シンガーソングライター・板東道生のニューシングル。
道生の大阪アルバイト時代の話。
※バイト先はイートインのパン屋さん。
そのお店の、17歳の女子高生アルバイトの子が、クラスの担任教師に恋をします。23歳も年上。信じがたいけど本気のよう。「◯◯◯と結婚する!」と、バイトの度うれしそうに話していました。
※◯◯◯は、担任教師さんのファーストネーム。
女っけの全くない先生だそうで、それをネタにいつも友達みんなでイジっていたみたいです(^^)
そして、数ヵ月後のとあるバイトの日、彼女が夕方学校帰りに出勤してきました。とても浮かない表情で、肩を落として。
しばらくしてお客さんが落ち着いてきた時間に、「板東氏・・・◯◯◯が・・・結婚しました。」と彼女。
さすがに僕も、「聞いてた話と違うやん!」と驚き、そして悲しくて・・・
お見合い結婚だったそうです。
彼女はパンをこねながら「私、もう◯◯◯の事吹っ切れました!」と、切り替えの早さを見せたかと思えば、「◯◯◯~♪◯◯◯~♪」と癖のように歌っていた、自作の彼の名前ソングを歌い始めていました。
それを見た僕は、「わかった!これから作る新曲の歌詞の中に、ミカ(彼女・仮名)を元気付ける言葉入れる!それで立ち直ってもらう!」と豪語。
彼女はとても喜び、僕は彼女のために!とその日の晩早速曲作りに入ります。
すると、どうも、、、おかしいのです。
彼女を元気づける歌詞をワンフレーズ入れる予定だったのが、
全部が全部その歌詞になってしまったのです。
そしてその歌は完成、タイトルは「好きな人。」
ライブで彼女に捧げ、その後CDRに録音してプレゼントしました。
あの時の彼女の笑顔は忘れられません。
今、彼女に幸せになっていてほしい。心からそう思っています。
この歌をどこかで聴いていてほしい。心からそう願っています。
愛をこめて。