優しいピアノの音に誘われるように、軽快なドラムと陽気なワウギターが聴こえる。
「いつも通り」と歌いだす。
声を張るわけでもなく、ビートにゆだねながら、ゆらゆらと舞う綿毛のようだ。
音源の向こうには藤KILLAが楽しそうに歌っているのが目に浮かぶ。
聴いてるだけで楽しくなってくる。
そしてフックへ。
思わず一緒に歌ってしまっている。
一度しか聴いてないのに歌えてしまう。
そう、藤KILLAの音楽は一緒に歌って楽しめる音楽なのだ。
レゲエという音楽性の特徴でもあると思うのだが、
その根本的な特徴をみごとに体現している。
そして欲望が沸き上がってくる。
LIVEで聴きたい。
そう思わせる楽曲だ。
そしてそれもまた藤KILLAにとっては「いつも通り」
Liner notes by Silly BOY