ANDREI ZUEFF

Discography

シベリア生まれでモスクワ在住のアンドリィ・ズィーフは、13歳のときに初めてレコードを買って音楽に目覚める。それはビートルズのアルバムだったという。アマチュア・バンドミュージシャンと音楽の道を進んだ彼の興味は、電子楽器やキーボードへと移っていく。ソビエト製シンセサイザーを買い集めた彼は、86年頃から、作曲家、スタジオ・プロデューサーとしてたくさんのロシアの人気プロジェクトに関わった。巷に溢れるモンドやラウンジ系とはひと味もふた味も違う感触、郷愁や寒い気候を感じさせる切ないメロディーに包み隠された狂気の音響、『キッチン・ワークス』と名付けられた本アルバムには、本当に驚きが溢れている。インターネットで知ったという遠く東京のレーベルにこの音が届いたときから、前代未聞のモスクワ東京コネクションが始まった。日本からの返答として、リョウ・アライ、アナザワールド、そしてススム・ヨコタの独自の解釈によるリミックスを加えたこの作品は、フロッグマン傘下のブレックファースト・シリーズ第二弾として、初めて“西側”のオーディエンスに届けられる。 (発売当時の情報を掲載しています。ご了承下さい。)

18 tracks

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レーベル特集 frogman records

インタヴュー

レーベル特集 frogman records

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