Weekly Best Selling Integrated
(as of 2018-06-22 17:53:00)
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天体 (PCM 96kHz/24bit)
Polaris
昨年11月、約3年振りにリリースとなったミニアルバム『走る』や、その後の地道な全国ツアーなどを経て、新たな絶頂期を迎えているPolarisが3年4ヶ月ぶりとなる待望のフルアルバム『天体』。オオヤユウスケと柏原譲の二人に加え、ドラムに川上優(Nabowa)、エンジニアにトクマルシューゴやLOSTAGEなどの仕事でも知られる岩谷啓士郎の四名を中心に制作された。アルペジオとキーボードを貴重としたオープニング曲(1)「わすれてしまうまえに」、グルーヴィーなソウルミュージック(2)「See The Light」、サウダージな世界を誘うコーラスが印象的な軽快な中米音楽(3)「グラデーション」、美しいフォークバラード(4)「星屑」、EP『光る音』(2012年)に収録され昨今のライヴでも人気の高い楽曲を再録した(5)「Nocturne」、実験的な要素も取り入れた壮大なポストロックサウンド(6)「真空」、「真空」の流れを汲むインスト曲(7)「反復」、『走る』に収録されたPolarisらしい切なさを感じる楽曲のアルバム・ヴァージョン(8)「cyan」、ohana(オオヤユウスケ|原田郁子|永積タカシ)のカヴァー(9)「オハナレゲエ」、『走る』に収録、メランコリックなリフレインが特徴の楽曲(10)「とどく」(アルバム・ヴァージョン)、フィナーレ(11)「ピリオド」と新旧ファンが楽しめる充実の全11曲。
3
WORLD’S END
lyrical school
リリカルスクール 新体制以降初のフルアルバム 「WORLD'S END」発売決定! ! 2010 年に結成したGirl's Rap のパイオニアグループ。略称はリリスク。2014年の夏には、サマーチューン 「FRESH!!!」を引っさげ、ROCK IN JAPAN FES2014,SUMMER SONIC 2014にも出演。2016年4月27日発売のシングル「RUN and RUN」の縦型スマホジャックMVが国内外で大きな話題となり、3日で100万PV突破ぱ同MVがカンヌ広告祭サイバー部門のブロンズを始めとした数々の賞を受賞。2017年5月、3ヶ月の活動休止期間を経て、新体制の活動を再開。hinako、hime、minan、yuu、risanoの5人体制で新たなグループの歴史が始まった。
4
sleep like it's winter (PCM 96kHz/24bit)
Jim O'Rourke
2015年にリリースした「Simple Songs」が海外音楽メディアでベスト・アルバムに選ばれるなど、新たな音楽ファンを獲得し、そのキャリアを通して名作を作り続ける音楽の申し子ジム・オルーク。2018年、またも傑作と呼ぶにふさわしい最新作が到着した。「sleep like it’s winter 」と名付けられた今作は、46分1曲のインストゥルメンタル・アルバムとなっている。「BadTiming」、「The Visitor」という名盤からの続く物語と感じる人もいるかもしれない。またある人には「I'm Happy, and I'm Singing, and A 1,2,3,4」、「Happy Days」という時代を代表する電子音楽アルバムの最新形として耳に響くかももしれない。しかし、ここから聴こえるのは、(これまでの彼の作品がそうだったように)全く新しいジム・オルークの音楽である。この数年で録り貯めたシンセ、ペダルスティール、ピアノなどの音を、精緻を極めた工芸品のように一つの作品へとまとめた今作は、顕微鏡を覗き込み、かすかな輝きさえも掴み損ねないように、ある決定的な瞬間を44分の時間で表現しているかのような作品へと仕上がっている。まるで彼が愛する映画のような手法を用いて、音楽というフォーマットでしかできない魔法をかけるのだ。電子音楽、アンビエント、ミニマルミュージック・ファンから、ロック・ファンにまで幅広く賛辞を浴びることはもちろん、このアルバムを聴き終えて初めて、ブライアン・イーノ、クリスチャン・フェネス、オウテカなど、電子音楽を代表する音楽家とは違った価値観、独自の導き方で完成に至った音楽であることを感じていただけるであろう。そして今作の最も稀有な点は、誰の心にもすっと届き、崇高でありながらも親しみやすいポップミュージックに仕上がっていることである。電子的な軽音楽=エレクトロニック・ライト・ミュージックを標榜する新レーベル、NEWHERE MUSICから世界に向けてリリースするにふさわしい、ジム・オルークの次章の始まりとなるアルバムである。
6
dawn
