魅力的な歌声と表現力、楽曲のクオリティ、参加ミュージシャンの豪華さでアルバムのリイッシューが待ち望まれていた、金井夕子の全オリジナル・アルバムが新たにマスターテープよりリマスター。アルバムに未収録のシングル曲やVersion違いなどは纏めて『アルバム未収録音源集』に収録。
アルバムのA面5曲はすべてが、松本隆-筒美京平コンビ。B面5曲は全曲松任谷正隆の作編曲、作詞は山川啓介、竜真知子、伊達歩。
作家陣には、尾崎亜美、丸山圭子、庄野真代という3人の女性シンガー・ソングライターを迎えたファースト・アルバム。アレンジのほとんどを船山基紀が丸山圭子作品のみ佐藤準が担当。
タイトルはフランス語で“映画”という意味で、サウンド的には前作で見せた金井夕子のヴォーカルとニュー・ウェーヴとの親和性をフレンチっぽい味付けで表現してみようとした意欲的な通算4枚目のアルバム。
松本隆-筒美京平コンビ第2弾シングル「オリエンタル・ムーン」収録。アルバムタイトルチューンとなった細野晴臣作品「チャイナローズ」の編曲は、細野晴臣と坂本龍一でふたりはベースとキーボードを担当、ドラムスは高橋ユキヒロ。シングルカットもされた。