全ての作業をひとりで手掛けた新境地のフル・アルバム――クロスレヴュー&倉内太インタヴュー

アコースティック・ギターを中心に、多彩なコーラスワークと様々な音のコラージュが散りばめられた、シンガー・ソングライター倉内太が送り出す3枚目のフル・アルバム。これまでバンド・サウンドで2枚つくりあげた彼が、今作においてはじめて、作詞作曲、歌演奏、録音からミックスまで全てをひとりで手掛けた作品『ペーパードライブ』を発表しました。

本作品を、トリプルファイヤーGotchと続いてシリーズ化して参りました「岡村詩野音楽ライター講座」の受講生によるクロスレヴューでお届けします。キーワードは「不安定なヴォーカルとサウンド」「前2作からの表現内容の変化」、そして「生命力」…。5名が読み取った"ペーパードライブ"の果てを、ぜひレヴューにて。

そして、ついに岡村詩野による倉内太のインタヴューが公開!! 前作との間に、倉内が迎えた状況の変化、そして心境の変化から音楽はどう変化したのか。倉内本人の言葉も共にお楽しみください。

倉内太 / ペーパードライブ
【価格】
alac / flac / wav(16bit/44.1kHz)、mp3 : 単曲 216円 / まとめ購入 1,782円

【Track List】
01. シンピン / 02. 復帰のsoundtrack / 03. 銀行強盗 / 04. 濡れダンボール / 05. ストーんマウス / 06. デロリ~倉庫内作業員の芸術作品~ / 07. 全然UFOがいない / 08. ロリータ・コンプレックソ / 09. 病気と結婚 / 10. バックミラー / 11. 透明犬 / 12. ひまつぶし

『ペーパードライブ』CM
アルバム完成に寄せて

僕の3枚目のアルバム「ペーパードライブ」が出来ました!
録音期間は3か月間。2014年2月~4月は毎日なにかしらを録っていました。
コーラスを沢山、ドラムを叩いて、マラカス振って、歌って歌って、ギターはとっかえひっかえ、ピアノも一所懸命に。
すごく調子のいい日も、気分が乗らない日も、とにかくマイクに向かう。
録音がはじまり音楽の中に入ると、どんなときでも最高に面白いということは大きな発見でした。
スタジオでの録音に加え、家や街やアルバイト先でも録音しました。
まるで一人で全部を作ったように聞こえるかもしれませんが、とんでもなくて。
周りの音楽家や写真家や友人や兄に途中段階を聴いてもらい意見をもらいながら、励ましてもらいながら作りました。
一つ一つのトラックが宝物のようで、機材の扱いも慎重になりました。
その一つ一つをミックスする作業も演奏と同じように納得いくまでしつこく作り込みました。
ペーパードライブは初心的で危うく、悲しみの果てに失踪する道すがら予想外にだんだん楽しくなってきた様子。なにもかもが分からなくなり徘徊していた先で見た美しいものとその謎。そんなイメージで作りました。
弾き語りを始めた頃の古い曲から録音しながらできた最新曲まで入れた全12曲。
一人でコソコソにぎやかに作ったものを発表できることに心から感謝しています。
「ペーパードライブ」ぜひ聴いてください。

倉内太

INTERVIEW : 倉内太

1曲目「シンピン」の歌い出しが象徴的だ。〈あたらしく歌を作る 初めてみたいに〉――。これまで、どんな時だってモティヴェイションは“あの娘”だった倉内太の曲の中から女の子への思慕がほぼ消えた。大好きなリズムギターにも喩えるほど圧倒的な存在感だった“あの娘”の姿が影を潜め、代わりに歌の中に登場するようになったのは、自分自身や、その自身が新たに出会う有象無象の人物や出来事。時には美術展で見た絵画や彫刻の中に眠る過去の人物にも物語を見いだす。そして、いたずらに声を張り上げてパッションをぶつけるようなスタイルから、ピアノやコーラスを多分に生かしつつ、心持ち感情を抑えながら周囲の空気と解け合わせるような歌へ――。ひとりで演奏して作り上げたという通算3作目となる新作『ペーパードライブ』はそんな内面の大きな変化が現れた転機作と言っていいだろう。普段、介護や介助の仕事をするようになったことで、目に見える景色、捉えていくべき対象が鮮やかに変化したという倉内の人間としての成長に今作でぜひ触れてみてほしい。

