作詞、作曲、ギター、歌、録音、マスタリング。音楽制作のすべてを自分自身が行うことにこだわり、音楽活動を続けて来ました。そんな自分の集大成となるアルバムです。
このアルバム制作は、私にとって大きな2つの意味があったと考えています。
1つ目は、挑戦。
今回、収録している楽曲は、そのほとんどが12年以上前に作ったもの。
当時は納得のいく仕上がりにできませんでした。
あの頃できなかったこと、作れなかったサウンド。
表現しきれなかった音楽への思いを、今、改めて実現したい。
そんな”挑戦”をしたい、と思ったんです。
そしてもう1つの意味は、記録。
音楽は、作ったその瞬間から色あせることなく、時代を超えて残るものです。
今回、作ったサウンドをまた、この先10年、20年と経ってから聞いてみた時、また今とは違ったとらえ方で聞くことになるでしょう。
きっと、また新しい発見があり、今の自分には見えにくい問題点、改善するべき点が見つかるはずです。
そんな未来への思いも込めて、今の自分にできるものを精一杯作りたい。
そういう意味も含めて、記録という言葉を使って表現してみました。