界の名だたるコンクールで数々の入賞を果たしてきたピアニスト・務川慧悟が8年以上におよぶフランスでの研鑽の中で、一つの大きな夢として温めてきたモーリス・ラヴェルのピアノ作品全集を満を持してリリース。
録音は秩父の豊かな自然の中で6日間かけてじっくり一つ一つの作品と真摯に向き合い行われた。それはレコーディング現場にいた全員が驚くほど仕上がった演奏であり、務川のラヴェルの作品への信念と芯のある解釈が聴こえてきたよう。今回は音だけではなく、「言葉」にもこだわり、解説はフランス語、英語にも翻訳。ラヴェルの古典的かつ緻密な構成力に秘める美しい情景、そして「音」の響きを大切にするラヴェルを体現している必聴の務川慧悟ラヴェル全集。"