SILENT POETS
NTTドコモCMソング「東京 feat.5lack」も話題のSilent Poetsによる待望のオリジナル・アルバムが遂にリリース!デビュー25周年を記念した豪華な1枚。
7
Any Day (24bit/96kHz)
The Sea and Cake
6年振りのアルバムは、サム・プレコップ、ジョン・マッケンタイア、アーチャー・プルウィットの3ピースとなって初のリリース作で、サムのヴォーカルにフォーカシングした、近年では最も歌心溢れる、爽やかでエレガントなポップ・ソング集となった。
8
ライブ・フロム・SAKA-SAMAワールド(24bit/48kHz)
SAKA-SAMA
“Lo-Fiドリームポップ・アイドル”SAKA-SAMAが、 2018年3月17日に渋谷TSUTAYA O-nestにて開催された1stワンマン・ライヴの模様を独占ハイレゾ配信。
9
DREAM WALK
パソコン音楽クラブ
関西を拠点にしながらも、着実に認知度を拡大させているDTMユニット・パソコン音楽クラブ。 2015年11月に結成。80年代後半~90年代の音楽モジュールやシンセサイザー、パソコンで音楽を製作。 古い機材を用いた、メロディも懐かしさを感じさせる独自の旋律や、哀愁漂う歌詞など、 多くのトラックメーカーとは一線を画している彼ら、待望のフル・アルバムが遂にリリース tofubeatsによる『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』の主題歌「ふめつのこころ」のリミックスやラフォーレ原宿グランバザールTV CM曲提供、 Local Visionsのコンピレーション・アルバム『メガドライブ』、poor vacation主催のコンピレーション『Young Folks in Metropolis』への参加など 注目を浴びる彼らが、マルチネ・レコードからのリリース『PARK CITY』に続いて、遂に初の全国流通となるフル・アルバムをリリース。 80年代~90年代の音源モジュールを中心とするハード音源のみで制作を行い、 古い機材のハイ落ちした不明瞭なサウンド、クリスタル系のベルやパッドなど、 この年代の音源独特の音色が持つノスタルジックなイメージをリスナーに喚起させつつも、 クラブミュージックの影響も感じさせる、新しさを失わない作品。
10
星灯(DSD 2.8MHz/1bit)
Suara
前作から2年半ぶりの、Suara通算7枚目のオリジナル・アルバム。2015~2016年放送のTVアニメ『うたわれるもの 偽りの仮面』の主題歌他、収録。
Bonus!11
Le temps de la rentrée〜恋の家路(新学期)〜
Dパイ
航空自衛隊が管理するドラゴンと新人搭乗員たちの斬新なお仕事ストーリーが発進する!TVアニメ『ひそねとまそたん』エンディング・テーマを収録したシングル。 歌唱は、5人のキャラクターによるDパイ【甘粕ひそね(CV:久野美咲)/貝崎名緒(CV:黒沢ともよ)/星野絵瑠(CV:河瀬茉希)/絹番莉々子(CV:新井里美)/日登美真弓(CV:名塚佳織)】。
12
UNDO THE UNION(24bit/48kHz)
BELLRING少女ハート
サイケデリックロック、グランジロック、 エレクトロニカ、ジプシーブラスバンド。 ポップでダークでキュートでブチ上げ! 切なくも激しい怒濤の17曲収録!! 前作「BedHead」を凌ぐ音楽の大洪水!2012 年 4 月、ライブデビュー。通称 “ベルハー”。 そのグダグダで圧倒的なスキル不足から当初は「学芸 会以下のアイドル」と称されるも、ライブを重ねるた びグダグダなままに キレと熱量が増していき、唯一無 二の存在感でベルハー・ワールドを確立していく。1st ワンマン(2013年4月/渋谷WWW)、 2nd ワンマン (2014 年 6 月 / 渋谷クラブクアトロ ) は共に「ゲスト枠ゼロ」 宣言でのソールドアウト。注目度をアピールした。ぐ音楽の大洪水!2012 年 4 月、ライブデビュー。通称 “ベルハー”。 そのグダグダで圧倒的なスキル不足から当初は「学芸 会以下のアイドル」と称されるも、ライブを重ねるた びグダグダなままに キレと熱量が増していき、唯一無 二の存在感でベルハー・ワールドを確立していく。1st ワンマン(2013年4月/渋谷WWW)、 2nd ワンマン (2014 年 6 月 / 渋谷クラブクアトロ ) は共に「ゲスト枠ゼロ」 宣言でのソールドアウト。注目度をアピールした。
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「天命の城」オリジナル・サウンドトラック
坂本龍一
