌は物心つく時から歌ってはいたんですけど、ゴスペルにはまって真似してたんです。友達に黒人の子が多かったんです。最初、ロンドンに行ったら白人の子は白人の子で集団になっていて、入れてくれなくて。

──コミュニティが既に出来てしまっていたんですね。

ayumi melody : うん、だから最初に仲良くしてくれた人はインドからきた子や黒人の子とか、そこではアウトサイドの子たちばっかり。だから自然とその子たちが聴いているものを聴き始めました。かっこいいから真似したいけど、上手く歌えないなって思って。

──自分でやろうとはせず、あくまでいちリスナーだったんですね。

ayumi melody : リスナーであり趣味でありって感じでした。そうしたら、私のフィアンセが、私の歌を聴いて「すごくいい!」「お前はなんかやれ」って言ってくれて。でもあくまで趣味だったので、その時点で1曲しか自作の曲がなくて。他の人と協調性がないと思ってたので、誰かとやろうとも思ってなかったし(笑)。それが、当時フィアンセがやっていたバンドがいきなり解散しちゃって、彼らが消化しきれていないライヴを私にやれって突然言われて。

──それでステージに立つことになったんですね。

ayumi melody : 「もうライヴの日程決まってるから、後2週間でやってね」って(笑)。

──なるほど。両方の地で音楽活動をしていたとのことで、ロンドンの音楽シーンと日本の音楽シーンについて肌で感じる違いはありましたか?

ayumi melody : めちゃくちゃありました。ロンドンは2008〜9年はエレクトロが流行っていて。その当時、ミュージシャンのファッションの真似をして、同世代の女の子たちも80年代のストーンウォッシュのピチピチのジーンズを履いて、髪の毛を立てて、レズビアンがめちゃくちゃ増えたんですよ!

つるうち : あははははは(笑)。

ayumi melody : 「みんな影響されすぎでしょ!」って(笑)。私は一度もそっちにはいかなかったんですけど、職場の同じフロアで、いつも男の子を追っかけまわしているような子たちがみんなレズビアンになって(笑)。

つるうち : 素直だなー(笑)。

ayumi melody : そのとき流行った音楽が、マニッシュな恰好をしたエレノア・ジャクソンが率いるラ・ルーというイギリスのバンドだったんですね。


ラ・ルー / アイム・ノット・ユア・トイ

──ファッションも音楽もその風潮一色になっていたわけですね。

ayumi melody : でも半年くらいでその波も消えましたね。その時期のマイナーなムーブメントの中には、フローレンス・アンド・ザ・マシーンとかバッド・フォー・ラッシーズみたいな、ちょっと幻想的でドリーミーなのもあったんですよ、ちょっとエレクトロで。私はそっちにハマっていて。日本に帰ってきたら全くそういう音楽が流行っていなくて、ちょっとびっくりしました。

──トップチャートではなくマイナーなムーブメントにどっぷりハマっていたんですね。そこからつるうちはなさんと出会ったタイミングはいつ頃だったんですか?

ayumi melody : 2012年の6月16日。モザイクでのイベントで対バンで会って。

──当時、はなさんとは話したのですか?

ayumi melody : 喋った! けどお互い尖ってた(笑)。私、対バンする前にはなちゃんの歌を聴いたらめちゃくちゃ好きで。でもなんだか悔しくって(笑)。だからちゃんと最初に「好きです!」って言えなかったんですよ。

──はなさんは当時のことを覚えていますか?

つるうち : すっごい覚えてる! だって特殊だったから、存在感も音楽も。だけど前回のインタヴューで話したように、20代の女性SSW特有の尖り方と変なプライドが邪魔して仲良くなれない… みたいな時期でしたね。ツイッターで繋がってはいたけど、その後も特に会ったりはしなくて。

──そこからレーベルの話にはどう繋がるのでしょうか? SNSで繋がってたとはいえ全然会っていなかったわけで。

つるうち : …電撃だったよね。

ayumi melody : いきなりきた!

つるうち : いきなり言ったんですよ(笑)。メロちゃん(ayumi melody)の「みどりのシーツ」のMVが公開されて、あれを観ながら連絡したもん。「うちのレーベルから出しませんか? 」って。

ayumi melody : ビデオを公開して10分以内に連絡きた (笑)。


ayumi melody / みどりのシーツ

──即決だったんですね。

ayumi melody : はなちゃんの「あいゆうえにい」のMVを観て、めっちゃ好きだなって思ってたんですよ。花ポのことも知ってたし。

2人の音楽は賛美歌みたいなんだよね

ぼくひかる

──なるほど。一方ぼくひかるさんは、はなさんとはどのような出会いだったんですか?