インタヴュー&文 : 岡村詩野

今までしゃべったことのない種類の方ならしゃべりたくなるかな? って思って、それで介護の仕事を始めたんです

――歌詞で描かれる風景に変化が見られるようになりましたね。まずそこが1番の変化だと感じました。

倉内太(以下、倉内) : 作り方とかは変わってないんですけど、作る時にイメージする人間は変わりましたね。昔は、手の届かない女の子をイメージして作ることが多かったんですけど、最近は幽霊とかどっかの全く知らないおっさんとか自分とか…… 女の子じゃなくなりました。今まではずっと女の子だったんで(笑)。

――女の子ソングを書かなくなったきっかけというのがあるのですか?

倉内 : (前作『刺繍』収録の)「女の子が笑うと嬉しい」という曲を作ったら、なんか、もういいかなって(笑)。全部ドロって出て、結論が出たって感じで。

――どういう結論?

倉内 : いや、“女の子が笑うと嬉しい"って(笑)。それがわからないまま、可愛いなって気持ちを素直に歌にしてきていたわけですけど、それがなんとなくわかったんですね。女の子が笑ったら嬉しいんだ… って。で、自然と書かなくなりましたね。で、痴ほうの高齢者とか障害者の方とか、そういう方々の方が興味あって…… 今、そういう仕事をしているんですよ。介護とかの。

――その仕事を始めたのはいつごろ?

倉内 : お年寄りの介護の仕事は『刺繍』の作業が終わったころかな。その後、少ししてから障害者の介助の仕事に変わりました。とにかく人としゃべりたかったんです。ずっと家にいたんで。でも、しゃべりたいなって思える人もあまりいなくて。だったら、今までしゃべったことのない種類の方ならしゃべりたくなるかな? って思って、それでその仕事を始めたんです…… まあ、会話したいから始めたって感じです。(インディー・レーベル)『LESS THAN TV』の谷口(順)さんのイベントとかを見に行ったら、車椅子の人が現れたりして……「なんだこれ!」って。その「なんだこれ!」っていうのに引かれた感じですね。それが直接興味を持つきっかけになったかもしれないです。

倉内太

――それによって、最も大きな気づきはどういうところにありました?

倉内 : 単純におもしろいんですよね。予想し得ない感じがある。僕たち健常者の考える常識は、そういう人たちを含まない常識だったりするわけですけど、でも、障害者の方々の行動とか考えとかって、そこには絶対にハマらないんです。そこに気づいた時にすごく大きな発見があって。それと同時に、落ち込んでいた自分がバカらしくなったりもしました。

――落ち込んでいたんだ。

倉内 : 漠然とですけどね。でも、漠然と落ち込んでいても仕方ないっていうか、それよりとにかく動いて充実させるのがいいんだなあ… って思いましたね。女の子もそうですけど、追いかけたら逃げてしまうものじゃないですか、お金でも人間関係でもなんだって(笑)。ウソでも「どうでもいいや~」みたいな態度をとるとモテるようになるじゃないですか。そういうことに気づいたりね(笑)。あと、そういう障害者の方々と接している中で、普段使う言葉も変わってきました。彼らとの交流の中でおもしろいことがあると、おもしろい言葉、発想が浮かびますね。それは今までには体験しなかったことだったんです。

――なるほど。音楽をやるためにバイトをするという主従関係の図式じゃなく、仕事をすることと音楽をやることが相互補完の関係になった、ということなのですか?

