2012/01/13 00:00

おもちゃ楽器は魔法の楽器!

アコーディオン、トイ・ピアノ、鍵盤ハーモニカ、オルガンなどノスタルジックな味わいをもつ楽器を得意とする鍵盤奏者/音楽家・良原リエのニュー・アルバムの発売が決定。リリースに先駆けて、トクマルシューゴとの共作「shiinomi-korokoro」を、OTOTOY独占でフリー・ダウンロードで配信します! トイ・ピアノをメインにおもちゃ楽器を自由に使った今作は、ドリーミーでカラフルなトイ・ポップ。コミカルに、時に不穏に、自由自在に表情を変えていく音色はどこかとぼけていて、思わず微笑んでしまう可愛らしさが詰まっています。ふたりの音楽家によるマジカル・サウンドに迷いこんだら最後、抜け出せなくなること必至です。

また、2012年1月末より良原リエが講師を務めるワークショップ形式の講座「みんなで楽しむトイ・ミュージック」が始まります。講義と演奏の2部構成のワークショップで実際におもちゃ楽器に触れ、一緒に音楽を楽しんで創ってみましょう! さらにトイ・ミュージック講座開催にあたり、トイ・ミュージックを中心に取り扱うレーベルNovel Cell Poemのリリース作品を一挙6タイトル販売開始。トイ・ミュージックの世界をご紹介します!

良原リエとトクマルシューゴの共作フリー・ダウンロード開始

良原リエ×トクマルシューゴ「shiinomi-korokoro」
(フリー・ダウンロード期間:2012年1月13日〜1月28日)

>>フリー・ダウンロードはこちらから

★NEWS!
2012年4月1日、良原リエのニュー・アルバムの発売が決定しました!
トイ・ピアノのアルバムです。乞うご期待!
(タイトル未定)

良原リエの みんなで楽しむトイ・ミュージック

良原リエが、ワークショップ形式のトイ・ミュージック講座を開講します! トイ・ミュージックによく使われる楽器を主題に、楽器のうんちく、演奏方法、おすすめのトイ・ミュージック音源などの講義と共に、実際に楽器に触れ、演奏と録音にトライする実践形式。楽器初心者、未経験でも問題ありません。トイ・ミュージックでは楽器を上手に弾く必要はありません。むしろたどたどしく下手なくらいが、かわいく仕上がるんです!一緒に音楽を楽しんで創りましょう。親子での参加も大歓迎です。>>詳しくはこちら

トイ・ミュージック・レーベルNovel Cell Poemのおすすめ

トイ・ミュージック専門レーベルとして立ち上げられてから15年、Novel Cell Poemよりトイ・ミュージックの名作アルバムたちが到着しました。

トイ・ミュージックとは、ピアニカやトイ・ピアノ、アコーディオン、ハーモニカ、ミュージックベル、鉄琴、はたまたトイ・ピアノの弦にネジや木片を挟みこんで鳴らすプリペアドピアノ、自作の楽器など、実に多様なトイ楽器(おもちゃ楽器)によって奏でられる音楽のこと。おもちゃ楽器は、楽器の種類のみならず、大きさも、作られた国も、年代も様々です。

もともとヨーロッパのレコメン/アヴァンポップと呼ばれる音楽シーンの流れの中から、おもちゃ楽器を使って演奏をするアーティストが台頭してきて、彼らを日本で紹介するにあたり、Novel Cell Poemがその音楽をトイ・ミュージックと名付けたのだそう。ヤンティエルセンが音楽を担当した映画「アメリ」のヒット以降、おもちゃ楽器を使って演奏するアーティストたちも増えています。

今回OTOTOYで配信をはじめるのは、コンテンポラリー・ダンス・グループ「珍しいキノコ舞踊団」のステージ音楽を担当するアマカシノカ、トクマルシューゴのドラムサポートやd.v.d、栗コーダーポップスオーケストラなど多数のユニットで活躍する、ドラマー/コンポーザーのイトケン、フランスはリヨン在住のトイミュージックの立役者、クリンペライ、限定生産で発売されたため現在では入手困難になっているトイ・ミュージック入門にぴったりのコンピレーション作品など。良原リエの過去リリース作品も配信します。まだまだ奥が深いトイ・ミュージック&おもちゃ楽器。興味を持たれた方は、是非とも他のトイ・ミュージックも掘りさげていってみてくださいね。

(左から)

