Track TitleDurationPrice
Red Ladders and the Blue Planet alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 09:11  
Magic Scope alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 12:15  
Toy Box Blues alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 11:03  
...And I Listen to the Ocean Blue alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 06:47  
Just Friends alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 05:49  
A Rabbit on the Moon alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 07:43  
曲番クリックで試聴できます Total: 52:48
作品情報

Momentaryは新世代のジャズ・ミュージシャンたちの動きとシンクロしながら、自身の可能性を「作・編曲」に求めた意欲作である。ソリストのアドリブ・スタイルの変遷を、作・編曲、特に編曲という作業は正当に評価されることの少なくその他扱いされることが多かったジャンルだった。「ジャズの本質」をプレイヤーの即興能力に置くならば、あらかじめ演奏することを決めておく「アレンジ」というものの価値は切り下げられざるを得ず、モダン・ジャズの大隆盛時代だった50年代後半から60年代後半にかけて、ジャズは他のポピュラー・ミュージックと差異を強調するために、スコアにまったくたよらない表現の拡張を推し進めることに熱中した。その時代にあって、それははっきりとした価値であった。反面なんの楽譜も使わない演奏という選択も、それ自体でひとつのアレンジである。

ディスコグラフィー

  • アルバムの中心に置かれているのは、ピアノの佐藤浩一との共作組曲『Metamorphose』。エッシャーの絵画のモノクローム性、具象と抽象の合間を縫ってゆくグラディエーションの感覚は良く出ている。漸次的に変化してゆく主旋律とその彩りのつづれ織りは、part2から3への展開などはとても上手くいっている。組曲は、自然な変化だけではなく、エッシャーの絵のなかにある宙吊り感、突然の裂け目や逆走、根本的に異なったモチーフ、相容れないものどうしの緊張とつばぜり合いと緩和、最初からあったけれども、最後にならないと聴き取れないリズムの歪みらがもっと聴きたいと思ってしまう。これは贅沢なことだろうか? いや、彼女ならそれほどの困難はなく出来ている。
  • Momentaryは新世代のジャズ・ミュージシャンたちの動きとシンクロしながら、自身の可能性を「作・編曲」に求めた意欲作である。ソリストのアドリブ・スタイルの変遷を、作・編曲、特に編曲という作業は正当に評価されることの少なくその他扱いされることが多かったジャンルだった。「ジャズの本質」をプレイヤーの即興能力に置くならば、あらかじめ演奏することを決めておく「アレンジ」というものの価値は切り下げられざるを得ず、モダン・ジャズの大隆盛時代だった50年代後半から60年代後半にかけて、ジャズは他のポピュラー・ミュージックと差異を強調するために、スコアにまったくたよらない表現の拡張を推し進めることに熱中した。その時代にあって、それははっきりとした価値であった。反面なんの楽譜も使わない演奏という選択も、それ自体でひとつのアレンジである。