倉内 : ああ、そうですね。仕事に行くのがイヤじゃなかったことなんて、それまであまりなかったですけど、今はそんなことないです。言い方が正しいかどうかわからないですけど、どこか遊びに行ってるようなところもありますね。すごく楽しいです。

――今後は本格的に資格もとりたい?

倉内 : できれば、そうですね。介護士とか。

曲を聴いて意見を考えることはいいけど、自分の意見をそこに乗っけることは、もういいかなって

――実際に、それ以降自分で作った曲には大きな変化が出たな、という手応えはあります?

倉内 : どうなんだろう… そればかりは自分では気づきにくいものなんですけど… いつも手応えのあるものを作りたいって気持ちはあるんで。でも、ちょっとずつ変わってきてるなって実感はありますね。今まではドン!って感じのわかりやすく熱い思いを歌にしていたんですね。逆に、日常の些細なこととかくだらないこととかシュールなことをスルーしていたんですけど、今はそういう平熱の感じのやつを歌にするようになった感じです。

――平熱の良さに気づいた、と。

倉内 : そうですそうです。実際、昔は、それこそランシドとかをよく聴いてた高校とかのころは、CDを聴く時も力を入れて熱くなって聴いてたんですけど、今はもっと自然に聴いたりするんです。その中で、クスッて笑えたり、あ!って気づいたりするようなことが自分でも増えたので、そういう曲を作りたいなって感じるんですよね。URC(周辺)とかの日本のフォークとかを聴き始めたころも、こういう自然なテンションの感じをやりたいなって思っていたんですけど、それと近い感じかもしれないです。例えば、BGMみたいなものを作ることは僕にはできないかもしれないですけど、そういうバックグラウンドで鳴っている音楽のあの感覚に近づけていくことができればな、というのは感じますね。


「復帰のsoundtrack」MV

――なるほど。今回のアルバムだと「ストーんマウス」がそんな側面を持っていますね。

倉内 : ああ、そうです、あの曲はアルバムの中でも最も新しい、最後に作った曲です。そういう意味でもBGM的な感じが強いかもしれないですね。

――あの曲は俺の歌を聴いてくれ! 的なエゴがあまり出てないアレンジですよね。あの主張の強い感じに飽きてきたところもあるのですか?

倉内 : ああ、飽きてきてます(笑)。普段好きで聴いている日本のアーティストってエゴを出さないところがあるんですよ。柴田(聡子)さんとか豊田(道倫)さんとか。ゑでぃまぁこんさんとかテニスコーツさんとかもそうですけど、距離も感じさせるけど、突き放しているわけでもなく… って感じですよね。曲で意見をすることはもうやめようって思いましたね。曲を聴いて意見を考えることはいいけど、自分の意見をそこに乗っけることは、もういいかなって。逆に、ライヴで「ストーんマウス」とかを歌うと、ずーっと鳥肌が立つんですよ(笑)。血管が切れそうっていうのはあったんですけど、ずーっとゾワゾワゾワ…… ってしてる感じ。あんな感じ初めてなんですよね。音楽で奇跡的なことが起こるんじゃないか? って思いは今もあるんですけど、それを感じる曲ってことなんだと思いますね。

――で、そのタイミングで、アレンジの中で鍵盤やコーラスの配分が増えているのも象徴的です。歌いたいこと、そのアングルやスタイルの変化に伴って、アレンジや楽器も自然と変わってきたということなのでしょうか。

倉内 : そうです。今の自分の歌にピアノが合うかなって。でも、鍵盤、全然出来ないんですよ、僕。色の違うシールを鍵盤に貼って、弾く順番がわかるように(笑)。でも、それでも自分の手で弾きたいって思ったんです。

――そもそもアレンジの幅を持たせたいという欲求はあったのですか? 今回のアルバムにはレゲエ調の「デロリ~倉庫内作業員の芸術作品~」のような曲もあります。

倉内 : それはありました。色々なタイプの曲を書きたいなって。音の雰囲気が1番大事なんで、それと僕の曲の雰囲気に合うアレンジや曲調をたぐり寄せるっていうか。曲によって音の数が違っていてもいいから… って。

