西江辰郎 & ジュゼッペ・アンダローロ

Classical/Soundtrack

Discography

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これがデュオ。洗練されたメカニック、テクニックは申すに及ばず、友情も信頼も響く。西江辰郎とジュゼッペ・アンダローロが杜の都仙台の国際音楽コンクール(ピアノ部門)で出逢ったのは、確か2001年のこと。当時仙台フィルのコンサートマスターだった西江。優勝したアンダローロ。客席の拍手、喜びようも尋常ではなかったことを思い出す。以来二人は、ここぞという場面で顔を逢わせ、ライヴ、ディスクを通じ、聴き手を喜ばせている。コンクールやフェスティヴァルで意気投合し、ある場面で熱き演奏を奏でたとしても、音楽的な蜜月が長く続くことは、実は少ない。コンビはいつのまにか解消してしまう。いつだって音楽に寄り添う、この二人は違った。もちろん今どきのアーティストたちである。ステージでは自在に交歓、ドラマを紡ぐ西江とアンダローロだが、彼らは表層的に叫ばない。喝采を博しやすい大見えを切らない。勿論小細工も呈さない。叙情も激情も、すべては音楽の求めに応じて。これが二人の美学である。褒め言葉が音楽評論家的過ぎるだろうか。ベートーヴェンの二重奏ソナタに頼もしい演奏を披露し、メシアンでは文字通り「主題と変奏」の展開に旨味を発揮する。ヴィオリストでもあったアンドレア・タランティーノ(シチリア生まれ、アンダローロの親友)の「聖杯への道にて」は、作品も演奏も喜ばしいサプライズ。そして古き良き時代を映し出す小品には、その調べにはこれしかないでしょうという、甘美な歌心を添える。優しく、妖しく。これぞ大人のデュオ。満喫したいものである。−奥田佳道−

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スーパー・デュオ堂々の第4弾登場。今回はベートーヴェン、エネスコそしてレスピーギを中心としたプログラムです。親密に対話を重ねていく両者。美音をもって音楽の細部まで入念に彫琢する演奏は、高貴な輝きに満ちています。

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2005年6月にCDデビューした若手スーパー・デュオ第3弾。クラシックのみならず、ジャズの演奏家、作曲家としても知られ、その特異な経歴と個性に世界が注目しているロシアの作曲家、ニコライ・カプースチン。今回はそのヴァイオリン・ソナタを中心とする選曲です。弱冠24歳で仙台フィルのコンサートマスター、現在は新日本フィルコンサートマスターに就任し、人気急上昇中のヴァイオリニスト西江辰郎。その活動はソロ、 室内楽、協奏曲に及びます。一方、イタリアの俊才ジュゼッペ・アンダローロは、第1回仙台国際コンクール、2002年ロンドン国際コンクール優勝で一躍注目を集め、05年にはブゾーニ国際ピアノコンクール優勝。大注目の若き才能の共演です。

13 tracks
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2005年6月にCDデビューした若手スーパー・デュオ第2弾。若干24歳で仙台フィルのコンサートマスター、現在は新日本フィルコンサートマスターとして活躍し、人気急上昇の西江辰郎。その活動はソロ、室内楽、協奏曲に及びます。一方、イタリアの俊才ジュゼッペ・アンダローロは、第1回仙台国際コンクール、2002年ロンドン国際コンクール優勝で一躍注目を集め、05年にはブゾーニ国際ピアノコンクール優勝。注目の若き才能の共演です。

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