V.A.『musique du jouet』
トイ・ミュージック専門レーベルとしてノーベルセルポエムレーベルが始動して15年、レーベル初期に作られた、トイ・ミュージックの入門といえる作品。限定生産だった為、待望の配信リリースです。もともとヨーロッパのレコメン、アヴァンポップと呼ばれる音楽シーンの流れの中からおもちゃ楽器を使って演奏をするアーティスト(パスカルコムラードやクリンペライ)などが出てきて、それらのアーティストと交流の深い日本のアーティストを含め、日本でトイ・ミュージックを紹介する入門ディスクとして、HMVジャパンと共同企画でこのコンピレーションアルバムが作られました。

itoken『pins and needles』
数多くのユニット、プロジェクトに参加し、幅広く活動するドラマー/コンポーザー イトケンのデビューソロアルバム。ソロ作品ということで、彼自身のエッセンスがたっぷりつまった、ほのぼの、ちょっとおとぼけな思わずほほえんでしまうトイ・ミュージックが堪能できます。楽しげなポリリズムも満載で、子供にも大人気のこのアルバム。なごみたい方におすすめ。

ammakasie noka『moira's room』
海外でも評価の高いコンテンポラリーダンスグループ、「珍しいキノコ舞踊団」のステージ音楽を担当するなど 話題を呼んでいたアマカシノカの待望のデビューアルバム。本アルバムはモイラという空想好きな女の子の架空の日常生活を綴ったコンセプトアルバムとなっており、 童謡の持つ可愛さと毒、トイポップ×子守歌×浮遊感の ミックスされたサウンドに仕上がっています。ローファイであたたかい、ラジカセで録音したような懐かしい音質で、おもちゃの 楽器、古いレコードのサンプリング、生活環境音、かわ いい歌声が沢山つまっています。音楽というよりは 「お話レコード」に近い感じです。自身デザインによるWレコードタイプジャケットは特殊仕様となっており、同封のキットでとてもキュートなモイラのお部屋が作れるようになっています。

Frank pahl 『The back of beyond』
トイ・ミュージックシーンの雄であるパスカルコムラードやクリンペライと並び、独特のユーモアとアイロニーの感覚でもって不可思議ながらも、懐かしい温もりに満ちた唯一無二の世界を表現し続けているフランクパール。自作の自動演奏機やプリペアドピアノを多用して作られたこの作品は、今までにはない環境音楽とでもいうべき、はかなげなインストゥルメンタル作品に仕上がっています。

良原リエ『Les musettes qui voyagent -旅するミュゼット-』
モンマルトルから地中海、リオ、ハンブルグ、ポルトガル、中国...アコーディオンやおもちゃの楽器の音色とともに、一度は行ってみたい魅力的な国や街を巡ります。ああ出掛けたいな! と思ったら、小さなトランクを持ってすぐにでも旅に出られたら一番いいのですが、いつもそのタイミングとは限りませんよね。そんなときにはこのアルバムを引っ張りだし、一緒に音の旅をしてみませんか?

良原リエ『Les musettes dans un corbeille à fleurs -花籠のミュゼット-』
フランスのシャンソン、ミュゼットの数々の名曲の中から、「花」をキーワードにたどって集められたコンセプト作。跳ねるようなリズムアレンジが楽しい、日本では「すみれ」として愛されている「リラの花咲く頃」(3曲目)や、「ファンファンラチューリップ」(9曲目)、シロフォンやおもちゃ楽器が豊かな表情を添える「花咲ける道」(7曲目)、誰もが一度は耳にしたことはある、「パリのいたずらっ子」(8曲目)などなど、音楽の花で彩られた、華やかさ溢れるアルバムです。

良原リエ PROFILE

アコーディオン、トイピアノなどノスタルジックな味わいを持つ楽器を得意とする音楽家。プリペアドピアノも研究中。ソロプロジェクトのtrico!ではFlyrecより「Love home」「Everyday trip」をリリース。日常からインスパイアされた、優しさ、せつなさが溢れる楽曲にドイツのプリペアドピアノのアーティストHauschkaをはじめとしたとコラボレーションによる独自の世界観を提示。国内外で好評を得る。ギタリスト、オオニシユウスケとのユニットsmall colorではドイツ、オーストラリアのコンピレーションアルバム参加を経て、New Yorkのレーベル、12kより「In Light」をリリース。2010年にはヨーロッパ6カ国のツアーも成功させている。

良原リエ名義では、空気公団やWolrd's end girlfriendなどインディーからメジャーアーティストまで幅広いジャンルのライブ、レコーディングに参加している他、CM、TV、映画などのレコーディングのスタジオワーク、子供番組やアートアニメーションの音楽プロデュースなど、様々な形で関わっている。最近ではアコーディオンのミュゼットアルバムをプロデュース。シリーズ化されることになり、2011年10月に2作目の「旅するミュゼット」をリリース。

またライフワークの料理でも、雑誌やwebなどで、レシピ、スタイリング、写真を担当。2011年11月には「音楽家の台所」「こころとからだのためのきれいごはん」の2冊の料理本が刊行された。

他にもsmall colorのヨーロッパツアーを料理を切り口に綴る「音楽家の台所2」やアノニマスタジオweb内で「食べられる庭作り」の連載、J.Jazznetでストリーミングラジオ番組「庭とご飯と音楽と」のナビゲーターを務めるなど、ライフスタイル全てを盛り込んだ活動を楽しく展開中。

★良原リエが参加した空気公団の「LIVE 春愁秋思」の模様を収めたシリーズ【LIVE 春愁秋思 library】、OTOTOYでは18日より映像を、25日よりアルバムを販売致します!

>>良原リエ official WEB

この記事の筆者

[レヴュー] 良原リエ, 良原リエ×トクマルシューゴ

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