イ・ビョンホン主演の韓国映画「天命の城(原題:南漢山城)」のために坂本龍一が書き下ろしたオリジナル・サウンドトラック。ストリングスやピアノに加え韓国の民族楽器も多用し、その迫力と切なさは映像シーンを想起させる。本作の制作について坂本龍一は「かなり斬新な方向に音楽を持っていった」と語っており、本サウンドトラックにおいても、より新しい局面へのアプローチが覗える。
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JUMPING SUMMER
わーすた
世界へKAWAIIを発信!台湾、上海、タイ、シンガポール、フランス、海外公演大成功!パリにて開催の“JAPAN EXPO 2017”メインステージも担当!全国ツアー目前!わーすた初のミニアルバム!
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Endless Journey
[.que]
フォークトロニカの新星として世界中から注目を集めるカキモトナオによるソロプロジェクト[.que]。 多数の映像音楽として書き下ろされた今楽曲群は、[.que]を象徴するメロディ、爽やかさが存分に詰まったこれまでのキャリアの中でももっとも勢いが感じられる作品となりました。 アルバムタイトルにもあるように旅を感じられる、また旅に持ち出したい一枚に仕上がっております。 ゲストミュージシャンとしてベースに松藤裕志 (Rhycol.)、ドラムに水口彰太(LOOPPOOL / December 他)、またコーラスには多方面から注目を集めるアンビエントフォークシンガーソングライター別野加奈を迎え制作されました。 単なるバックグラウンドミュージックとして聞き流せない、インストゥルメンタル音楽の新たな傑作がここに誕生しました。
16
OLD DAYS TAILOR
OLD DAYS TAILOR
笹倉慎介、伊賀航、ex.)森は生きている のメンバー【岡田拓郎、谷口雄、増村和彦】、優河、濱口ちなからなる超スーパーバンドが遂にデヴュー!! シーンでも突出した才能が結集した、今世紀最重要作品になること間違いなしの大名盤!!音楽は過去を紡ぎ、仕立てる。在りし日の仕立て屋、OLD DAYS TAILORの音楽は、ひとびとの心の中に漂い、レイドバックする。
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ルパン三世 PART V オリジナル・サウンドトラック 〜 SI BON ! SI BON !
Yuji Ohno & Lupintic Six
2018年4月より日本テレビにて放送&Hulu他にて配信「ルパン三世」テレビアニメ新シリーズ「ルパン三世 PART5」オリジナル・サウンドトラックが発売決定!ゲストボーカルとして三代目:峰不二子役声優の沢城みゆきを迎えた新エンディングテーマを含む、華やかな珠玉の15曲を収録。
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POLY LIFE MULTI SOUL (24bit/48kHz)
cero
お待たせしました! 遂にceroの3年ぶりのアルバムのリリースが決定です!激烈に興奮する素晴らしい作品が完成! 各地で大絶賛を浴び、2010年代前半を代表するであろう作品と評価されている前作『Obscure Ride』で見せたブラック・ミュージック、現代のジャズの流れもしっかりと組みながら、さらなるリズムの探求、ビートの体感を軸にした重層的なサウンドを新作では聴かせてくれる。それはオルタナティブでありながらも、雑多で多様な音楽性を細部にまで落とし込み、メロウかつアーバンに展開しており、その中にcero特有のポップネスが輝き、楽曲を彩っている。これぞ新しいceroってのをガツンと聴かせてくれます! 聴きたくても聴けなかった音楽が鳴っている。疾走し、交錯するサウンドはめちゃくちゃカッコいいです。2016年よりライブでもサポートメンバーとして参加している古川麦、小田朋美、角銅真実という才気溢れるメンバーが録音にも加わったことで、楽曲アレンジはより独創的に、コーラスワークはより甘美に、演奏力は飛躍的に向上し、ceroの変化、進化を支え、新しい音楽を共に鳴らしている。さらに 今 作は エクスペリメンタルな面 、ダンスミュージックとしての 面 、コンテンポラリーで オルタナ ティブ バンドとしての面、cero特有のチェンバーな面と、書き出したら切りがない様々な成長が随所で見られ、バンドとしての本当の成熟を感じさせる。“他に類を見ないバンド”、そう、バンドなのです。_城、荒内、橋本という3人の稀有なリレーションが新しい音楽を作り出す。極上のダンスミュージックであり、極上のオルタナティブミュージックでもあり、極上のソウルミュージックでもあり、極上のポップスである『POLY LIFE MULTI SOUL』。ceroの最高傑作、完成です!
