Sandro Haick

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エルメート・パスコアルの音楽性を継承した万華鏡のごとき「ユニバーサル・ミュージック」。ブラジルの作編曲家/マルチ器楽奏者、サンドロ・ハイキがリリースする宇宙的スケールの大傑作! エルメート・パスコアル、ハウル・ヂ・ソウザ、イチベレ・ズヴァルギほか参加。イチベレ・ズヴァルギを筆頭に、日本でも人気の高いジョアナ・ケイロス、USのジャズ・シーンで活躍するヴィトール・ゴンサルヴィスなど、エルメート・パスコアルの掲げる「Musica Universal = ユニバーサル・ミュージック」を世界に広げるエルメート・チルドレンたち。そのなかでもずば抜けた才能を持つのが、作編曲家/プロデューサーであり、どの楽器を演奏しても抜群に上手いという驚異的なマルチ・インストゥルメンタル奏者のサンドロ・ハイキである。本作「ユニバーサル」は、そのサンドロの待望の新作だ。アレンジをエルメートのブレーンであるイチベレ・ズヴァルギが担当。エルメート本人が参加した ''Esperanca''に始まり、ヴォイス・アンサンブルとイチベレのキーボード以外はすべて自身で多重録音したスリリングな ''Meu Querido Itibere''、若手ヴァイオリン奏者カロル・パネージ率いる弦楽カルテットが導く ''Que Alegria Voltar pra Casa''など濃密な全13曲を収録。躍動感にあふれた自由なリズムとハーモニー、卓越した技術に支えられたアンサンブル、気心知れた仲だからこその一体感と、爆発的な即興の応酬。迸る才気は、まるで若かりし頃のエルメートのようですらある。一方でエルメート作曲の ''Duguiduguiando''では、ウードやバンジョー、シタール、琵琶を加えたユニークなアレンジをほどこすなど、サンドロならではのアイデアも随所にのぞかせる。エルメートの音楽を継承しつつ独自に進化する、サンドロ・ハイキの万華鏡のごときユニバーサル・ミュージック。近年リリースされたブラジリアン・ジャズ〜インストゥルメンタルの最高峰といえる作品の完成だ。

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