How To Buy
TitleDurationPrice
Peace on Earth  alac,flac,wav,aac: 24bit/48kHz 00:52
Byobu  alac,flac,wav,aac: 24bit/48kHz 03:37
Gone Away  alac,flac,wav,aac: 24bit/48kHz 03:34
Motor  alac,flac,wav,aac: 24bit/48kHz 03:17
A Million Tears  alac,flac,wav,aac: 24bit/48kHz 03:41
Put a Little Fun in Your Day!  alac,flac,wav,aac: 24bit/48kHz 03:53
Why Not Go Forward / with Junichiro Komiyama  alac,flac,wav,aac: 24bit/48kHz 03:31
I Live My Life / with Junichiro Komiyama  alac,flac,wav,aac: 24bit/48kHz 01:19
Final Take / with Haruo Suzuki  alac,flac,wav,aac: 24bit/48kHz 02:43
Melt Away  alac,flac,wav,aac: 24bit/48kHz 04:12
I Found Out  alac,flac,wav,aac: 24bit/48kHz 03:20
Go with Love / with Chip Suzuki  alac,flac,wav,aac: 24bit/48kHz 02:51
Listen the trial version of tracks by clicking the circle Total: 36:50
Album Info

2024年6月にリリースする『Life Begins』は、2023年9月から2024年3月にかけて録音したアンビエントスタイルのサウンドスケッチをもとにしたアルバムです。この期間中に録音した数多くのスケッチの中から、12作品を選び、追加録音やリミックスを施しました。

2023年9月から2024年3月は、ごく一部の所用を除いて、音楽制作に専念できる期間でした。サウンドスケッチは、音楽家にとっての日記のようなもの。言葉で出来事を書き残すように、楽器を触り、サウンドプログラミングで音像をつくるのです。

暮らしがどう音楽作品に影響を与え、その過程と完成を祝福することが、スズキコウタ個人の再生につながったか。そう考えることが多く『Life Begins』というアルバムタイトルが浮かびました。私自身が再生するために必要だったのは、たくさんの表現・創造をすることであると同時に、自分の周りにすでにある音(音楽ではなく)、そして尊敬する人生の先輩たちが生前に残した音と出会い直すことでした。

たとえば生前の祖父が人生について話すiPhoneの映像。あるいは、父が最期に演奏したお囃子の映像。それらから音声を抽出し、不要な音をテクノロジーで取り除き修復して、それぞれ1曲に散りばめて「セッション」をした作品が収録されています。その他に、ふと見つけた羽田空港のエレベーターのモーター音の美しさ、新幹線で聞こえる金属同士の擦れる音、愛犬のいびきなど、たまたまiPhoneで撮影していた動画に収録されていた音を随所で用いました。こういった試みも含め、音で日記をつくり、アルバムとするべくためていたということです。

最後に。このような機会において一番お伝えしたいのが、このアルバム作品に何もメッセージや主張を込めていないということです。政治や社会の不安定や、経済や事件により不安に囲まれる日々を送る私たちですが、そんな不満を言葉に含めたり、音で表現することがあまりに多すぎると思います。

そして私が編集者として活動する中で、社会的価値だとか、社会貢献ということに多く触れます。しかし、このアルバム製作という機会においては、それらも排除し、音の響きをつくることだけを愚直に考え続ける。その結果が、このアルバムに収録されています。あえてこの社会情勢においても、音楽はノーメッセージにし、何も勘ぐらずに音の響きだけをリスナーに渡し、価値を見出してもらうことにしました。何の役にも立たない、メロディーやコードが抽象的で、ビートはほとんどない。ただ音が響くだけの作品ですが、手短な作品ですので、ぜひ没入するように何も考えず聴いていただけると嬉しいです。

Discography

Dance/Electronica

2024年4月、スズキコウタと「NO VALUES AT ALL」による、アルバム『Life Begins』からのシングルカット。 2023年12月録音。私にはポジティブなエネルギーのある曲。そんなに凝った編曲ではないし、サウンドデザインができているわけでもないんですが、この曲が年末に完成して、新年に発表できたときに大きな手応えを感じました。YMO『TECHNODELIC』に影響を受けた作品なのですが、音に靄がかかる感覚だとか、現実から離脱するような感覚を気持ちいいバランスで配置できたんです。タイトルは、たまたま手元にあったディオンヌ・ワーウィックのレコードから取りました。このアルバムのジャケットも、そのレコードを元ネタにしています。

1 track
Dance/Electronica

2024年4月、スズキコウタと「NO VALUES AT ALL」による、アルバム『Life Begins』からのシングルカット。 2023年12月録音。私にはポジティブなエネルギーのある曲。そんなに凝った編曲ではないし、サウンドデザインができているわけでもないんですが、この曲が年末に完成して、新年に発表できたときに大きな手応えを感じました。YMO『TECHNODELIC』に影響を受けた作品なのですが、音に靄がかかる感覚だとか、現実から離脱するような感覚を気持ちいいバランスで配置できたんです。タイトルは、たまたま手元にあったディオンヌ・ワーウィックのレコードから取りました。このアルバムのジャケットも、そのレコードを元ネタにしています。