何が本物で何がニセモノかっていうのもわからない感じっていうのがすごくいいなって

――倉内くんの曲は、これまで算数でいうと割り切れるような曲が多かった印象なのですが、今作は割り切れない、白でも黒でもないグレーな感情を曲にしようと試みたような跡が伺えます。

倉内 : そうですね。でも、難しい作業ではあるんですけど、楽しい作業でもありました。曲順とか配置とか、難しかったかな。ドラムの入ってる曲をどこに置こうかな? とか、そういうことを考えるのは難しかったですね。今回はヴィジョンというかテーマが結構最初からあったんで…。色んなおもしろい音を入れて、歌とギターは真ん中にあって、おもしろくて居心地のいいアルバム。色んな音が入ってるけど、気持ち良く聴けるような、そんなアルバムにしたかったんで、そこに向けて調整することがは大変でしたけど、でも、やっていて楽しかったですね。昔は、例えばランシドはロックだと思っていたんですけど、今は芸術だと思って接しているんです。そういう思いが出たのかもしれないです。ランシドは刺青だらけの人が暴れまくってる、というアート(笑)。そういう感覚が最初から今回はあったのかもしれないです。ライヴ・ハウスより美術館の方によく行くようになったりもして。

――へえ。例えば、最近見たもので印象的な展覧会とかはあります?

倉内 : ルソーとかが描いた子供の絵を集めた展覧会とか、あと、バルテュス展とかも行きましたよ。岸田劉生展を見て、「デロリ~倉庫内作業員の芸術作品~」を作りました。岸田劉生を見て感じた、不気味で得体の知れない感じが、デロリという言葉に現れていると思います。あと、飴屋法水さんのパフォーマンスとかを見て感じた言葉がその曲の歌詞になっています。“結ぶ結ぶ固く固くいつかはほどけるそれを"ってところ。あれは、ステージの上から紐がぶら下がっていて、椅子に結んでいるのを見て思った歌詞なんです。

――でも、今回は古い曲も含まれているんですよね。新しい曲との温度差はなかったですか?

倉内 : 最初はどうなんだろう、古いのも一緒に入れるってのは、って思ったりもしました。でも、少し歌詞を変えたりしたら、ぶつからなくなって。「ロリータ・コンプレックソ」はライヴでも全くやってなかった古い曲ですけど、コードとか和音を少し変えたら全然問題なくぶつからなくなりましたね。ライヴでは時々やってた「ひまつぶし」も最初期の曲ですけど、色々と部分的に変えたりしたらフィットして。逆に「シンピン」なんかは新しめなんです。「シンピン」はゑでぃまぁこんさんを見に行った時のことを思い浮かべて作ったんです。ゑでぃまぁこんさんのライヴって、演奏が始まったら空気が静かになるんですよ。初めて音楽に触れた時のような感覚になったんです。あと、テニスコーツさんのライヴとかもそうです。音楽なんだけど、音楽として聴くって感じじゃない。そういう部分にすごく影響されたかもしれないですね。「ストーんマウス」は、ASKAさんが逮捕されてショックで。

――ああ、倉内くんはASKA好きでしたね。

倉内 : で、逮捕されてショックだったってこともあって、「SAY YES」のコードを並べ替えてオマージュとして作ったんです。まあ、そういうような制作作業を3ヶ月間集中してやったんです。去年、『刺繍』を出した後、ドーンと落ちてしまった時に作った曲も、例えば「銀行強盗」とか「濡れダンボール」とかあるんですけど、その時の気分が出た曲を、今の気分で演奏するってことにすごく集中させたって感じですね。しかも、雰囲気とかを生かしたBGM的な作品にするように。