ぼくひかる : ライヴハウス。対バンで… めっちゃ最近です。去年の12月とか。ぼく、全然シンガー・ソングライターの界隈で活動していなかったんですよ。バンドをやってたから。ここ2年くらいソロでやり始めたんですけど、それもマイペースにやってて。たまたま、ライヴハウスの方に「つるうちはなさんと一緒にやったらおもしろいと思うんだよね」って言われてたんです。そうしたらちょうど誘われた12月対バンの中に、はなさんの名前があって。それじゃあ出ようかなって感じでした。

──対バンするまでは全く接点がなかったんですね。

つるうち : うん、そうですね。

ぼくひかる : 「あいゆうえにい」だけは観ていたんです。歌のイメージのまんま来ると思ったら、なんか… 子どもみたいな人が来て…(笑)。すごい無邪気だなぁってびっくりした。

つるうち : 普通はライヴの前に仲良くしすぎるの、怖いから避けたりするんですよ。なのに、私その時は音楽も聴いていないのに「好きだ!」って言っちゃったんですよ(笑)。そうしたら彼女も「ぼくもまだライヴ観てないけど好きです」って言ってくれて。

──ライヴ前に仲良くしづらいっていうのは素性が分からないから警戒している、っていうことなんでしょうか?

つるうち : めっちゃ仲良くなったのに、ライヴ観てめっちゃ音楽の趣味合わなかったら、終わった後にどうしたらいいか分からないじゃないですか(笑)。

ayumi melody : 嘘はつけないもんね!

──なのに言っちゃったんですね。

つるうち : なんか「大丈夫だ」って思って。

──通じ合うものがあったからなんでしょうか。

つるうち : 歳とってくると、大丈夫だって直感で思ったら、もう大丈夫なんですよ。だってすげー美人だしさ! こんなカッコいいやつがダサい音楽やるはずないじゃんって思ってライヴを観たら、すっごいよくて。すげー! 天才だ! って思った。とにかくすごい第一印象で。

──そこからレーベルに入ろうってなったターニングポイントあったんですか?

ぼくひかる : 「録音始めた」ってツイッターで書いたらはなさんが「いま録ってる音源ってどうするの? うちでやらない? 」って言ってくれて。

──はなさんはなぜ声かけたんですか?

つるうち : …なんにも考えてなかったです。

──とにかくぼくひかるさんの音楽が好きだったんですね。

つるうち : すごく好きだったし、合うんじゃないかなって思ったんですよ。一緒にやるの。


ぼくひかる / 僕の生きる道

──なるほど。ぼくひかるさんはバンドもやられていますが、ソロの時とバンドの時、モードをかなり切り替えている印象があります。

ぼくひかる : 全然違いますね。曲も違う。ソロでやってる曲はバンドではやらないし、バンドの曲もソロではやらない。そもそもバンドではぼくは弾いていないし、テンションが全然違いますね。ソロの方がお客さんとの距離が近くならない、突き放した感じなのかな。

ayumi melody : ひかるちゃんは悪い意味じゃなくて前に人がいてもいなくても一緒、みたいな感じする。お客さんを意識してないみたいな。

つるうち : 神様と会話してるみたいな音楽。2人の音楽は賛美歌みたいなんだよね。実際ひかるちゃんも「ことねの賛美歌」っていう曲があるし、メロちゃんの「ひかりのつぶ」もすごく賛美歌みたいなんだよね。

ayumi melody : 「ひかりのつぶ」は、宗教を持たない人の賛美歌として作っていて。ロンドン時代、ゴスペルのクアイア(コーラス隊)に入りたくて教会に行ったんですけど、「クリスチャンじゃないなら入っちゃダメだよ」って言われちゃったことがあって。向こうは宗教観が強いんです。でも私は9.11の後から宗教が嫌なんですよ。イスラムとクリスチャンがぶつかったり… ロンドンでもテロがあったとき、通学路の路線のバスが爆破されたし。私は宗教とは絶対に距離を置くって決めていて。でも無神論者ではない… 神道に1番近いかな。全部に魂があるみたいな感覚。私はそれに名前はつけたくないし、それぞれの人にそれぞれの神さまがいればいいと思ってる。だから、私は誰かの拠り所になるような音楽を作れたらいいし、宗教じゃないものに心を寄せて生きるのもありなんじゃない? と思って作りました。