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3776を聴かない理由があるとすれば(OTOTOY特製豪華版)(24bit/96kHz)
3776
初心者の登頂率、50%!富士山ご当地アイドル3776(みななろ)初のフルアルバム「3776を聴かない理由があるとすれば」。3776秒間たっぷりと、富士山の魅力をお楽しみください。ナビゲーターは井出ちよの。皆さんを日本一の頂きまで、ご案内します。あなたは、最後までこのCDを聴ききって、3776の頂きに到達することはできるか!?そこにどんな世界が待っているのか、ぜひ体験して下さい。
Bonus!21
初音ミクシンフォニー〜Miku Symphony 2017〜 オーケストラ ライブ
Various Artists
初音ミク10周年公式イベントである、VOCALOID楽曲を豪華なフルオーケストラで奏でるコンサート“初音ミクシンフォニー2017”のライブ音源(東京公演)をリリース!
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あなたはやさしかった
坂口喜咲
孤独、結婚、未来への不安、憂鬱など、現代を生きる人間の等身大を描く坂口喜咲、約3年ぶりのフル・アルバム。おおくぼけい(アーバンギャルド)サウンドアレンジの楽曲や、シンプルなバラードなど、幅広い楽曲が並ぶ。30代を目前に控えた坂口喜咲の素直な想いが込められた今作は、怒りや悲しみを抱えながらも、ユーモアを交え前向きに大きな愛を探し進んでいくための、希望を与えてくれる一枚。
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Jubilee (PCM 48kHz/24bit)
amiinA
何ものにもとらわれず、ジャンルを超えた楽曲を提示し続けているamiinA。5thシングルでは、今までとは異なる作曲家による3曲で、新たな世界観を表現する。GOING UNDER GROUNDのボーカル松本素生氏、独特なコード使いと精巧なビートワークが魅力のトラックメーカーTessei Tojo氏、シンガーソングライター小林清美氏とインストバンドNETWORKSのコラボレーションなど、挑戦したことのない楽曲に2人の声が加わり、新たな世界を作り上げる。さらに、ジャケットも斬新な特殊ジャケット仕様でのリリース(初回限定盤のみ)。amiinAらしくも新境地を感じられる1枚となっている。本作発売週の5月27日(日)にはSHIBUYA WWWXにて初となるワンマンライブを開催予定。amiinAの世界観を存分に反映させてたイベントを作り上げる。
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tres (PCM 48kHz/24bit)
mouse on the keys
オルタナティブ・ミュージックの風景はここから激変する。mouse on the keys待望のサード・アルバム。昨年はレーベルfractrecを始動しEP「Out of Body」をリリース。初となるアメリカツアーはロサンゼルス・シアトル・フィラデルフィアでソールドアウトを記録し、その後「フジロックフェスティバル'17」に出演。国立新美術館で開催された「安藤忠雄展-挑戦-」ではインスタレーションの音楽制作を手掛けるなど精力的に活動の場を拡げてきた。今年は「Sonar Hong Kong 2018」のメインステージへの出演が決定。唯一の日本人アーティストとしてスクエアプッシャーなどと肩を並べることとなり、さらなる飛躍を遂げるなか待望のサードアルバムのリリースが決定となった。カナダ・モントリオールのR&Bシンガー、ドミニク・フィス・エメ(Dominique Fils-Aime)をヴォーカルに起用した''Stars Down''と''Pulse''の2曲、カリフォルニアのマスロックバンドCHONのギタリストMario Camarenaをフィーチャーした、代表曲「最後の晩餐」系譜のプログレッシブなインストゥルメンタル曲''Time (feat. Mario Camarena of CHON)''、テクノ・ハウス・エレクトロにアプローチしオリジナルな解釈を投影した''Phases''など全10曲を収録。
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WAになって、ベリチョコステップ!
