Title | Duration | Price | |
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Don’t smile / Pode Sorrir alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 06:10 | Album Purchase Only |
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Very Dark Photo / Talk to Me alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 05:07 | Album Purchase Only |
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Saturate / Maneiras alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 04:26 | Album Purchase Only |
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Flying Into a Cloud alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 05:53 | Album Purchase Only |
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Pony alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 05:16 | Album Purchase Only |
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Conggo Spuare alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 03:56 | Album Purchase Only |
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Coastlines alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 06:13 | Album Purchase Only |
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It Will Rain / Mais belo dos belos alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 07:16 | Album Purchase Only |
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Yamaki Sees the Barn alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 06:49 | Album Purchase Only |
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Or Blink / Pode Sorrir alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 03:25 | Album Purchase Only |
SDSD-1051_U Turn.pdf
アート・リンゼイと山木秀夫(敬称略)。言うまでもなくダントツのレベルのミュージシャン、アーティストの中のアーティスト。2016年8月31日、客は2人をぐるりと囲んで畳に座って目の前で聴く。ぼくはアートの背中側で、山ちゃんを正面に見ながらその場に居合わせた観客のひとりとしてこのライブを逃さずラッキーだった。(当時、晴れ豆のプロデューサーだった)宮本くんが言う通り「『ただただ最高の夜だった』『二人だけ』はとても重要だ」。それは素晴らしいライブだった。
カセットテープとハイレゾ(11.2MHz DSDと96kHz WAV)だけで出そう。CDは出さない。ぼくにミックスの依頼がきた時点で、このチームで決めた。山ちゃんを長年サポートしている石原氏(shiosai ZiZO)が、その日はサウンドシティのライブレコーディング・チームを入れていた。このデュオに限っては、ミキシングも普段やっている仕事と同じペースではできない。さっとやればもちろんそれなりにできてしまうのだが、カセットテープとDSDではオーディオスペック的には両極端のメディアである。カセットテープは音のない部分でもサーっというノイズがあるがDSDは全くノイズがない。それぞれの「いい音」になるよう最適なミックスとマスタリングにすることにした。アート・リンゼイといえば、ノイジーで美しいギターの第一人者。カセットテープでは少なく聞こえがちなリバーブの量、周波数特性も狭いので、ミックスはおとなしくまとめてもダメで、ダイナミックレンジもボリュームの大きな曲はアナログハーフインチにミックスするイメージで仕上げる。まるで80年代の手法。さらにノーマルポジションのカセットテープはデュプリケート業者さんに任せっきりではこの音質に上がらない。実際に使用するカセットテープにコピーして劣化する要素を今回はデュプリケート業者さんとの間で3回も補正した。つまりノーマルポジションのカセットテープのひずみや高域の落ちる部分を元のミックスマスターに補正をかけてある。
一方、DSDでは、そのようなパッケージになった時の差分は全く考慮しなくていい。サイデラ・マスタリングで聞こえているそのままの音を届けられる。DSD(ハイレゾ)というとジャズやクラシックのようにピアニッシモまで、クリアで空気感の重視される音楽に向いていると思われがちであるが、『U Turn』アートと山ちゃんのデュオにDSDは素晴らしい!プロ用やハイエンドのオーディオシステム、高級ヘッドホンを持っている人には、アートのノイジーで美しいギターのすべてのノイズを顕微鏡で見るように味わえる。カセットテープのバージョンを仕上げてからDSD用にミキシングを全部やり直した。DSDでは、CD(44.1KHz16bit)のようなコンプレッションや過剰なEQはしていないので、自分で好きなだけボリュームを上げて聴いてほしい。
オノ セイゲン(ミキシング&マスタリング・エンジニア)