──音楽も人によってはある種の拠り所に成り得るという。

つるうち : 音楽と宗教はすごく密接だと思っています。この3人の強烈な共通点かもしれない。ぼくひかるの音楽も「目に見えない全てのものに対しての祝福の歌」って掲げているけど、私も音楽をやっている時はそういう気持ちなんですよね。とにかく祝福したい。でも、今メロちゃんが言ったように、私も様々な思想から宗教を選ぶことが間違っているとは思わない。私は宗教ではなく音楽を選ぼうって思ったんです。「あいゆうえにい」はまさにそういう曲。あれ、9月11日にMVを公開したんですね。わかる人はわかればいいしわからない人はわからなければいいんだけど、そういうことなの。

たぶん音楽に対して、自分は精神的なコスプレを求めてるんだと思います

つるうちはな

──ぼくひかるさんにも賛美歌と名のつく曲がありますが、ご自身の音楽との向き合いはどう捉えていますか?

ぼくひかる : 逆に全く考えたことがなくて。宗教にも興味がないし、宗教についてをあんまり知らなくって…。神話とかは好きなんですけど、それこそぼく、その道の人たちに怒られるくらいあんまり深く掘り下げないから…(笑)。

ayumi melody : あはははは(笑)。

つるうち : ヤバい、おもしろすぎる(笑)。

ぼくひかる : 小っちゃいころから、憧れた人があんまりいないんですよ。全部、アニメなんです。(もののけ姫の)サンとか(魔女の宅急便の)キキになりたくて。たぶん音楽に対して、自分は精神的なコスプレを求めてるんだと思います。音楽をやることで、おおかみにもなれるし、それこそサンにもなれる。この世に存在する目に見えないものに、なれたり出会えたり繋がれたりする。音楽に限らず絵を描くことやファッションも、そういった世界と繋がれる媒体的な感じ。

──あらゆる自分の表現が、その世界との接点になるということですね。

ぼくひかる : 景色を見せたいんです。景色がある音楽をしたいなっていうのは、すごくあります。

つるうち : 私、この人の音楽には強靭な思想があるって思って聴いていたんですよ。

ぼくひかる : 思想はあります。

つるうち : あるんだよね(笑)。でもそれがまさかの精神的なコスプレが入り口だった、っていうのがすごくおもしろくて。さっき「媒体」って聞いたとき、ぼくひかるはイタコみたいだなって思って。だから神様と会話しているように見える。

ぼくひかる : 普通に暮らしていたら体験できないファンタジーを、アニメや漫画、小説、映画に体験させてもらっていたので、自分も表現の中で夢を見てもらいたい…ですね。今この瞬間に音楽を聴くだけで、草原が見えたり氷河が見えたりする。いろんな景色が見えるのって、すごいなぁと思って。

つるうち : ぼくひかるは、自覚している自分と実際に外に与えている影響や傍から見られている自分にすごい狭間があるような気がしていて。私はただ単に素晴らしい音楽家だと思って好きなんですよね、ぼくひかるちゃん。ファッションも素晴らしいし、イタコ体質なところもファンタジックな表現もおもしろいんですけど、単純にメロがいい! っていう。メロがよくて歌詞がよくていい歌うたう人っていう。そして誰にもできないことをやっている人。それはもう花ポのみんなは例外なくそうで、誰にもできないことをやっている。

──ひかるさんが今作について「ぼくの遺作だ」って発言をされていて、ワード・チョイスが気になりました。

ぼくひかる : 想いだけで作ったアルバムだなっていうのがすごくあって、すごく荒いし、ダサいからあんまり言いたくないんですけど、『Castle Door』ってぼくの名字なんですよ。

つるうち : わー! “城戸”ね! 気づかなかった!

ぼくひかる : 『Castle Door』は僕に音楽をするきっかけを与えてくれて、ドアを開いてくれた人に作ったっていう思いがあります。すごく距離の離れた友達も総動員でやってくれて。バンドで初めて作ったCDもそういう作り方をしていて、そのCDのジャケットがドアの絵だったんですよ。「あ、一緒だ!」って思って。精神的なコスプレみたいな欲求は「キョンシー」の様な色物に濃く出ているんですけど、「僕の生きる道」や「ことねの賛美歌」は友人に歌いたくて。友人というのも、別に人じゃなくても犬や、大事にしてるぬいぐるみ、彼らも友人だし。ありとあらゆるものに魂って宿ってると思うんですよ。なのでその友人たちに……ってあれ、これ何の話なんですかね?(笑)