空野青空
TIF2018に出演が決定した単独戦闘型ソロアイドル、「空野青空」の通算4枚目のシングル。リード曲を、クリエイター集団“Hart's Cry"が書き下ろし。“今年もまた最高の夏がやってくる"をテーマに、空野青空史上最大のアンセム曲となっている。
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テレビアニメ「斉木楠雄のΨ難」第2期第2クール エンディングテーマ 「DuetしてくだΨ」
斉木ックラバー feat. 斉木楠雄 (CV: 神谷浩史)、照橋心美 (CV: 茅野愛衣)、相卜命 (CV: 喜多村英梨), 斉木ックラバー
TVアニメ『斉木楠雄のΨ難』の2期2クール目のEDテーマを収録。
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ただの思い出にならないように
関取 花
今作はシングル「朝」の他にNHK「みんなのうた」(2018年4~5月)に書き下ろした楽曲「親知らず」や、しんきんガール(全国信用金庫協会WEBCM曲)、LUCKY TAPES参加曲、おかもとえみ(フレンズ他)参加曲、「ひがみソングの女王」の名にふさわしい楽曲も収録。
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BEYOND(24bit/48kHz)
BELLRING少女ハート
BELLRING少女ハート、待望のニューアルバム『BEYOND』が2月17日にリリースされる。おなじみの製作陣に加え、今回はゲストを迎えた計16曲を収録。「壮大でキャッチーでセンチメンタル」を目指した作品となっている。 メンバーがドイツ語で煽りまくるミニマル・テクノ『ヴァント!』で幕を開けると、ベルハーらしいサイケデリック・チューン『ホーネット ’98』でゼロ年代直前の不良性を不安定な叫びで歌い上げる。 『憂鬱のグロリア』はキャッチーでありながら複雑な進行が一筋縄にいかないロックチューン。 minus(-)プロデュースの妖しいダンスチューン『The Victim』では、愛して、殺して、と際どい歌詞が繰り返される。 危うい少女の心情をニューウェーブに乗せた『Cold Flavor』と、ノリの良い展開が続く。 一転して、極太なベースに驚かされる『Manic Panic』はダウナーとハッピーが共存する。 先日、富士山をバックにしたガールズ・バンド風MVが公開された『すなっちゃん・なっぽー』は青春ロックチューンでありながら、間奏では唐突に展開するフリージャズパートをピアニストの佐山こうた、ベース中林燻平、ドラム今泉総之輔のトリオが担当。キース・ジャレットを思わせる朝倉みずほの奇声など、ジャズ・ファンをも唸らせる本格的なセッションを聞かせる。 『いんざれいん、いんざだあく』は森田童子のような世界観のエレクトロニカ・フォーク。 『Cherry』は、昨年卒業した元メンバー・仲野珠梨へ向けられた楽曲。ごく稀にライブで披露されていたが、満を持して音源化された。 アルバムのタイトルにもなっている『BEYOND』は、切ないメロディと遊び心いっぱいのサイケデリック・ロック。どこか死生観を感じさせつつ、華やかに盛り上がる祭りのような仕上がり。 不意に殴られるような衝撃のロック・ナンバー『Mr. メルシー』は、NATURE DANGER GANGの福山タクがSaxで参加している。 そして、ライブで披露されファンの間でも名曲の呼び声高い『チャッピー』は甘酸っぱい青春ナンバー。作者不明のまま話題を呼んでいたが、作詞作曲を手がけたのはシンガーソングライター・後藤まりこ。切ないリフ、かき鳴らされるギター、天真爛漫なポップスでありながら狂気をも感じさせる。 エレクトロニカ、シューゲイザー、インダストリアル、幾つかの要素を含みつつ静かに展開する『ROOM 24-7』は形容しがたいベルハーのダークさを詰め込んだ作品。映像作家・二宮ユーキによるMVも公開された。 60年代フォークとエレクトロニカの融合したような『或いはドライブミュージック』は、移り変わる男女の心模様を囁くように歌う。 アルバムのピークを迎える新アンセム『asthma』は、ヘッドライナーを務めたロックフェス「夏の魔物」での盛り上がりが話題となった壮大なロック・チューン。 最後にアルバムをひっくり返すような拙い歌唱で歌われる『ぼくらは生きてる』は、ファンと共に録った大合唱や破壊音が収められたベルハーならではの牧歌的な1曲となっている。