1 track
Dance/Electronica

2024年6月にリリースする『Life Begins』は、2023年9月から2024年3月にかけて録音したアンビエントスタイルのサウンドスケッチをもとにしたアルバムです。この期間中に録音した数多くのスケッチの中から、12作品を選び、追加録音やリミックスを施しました。 2023年9月から2024年3月は、ごく一部の所用を除いて、音楽制作に専念できる期間でした。サウンドスケッチは、音楽家にとっての日記のようなもの。言葉で出来事を書き残すように、楽器を触り、サウンドプログラミングで音像をつくるのです。 暮らしがどう音楽作品に影響を与え、その過程と完成を祝福することが、スズキコウタ個人の再生につながったか。そう考えることが多く『Life Begins』というアルバムタイトルが浮かびました。私自身が再生するために必要だったのは、たくさんの表現・創造をすることであると同時に、自分の周りにすでにある音(音楽ではなく)、そして尊敬する人生の先輩たちが生前に残した音と出会い直すことでした。 たとえば生前の祖父が人生について話すiPhoneの映像。あるいは、父が最期に演奏したお囃子の映像。それらから音声を抽出し、不要な音をテクノロジーで取り除き修復して、それぞれ1曲に散りばめて「セッション」をした作品が収録されています。その他に、ふと見つけた羽田空港のエレベーターのモーター音の美しさ、新幹線で聞こえる金属同士の擦れる音、愛犬のいびきなど、たまたまiPhoneで撮影していた動画に収録されていた音を随所で用いました。こういった試みも含め、音で日記をつくり、アルバムとするべくためていたということです。 最後に。このような機会において一番お伝えしたいのが、このアルバム作品に何もメッセージや主張を込めていないということです。政治や社会の不安定や、経済や事件により不安に囲まれる日々を送る私たちですが、そんな不満を言葉に含めたり、音で表現することがあまりに多すぎると思います。 そして私が編集者として活動する中で、社会的価値だとか、社会貢献ということに多く触れます。しかし、このアルバム製作という機会においては、それらも排除し、音の響きをつくることだけを愚直に考え続ける。その結果が、このアルバムに収録されています。あえてこの社会情勢においても、音楽はノーメッセージにし、何も勘ぐらずに音の響きだけをリスナーに渡し、価値を見出してもらうことにしました。何の役にも立たない、メロディーやコードが抽象的で、ビートはほとんどない。ただ音が響くだけの作品ですが、手短な作品ですので、ぜひ没入するように何も考えず聴いていただけると嬉しいです。

12 tracks
Dance/Electronica

2024年6月にリリースする『Life Begins』は、2023年9月から2024年3月にかけて録音したアンビエントスタイルのサウンドスケッチをもとにしたアルバムです。この期間中に録音した数多くのスケッチの中から、12作品を選び、追加録音やリミックスを施しました。 2023年9月から2024年3月は、ごく一部の所用を除いて、音楽制作に専念できる期間でした。サウンドスケッチは、音楽家にとっての日記のようなもの。言葉で出来事を書き残すように、楽器を触り、サウンドプログラミングで音像をつくるのです。 暮らしがどう音楽作品に影響を与え、その過程と完成を祝福することが、スズキコウタ個人の再生につながったか。そう考えることが多く『Life Begins』というアルバムタイトルが浮かびました。私自身が再生するために必要だったのは、たくさんの表現・創造をすることであると同時に、自分の周りにすでにある音(音楽ではなく)、そして尊敬する人生の先輩たちが生前に残した音と出会い直すことでした。 たとえば生前の祖父が人生について話すiPhoneの映像。あるいは、父が最期に演奏したお囃子の映像。それらから音声を抽出し、不要な音をテクノロジーで取り除き修復して、それぞれ1曲に散りばめて「セッション」をした作品が収録されています。その他に、ふと見つけた羽田空港のエレベーターのモーター音の美しさ、新幹線で聞こえる金属同士の擦れる音、愛犬のいびきなど、たまたまiPhoneで撮影していた動画に収録されていた音を随所で用いました。こういった試みも含め、音で日記をつくり、アルバムとするべくためていたということです。 最後に。このような機会において一番お伝えしたいのが、このアルバム作品に何もメッセージや主張を込めていないということです。政治や社会の不安定や、経済や事件により不安に囲まれる日々を送る私たちですが、そんな不満を言葉に含めたり、音で表現することがあまりに多すぎると思います。 そして私が編集者として活動する中で、社会的価値だとか、社会貢献ということに多く触れます。しかし、このアルバム製作という機会においては、それらも排除し、音の響きをつくることだけを愚直に考え続ける。その結果が、このアルバムに収録されています。あえてこの社会情勢においても、音楽はノーメッセージにし、何も勘ぐらずに音の響きだけをリスナーに渡し、価値を見出してもらうことにしました。何の役にも立たない、メロディーやコードが抽象的で、ビートはほとんどない。ただ音が響くだけの作品ですが、手短な作品ですので、ぜひ没入するように何も考えず聴いていただけると嬉しいです。

12 tracks