つるうち : あははは(笑)。でもいま戻ってきてたよ! 神様の話に。

ぼくひかる : 独りよがりだけどこの作品は大事な友達と一緒に作れた。でも次の作品ではやりたくないんですよ。ちゃんと専門家の人と作りたい。想いだけで作れることって中々ないと思うので、そういう意味で遺作かなって思いました。…って言ってるけど友達と作ってそうですけどね(笑)。

つるうち : ちなみに私も『つるうちはな』っていう1stアルバムを出した時に、自分でつけたキャッチ・コピーが「これ、遺作でもいい。」でした。ちなみに最近フル・アルバムを作りながら「これで最後になる気がする」って言ってるっていう…遺作詐欺(笑)。でも宮崎駿もそうだったもんね。それくらい毎回出し尽くしてるっていうことなんですよ。

──なるほど。ayumi melodyさんは今作のリリースにあたって、どのような心境ですか?

ayumi melody : 初めてちゃんと全部自分ですみからすみまで納得できるものを作れたなって思ってます。ちゃんと流通させてもらえるし、変な意味じゃないんだけど、デモなんだよね。

つるうち : 「生まれたでー!」って感じだよね。

──飾らない、あるがままの1枚ができたということですね。

ayumi melody : ここが結構私の捻くれ者で反抗的なところなんだけど、デモを全国流通で出して何が悪いんだ! って思います。割と海外では粗削りでも流通してる。もしかしたら、きちんと綺麗に弾き直して歌いなさいって言う人もいるかもしれないんですけど。これが私に今できることの全てだし、音数も少ないんですけど、これで好きになってくれる人は本当に好きになってくれる人だから。それを全国流通でやらせてもらえるってすごいことだと思います。

──粗削りでもいい、アーティストのありのままを全て曝け出す。そんな音源が毎月出ているレーベルも稀有だと思います。

つるうち : まだまだ数は少ないですけど、花ポ買いしてくれるお客さんも増えて来てて。そこのよさがわかってくれる人なら、花ポから出しているアーティストのことをわかってくれると思うんですよ。やっぱり私、自分が幸せじゃないのにやっている音楽・表現は受け付けないんです。本人がやりたいことをやらせよう。そしてこれからは、さぁどうやって会社として頑張っていきますか、みたいなフェーズにきてますね。でも一生やろうって思っていますよ。

PROFILE

花とポップス

〈花とポップス〉は、音楽家・つるうちはなが主催する"タフな乙女のアパートメント"。気の合う女の子たちと共に、音楽・アクセサリー・イラスト・写真・コラム・料理レシピなど、あらゆる表現で、楽しく世界とコミットしてゆきます。

>>〈花とポップス〉 Official HP




つるうちはな

シンガー・ソングライターとして15歳からライヴ活動を開始。現在までにフル・アルバム1枚、ミニ・アルバム3枚、シングル1枚を全国発売している。近年は自身の活動に加え、楽曲提供、トータル・プロデュース、鍵盤サポート、CM歌唱など、幅広い音楽シーンにて活動中。2015年9月11日、3年ぶりとなるニュー・シングル『あいゆうえにい』をリリース。

>>つるうちはな Official HP




ayumi melody

ロンドンにてイギリス人の父と日本人の母の間に生まれる。幼少期を日本、ティーンエイジから20代前半をイギリスで過ごす。2009年より東京を拠点に音楽制作、ライヴ活動を開始。

ソロと平行してA Month of Sundays (AMoS)の一員としても活動している。

AMoS、そして2015年に解散したガールズ・ロック・バンド『リリーローズ』、ともにヴォーカル / ピアノ / ほぼ全ての作詞作曲を担当。

生きていくために 生きているということの一部として 息をしたり ごはんを食べたり 眠ったりするのと同じ感覚で 歌をうたっている。

>>ayumi melody Official Twitter




ぼくひかる

5人組バンドMenozのVo.ひかるによるソロ名義。

目には見えないモノ、地球に生きる全ての生き物への大賛歌をテーマに喜怒哀楽を掲げて歌う。iPhoneのみで作る電子音、ピアノとドラムを主体に作る生音と二面性を持った楽曲。ライヴでは絵本や童話を紡ぐような語りを用いて見ているものをぼくひかるの世界へと誘っていく。

アーティスト写真、MVなどアートワークをセルフ・プロデュース。その他、舞台装飾、オリジナルアクセサリー、映像制作などのアートディレクションとして他アーティストと活動している。

>>ぼくひかる Official Twitter


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