スティムバンド

メディカルミュージシャンがあたためた愛のメロディー。　四季の色合いに沿って紡いだ歌はそれぞれにテーマを持っています。「春の散歩道」には花粉症の憂いとともに明日への希望を込め、「ロックンロール中耳炎」では子供達の無邪気な夏休みに病気に負けない気持ちを応援、「風穴」は秋の切なさの中やがてやってくる切迫した瞬間に気管切開という風穴を開けて命を助けることをテーマに、そして冬になり春を待つ思春期の君が大人の声になっていく様を声帯と心の内面の動きをともに描写した「君の歌声」。一つ一つの歌には愛の言葉とともにもう一つの意味を込めて作り上げました。それぞれの歌曲はインストゥルメンタルで移り行く季節を橋渡ししています。一方でダブルミーニングではなく，率直に今を生きている意味や感謝の気持ちを「負けるもんか」「白い球」に込めてそしてまた一年が過ぎ、同じところに帰ってくるという回転を通して成長していくことを全体のテーマにしたアルバムです。