鶯色

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サイケデリックフォークデュオ「鶯色」待望のセカンドアルバム発売。 ぐにゃっと捻れた風景の中で摩訶不思議な登場人物達が繰り広げる13編の物語。 前作「零(ZERO)」で衝撃的なデビューを飾ってから1年4ヶ月を経て届けられた鶯色のセカンドアルバム「公園」は、彼等の持ち味である「荒唐無稽な設定で放たれるシュールな世界」がまたしても炸裂した怪作である。 今作の登場人物も「セルロイドをいつも燃やしている友達」「しゃくれたアゴの貴公子」「自由にラッパを吹いている8人のヒゲ面の男」「鳥取で蒸発しようとしている男」「子だくさんなヤーマンの娘」「人間クラゲ」「中学合同忘年会でインターネット虫相撲をする同窓生」「作務衣にヌンチャクを忍ばせたチョロ松」「なんでも吸い込む"船長"というあだ名の男」などなど奇人変人揃い。彼等が繰り広げるエピソードの数々はどれもが予測不可能で、気がつけば見慣れた風景がねじまがり、異界への入り口が目の前にぽっかりと口を開けている…..。 人懐っこいメロディや素朴な演奏(しかし毒気はそこここに散りばめられている)とのコントラストも秀逸。 かつて「ガロ」にハマっていた世代にはストレートにアピールすること請け合いだが、むしろ無垢な青少年にこそ一聴してもらい、是非今後を狂わせて欲しいと願って止まない。

13 tracks

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インタヴュー

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