「銀行強盗」MV

――だからこそ、演奏含めて制作はほぼひとりでの作業なのですか。そこまで繊細な作業なら、他の人に伝えることは難しいですよね。

倉内 : そうなんです。前のアルバムは半分はバンドで作ったじゃないですか。演奏がカッチリすることで、スタートからゴールまでが決まっているようなところもあったんですけど、今回はそうしなかったことで、足し算引き算を自分の中で自由にできるようになったというのが大きかったですね。コーラスとかピアノを入れようって思って、自分一人ならすぐできるし、ヘタでもゆっくりやればいいしって感じで。そういうのも自分にとっては新しかったですね。でも、この後のツアー・ファイナルのライヴはバンドでやる予定です。関口(萌)もドラムでやってもらうし、あと、実の兄ちゃんにベースをやってもらうんです。

――ええっ! 倉内兄! ミュージシャンだったんですか?

倉内 : いや、兄ちゃん、部屋にベースがあるなあって思っていたら、最近始めたみたいで。勝手に僕の曲をコピーしてくれてたんです(笑)。ベースが聴き取れないから、ベース部分だけを抜き取った音源くれる? とかって言うから、じゃあ、兄ちゃんでいいかって。

――チャレンジャーだなあ。

倉内 : ちょっと有名な人に頼もうかなとも思っていたんですけど、まあ、おもしろいかなとも思って。

――なるほどねー。とにかく新しいことにトライする、という意味で『ペーパードライブ』なのですか?

倉内 : それもありますし、タイトルとしては、映画の『ペーパームーン』にインスパイアされたというのもあります。紙の月ってニセモノの月って意味ですよね。何が本物で何がニセモノかっていうのもわからない感じっていうのがすごくいいなっていうのがありました。あと、『くりかえしてそうなる』『刺繍』って、どれも“ウ段"で終わるでしょ?(笑) そうなるゥ、刺繍ゥって(笑)。僕、カエル口が好きだから、今回もウ段で終わらせたかったというのもありますね(笑)。

岡村詩野音楽ライター講座生によるクロスレヴュー

■Text by 板垣有
倉内太の新作『ペーパードライブ』をまずは通しで聴いてみる。一聴して驚くのは、そのヴォーカルの不安定さだ。特に音程の不安定さに耳がいく。メロディはあるが、これを立てようとする意図は見えてこない。むしろ、まるでメロディを壊すかのように、倉内は歌うのだ。そして歌の中に出てくる言葉と言えば…… 銀行強盗・UFO・ロリコン・病気など、ショッキングな… >>続きはこちら

■Text by 北原'きっちぃ'裕一郎
男40を超えて、50が近づいてくると昭和40年代少年時代を懐かしく思い出すことが増えてきた。そんな懐かしいという気持ちを倉内太『ペーパードライブ』を聴いて感じた。「全然UFOがいない」とか「精子のぬめり」とか「本物の鉄砲」とか、辞書で見つけた卑猥な言葉に線を引っ張ったかのように、なんか気になる単語たちが出てきて妙に気になるのだ。少年からオト… >>続きはこちら

■Text by 佐久間義貴
〈あたらしく歌を作る 初めてみたいに〉と冒頭から歌われる「シンビン」が象徴するように倉内太の『ペーパードライブ』は自己喪失を経て、新たな自分へと向かった作品である。その過程というのはあまりにも痛々しいものだが、不思議と虚無は感じられない。むしろ、生命力溢れる力強い作品と言える。それは倉内太がこのイビツな世界で、今を生きることを決心し… >>続きはこちら

■Text by 佐藤優太
この人がこれまで表現してきたようなルサンチマン的な表現に自ずから距離を置きたくなってしまう僕のような聴き手からしてみれば、本作は、良い意味で印象の変化がある作品だと言える。端的に言って、ここでの倉内は、これまで自らの表現の芯としてきたある種の青臭さを、別の何かへと昇華しようとしている。とはいえ、間違っても、彼方から此方へ、という単純な… >>続きはこちら

