2013/04/11 00:00

2013/4/10~4/17の注目3作品をレビュー!!

今週も沢山の新譜が入荷しました! 全部は聴いていられない! そんなあなたのために、このコーナーでは、OTOTOY編集部がオススメする今週の推薦盤を2~3枚ピックアップし、ライターによるレビューと共にご紹介いたします。 音源を試聴しながらレビューを読んで、ゆったりとした時間をお楽しみください。あなたと素敵な音楽の出会いがありますよう。

Hirofumi Asamoto『SONG BOOK DUB』


Hirofumi Asamoto / SONG BOOK DUB
【配信形式】
mp3、wav

【価格】
mp3、wav共に 単曲 200円 / アルバム 1,500円

日本を代表するサウンド・プロデューサーであり、DJやその他多岐に渡る活躍をしている朝本浩文。今回、朝本自身がプロデュース・作曲を手掛けた楽曲を自身の演奏によるダブ・サウンドでカバーした楽曲集を、本人名義としては初であるソロ・アルバムとして発売する。大ヒット・ナンバーであるUAの「情熱」から始まり、現在はKAMとして共に活動するアイコが所属するR&Bユニット、Sugar Soulの「悲しみの花に」や、朝本が結成していたRam Jam Worldの楽曲が、ダブ特有の緩やかなビートで展開される。楽曲自体が耳に馴染みがあるというだけではなく、彼がつくるメランコリックなサウンドと甘いメロディ・ラインが、楽曲をより聴きやすいものにしてくれている。特に朝本が1980年代にキーボードとして参加していた日本初のダブ・バンドMUTE BEATの「After The Rain」は必聴だ。改めてその楽曲の美しさに引き込まれるが、よりムーディーなサウンドに思わず目を閉じて聴き入ってしまうことだろう。リラックスしてその音に身を沈ませてほしい1枚である。(text by 梶山春菜子)

KIYOSHI SUGO『All In Black(HQD ver.)』


KIYOSHI SUGO / All In Black(HQD ver.)
【配信形式】
HQD

【価格】
HQD 単曲 250円 / アルバム 2,000円

プロデュース、トラック・メイク、ドラムにヴォーカル。その全てを一人でこなすスーパー・マルチ・プレイヤーKiyoshi Sugoの2ndアルバムがリリースされた。聴いて驚いたのは、そのパートのひとつひとつが全て非常に高いレベルであり、なおかつ凄まじい一体感を持っていることだ。エレクトロ・ダンス・ミュージック、ダブ・ステップ、エレクトロやテクノと様々なジャンルを吸収し昇華させている完成度の高い楽曲は豊かな色彩を生み出し、曲ごとの情景を想像させてくれる。ディスコにワープし、きらびやかなネオンの中にワープし、果ては銀河系に浮遊しているような感覚すら覚える、まるでどこでもドアのような一枚だ。気持ちよく宇宙遊泳していたと思ったら次の瞬間には「踊れよ!」とディスコに引き戻され、はたまた気づいたら次は青く輝く海の中に投げ出されている。奇想天外でキラキラと眩しいがどこか心地よく、ずっと目を開けて見ていたい、感じていたい。あなたもこの一枚を手に取り、マジカル・エレクトロニック・ワールドへの旅に出かけてみてはどうだろうか。(text by 岩瀬知菜美)

44MAGNUM『BEAST』


44MAGNUM / BEAST
【配信形式】
mp3、wav

【価格】
mp3 単曲 250円 / アルバム 1,500円
wav 単曲 250円 / アルバム 1,500円

1977年に梅原PAUL達也を中心に結成され、ジャパニーズ・ヘヴィ・メタルを象徴する伝説的バンドとして、今なお多くのミュージシャンや音楽ファンからリスペクトに満ちた視線を集め続けている44MAGNUM。2009年9月に発売された『44MAGNUM』から約2年7ヶ月。今年でデビュー30周年を迎える彼らの、まさにアニバーサーリーな年に相応しい新作アルバム『BEAST』がリリースされた。今作は、PAUL(Vo)が作詞作曲を手がけた「C'mon Everybody」をはじめ、STEVIE(Vo)が作詞を担当した曲などを含む全6曲構成で、息切れなど知らない44MAGNUMの今が刻み込まれている。現在のヴィジュアル系の基盤を作ったともいえるそのサウンドは、ハードロックを前面に打ち出した超重圧的なものではく、軽やかさを感じることもできる。脈々と受け継がれ、今も走り続けるハードロックとヴィジュアル系の合流地点を体験することが出来るアルバムである。(text by 釘田 沙來)

この記事の筆者
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