GOOD BYE APRIL『age.e.p.』配信開始!

2007年、茨城県ひたちなか市で行われた全国高校生アマチュア・バンド選手権「TEENS ROCK IN HITACHINAKA」で優勝し、同年夏、ロック・イン・ジャパン・フェスティバルへの出演も果たした倉品翔(Vo&G)。そんな彼を中心に結成された4人組のロック・ポップ・バンドが、今回紹介するGOOD BYE APRIL。2010年に結成し、2011年5月にファースト・ミニ・アルバム『Chapter2』を発表。それに続きリリースされた彼らのファースト・シングル『age.e.p.』を配信開始いたします! 洋楽系音楽ライターの内本順一に珍しくブログで絶賛され、これまでウルフルズ、NUMBER GIRL、氣志團、湯川潮音などを手掛けてきたEMIの新人開発セクション「Great Hunting」チーフ・プロデューサーの加茂啓太郎にも「名曲」と呼ばせた彼らの音楽。衝動と疾走感をもちながらもしっかりとした土台も感じさせてくれる3曲。21~22歳とまだ若い彼らの可能性を、ジャケットの絵に描かれている星空のように無限に感じられる作品です。

レーベル   発売日 2012/02/01

※ 曲名をクリックすると試聴できます。

子供の頃の純粋性を回顧させてくれる音楽

子供の頃、パステル・カラー・クレヨンが好きだった。パステル・カラーとは、赤や青といった原色に、白色が混ざった淡い色だ。GOOD BYE APRIL、「さようなら、四月」というバンド名にふさわしいセンチメンタルなメロディーに耳を澄ませながら、子供の頃ひたすらに使ったそのクレヨンは一体どこへいってしまったのだろう、と思い返した。

GOOD BYE APRILは倉品翔(Vo&G)、吉田卓史(G)、延本文音(B)、角田健一郎(Dr)の4人組。2010年11月に結成し、都内のライヴ・ハウスを中心に精力的に活動を展開してきた。2011年3月にはデモ音源『Chapter2』を発表。Sleepy.abを彷彿とさせる、伸びやかで暖かみのあるボーカル、初期NUMBER GIRLに代表されるような、切なくも疾走感たっぷりの青春メロディーが彼らの音楽からも感じられる。本作『age.e.p.』のアルバム・ジャケットは宮沢賢治作の「銀河鉄道の夜」を意識しているのだろうか、水彩で描かれた銀河の中でキツネが小さく手を振る。バンドのサウンドも、このジャケットの色合いと同じように淡くふんわりとした包容力に溢れている。

「思った様に大人になれない/ふがいないな僕は/名前を捨てて白紙の街へ/僕は誰になれるかな」この、1曲目「age」の冒頭で歌われる言葉に、バンドの色がよく出ている。年をとり「子供」から「大人」へと名称が変化し、それにふさわしいふるまいや思考をしなければいけなくなる。「自分に嘘をつくこと」、漫画や小説などの創作された話の中で使われるそんなフレーズが、実際に自分の身にも起こる瞬間がある。そんな時「自分の中に、子供の頃持っていた純粋性はまだ残っているのだろうか」と、ふと歩みを止めたくなる。GOOD BYE APRILの詞は、そのような少年期から青年期へ向かうことへの脆さや不安、そして希望を丁寧に描いている。そしてそれを一語一語噛みしめるように歌う倉品のボーカルと、4人のバンド・サウンドが織り成すエモーショナルなメロディーが、自分自身を顧みる時間を与えてくれる。また、ジャケットも曲とリンクしている。手を振るキツネは、「幼少期の自分」を表しているのではないか。大人になってしまった現在の私に、挨拶をするいつかの私。年をとっても、心の中を覗けば子供の頃に見た銀河が無限に広がっている。そのことをキツネは呼びかけているのだ。

あのクレヨンは年を重ねるにつれて、「画用紙に想像の世界を描くためのアイテム」という役割を終え、机の引き出しの奥底に仕舞われてしまったのだろう。しかし、ひたすらに真っ白な紙を淡い色で埋めようとしていたあの頃の私が抱いていた純粋性は消えたわけではない。GOOD BYE APRILが描く曲たちは、そんな一心に夢を描いていた頃の自分を思い出させてくれるのだ。(text by 碇 真李江)

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GOOD BYE APRIL LIVE SCHEDULE

2012年2月21日 @新宿LOFT
『RAG TIME konzert special』
w / the rooms / airezias

2012年2月24日 @京都MOJO
『夜の音楽会 第一夜』
w / Scenarioart / chouchou merged syrups. / The Oral Cigarettes / Tide / Swimmy

GOOD BYE APRIL PROFILE

Vo& Gt : 倉品 翔
Gt : 吉田 卓史
Ba : 延本 文音
Dr : 角田 健一郎

2010年11月結成。2011年、都内のライヴ・ハウスを中心に精力的に活動を展開。2011年3月、demo音源『Chapter2』を発表。情景を切り取ったような世界観、聴く人を選ばない普遍的なメロディー、初期衝動溢れるパフォーマンスで聴く人を魅了する。

>>GOOD BYE APRIL official website

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