Bonus!36
24
PANDORA feat.Beverly, Beverly
2017年、カンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』主題歌の「I need your love」が話題となり、5月にリリースされたファースト・アルバム『AWESOME』がスマッシュヒットを記録。“レコチョク年間ランキング2017新人アーティストランキング1位”“第32回日本ゴールドディスク大賞<ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー>”を獲得するなど、2017年最も注目を集めた新人の一人であるBeverlyがセカンド・アルバムをリリース!フジテレビ系月曜9時連続ドラマ『海月姫』主題歌「A New Day」、アパマンCMソング「All Want」、テレビ東京系月10ドラマBiz『ヘッドハンター』主題歌「Baby don’t cry ~神様に触れる唇~」他を収録。
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スキルアップ
トリプルファイヤー
“高田馬場のJOY DIVISION”の異名をとる「トリプルファイヤー」は2006年結成の4人組バンド。2010年に現編成となり、昨年1st『エキサイティングフラッシュ』リリース後、じわじわと頭角を現し始めました。約1年半ぶりとなる新作は、サウンドプロデューサーに吉田肇(PANICSMILE)を迎え録音。格好良いサウンドにのせて、好きな人にはたまらない&そうではない人にはそれなりの曲が満載です。最近では、今泉力哉監督(『こっぴどい猫』がトランシルヴァニア国際映画祭最優秀監督賞を受賞) による最新作『サッドティー』でトリプルファイヤーが音楽を担当し、東京国際映画祭で上映されるなど、各方面からも彼らに注目が集まっています。
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平賀さち枝と天命反転住宅 (5.6MHz dsd + 24bit/48kHz)
平賀さち枝
天命反転住宅は、通称「死なないための住宅」。まるでSFの世界に紛れ込んでしまったかのような、異世界を思わせる住宅です。こんな一風変わった場所でも、OTOTOYはDSDレコーディングを行いました。アーティストは女性シンガー、平賀さち枝。黄一色に塗られた球体の部屋に向かって、彼女は柔らかい歌声を響かせます。同梱されている写真入りブックレットとともに、場所の雰囲気を想像しながら楽しんでほしい音源です。
Bonus!40
火のこ(24bit/48kHz)
青葉市子+内橋和久
''透明な声とマジカルな音色が融合''^ レコーディング・スタジオでの一発録りをライブとして公開し、そこでDSD収録した音源を配信するイベント“Premium Studio Live”。その第5弾として、クラシック・ギターの弾き語りで独特な歌世界を展開する青葉市子と、アルタードステイツやソロで即興演奏を展開するギタリスト内橋和久の2人を、サウンドバレイA studioに招いて行った際の記録。内橋がエフェクトを多用したエレキギターや、“ダクソフォン”という木製の薄い板を弓やハンマーで演奏する楽器を使いさまざまな音色を鳴らす中、青葉の透明感のあるボーカルとギターがくっきりと浮かび上がる。この日のために2人で合作した「火のこ」では、観客が割るエアーキャップの破裂音で“火の粉”が飛び散る様子も演出。後半からはゲストとして小山田圭吾も参加し、ドラマティックな即興演奏やsalyu × salyu「続きを」のカバーを披露。稀有な才能を持つ歌い手の潜在能力を、稀代の演奏家が唯一無二のサウンドで解き放っていくさまを確かめてほしい。
Bonus!