■Text by 藤森未起
「格差社会」「勝ち組、負け組」という意識がより顕在化された現代において、その烙印に苦しむ人は決して稀ではない。宗教や占いといったものは、いつだってそういった弱い心につけ込んで来る。しかし、見えないなにかにすがるよりも、そういったものを吹き飛ばすくらいの生命力と、その美しさを絶望の中に見い出せたとき、人はその闇の中から本当に抜け出すこと… >>続きはこちら

倉内太 過去作

倉内太 / 刺繍

倉内の楽曲に惚れ込んで集まったメンバーによる、新グループ「ネイティブギター」を従えて録音された楽曲、ソロ・ワークとして録音された楽曲に加え、地下音楽シーンで話題に登り始めたアンダーボーイズがトラック制作で参加した楽曲を含む、全11曲、44分50秒で表現された、ある脳内風景の記録。

>>インタヴューはこちら

倉内太 / キッドのポエム

倉内太&ロロが、音楽×演劇という、カルチャーを超えたポップ・コラボレーション! ロロの名作「父母姉僕弟君」の劇中にて読み上げられる、三浦直之(ロロ主宰)作のポエムに倉内太がメロディを付け加え歌い演奏した「キッドのポエム」を、OTOTOY限定で配信。

LIVE INFORMATION

倉内太弾き語りワンマン「ペーパードライブ発表会」
2014年8月31日(日)@風知空知
open 17:00 / start 18:00
・雷音レコード7inch「愛なき世界/サザエさん一家」の発売開始
・岩淵弘樹監督のドキュメンタリー映像上映あり

倉内太のクークーバードライブだ! ペーパードライブだ!
2014年9月7日(日)@クークーバード
open 18:00 / start 19:00

ぐるぐる回る2014
2014年9月15日(月)@埼玉スタジアム
※CHECK YOUR MOM(柴田聡子+倉内太)での出演です。

In your skirt vol.1 ~倉内太『ペーパードライブ』リリース・ツアー in 鳥取~
2014年9月20日(土)@Strawberry Fields
open / start 19:00
w/ Shunsuke Fukuda、mebae with Long Tall Sally
DJ/ yumy、密林 and more
Food/ はるぴん

髙橋勇成企画「稲刈りしたい」
2014年9月23日(火・祝)@風知空知
w/ 髙橋勇成(paionia)、斎藤浩樹(paraboLa)
open 18:30 / start 19:00

倉内太YES関口萌
2014年9月30日(火)@7th FLOOR
open 19:30 / start 20:00

うわの空2
2014年10月4日(土)@金山ブラジルコーヒー
open19:30 / start 20:00
w/ ツクモク、ぐっとクルー、黒髪

ほんとの倉内、うその太 ~倉内太『ペーパードライブ』リリース・パーティー in 大阪~
2014年10月5日(日)@Loft Plus One West
open 18:30 / start 19:30
w/ 松本亀吉(ライター)、キングジョー(SOFT,HELL!、画家) and more

遊び疲れて、にやにや
2014年10月18日(土)@神保町 試聴室
open 18:30 / start 19:00
w/ マーライオン

PROFILE

倉内太

1983年埼玉県生まれ。

小学5年生の時にアコースティック・ギターをやり始め、地元でビートルズのコピー・バンドに参加。 リズム・ギターを担当する。

2005年、ロックバンド・ヨーコ(後のヨーコヨーコ)を結成。2008年、倉庫内作業員のアルバイトに採用されたことがきっかけとなり、意欲的に楽曲制作に取り組む。 弾き語りのライヴ活動を始める。

2012年9月、ディスクユニオン限定フル・ヴォリューム・シングル『LIKE A RYTHEM GUITAR」発表。2012年11月、"倉内太と彼のクラスメイト"名義でファースト・アルバム『くりかえして そうなる』を発表。2013年5月、セカンド・アルバム『刺繍』をリリース。また同年4月には三浦直之(ロロ)監督による映画「ダンスナンバー 時をかける少女」の音楽を担当。倉内太と柴田聡子のデュオ=CHECK YOUR MOMの活動もはじめる。

>>倉内太 Official HP

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