《《》》

ディスコグラフィー

  • track1. 《《》》のメンバー4人での演奏曲。26分間の間に、彼らの魅力である、鋭くスリリングな演奏が凝縮されており、その即興における並外れた嗅覚を堪能することができる。フリージャズのように聴こえる部分もあるが、実際にはロックフィーリングが多く含まれている。また、過剰に音を詰め込むことはせず、音と音との隙間が美しい曲でもある。track2.入江陽参加曲。全編にわたって入江のピアノがフィーチャーされており、メロディアスな演奏を楽しむことができる。《《》》からは大島輝之、石原雄治、竹下勇馬が演奏に参加しており、中田粥のバグシンセとは異なった面白さを体感できる曲となっている。特に前半部の入江のピアノは非常に美しく、一聴の価値は十分にある。track3.山田光参加曲。《《》》のメンバーからは竹下勇馬と中田粥が演奏している。バグシンセによるコミカルさもありつつ、全体としてはノイジーさが目立つ楽曲である。打楽器がいないため、リズムが開放的であり、3人のエレクトロニクスがそれぞれ交錯する音空間となっている。後半は音数が減り、緊張感のあるノイズとアルトサックスの即興が楽しめる。track4..《《》》と入江陽、山田光全員参加のラストナンバー。人数が多いため、一番音数が多く賑やかな曲に仕上がっている。ジャズのようになるかと思えば、バグシンセが奇妙なメロディを奏で、音数をグッと絞る場面もあれば、各楽器が動き回る展開もあるという、《《》》らしいメリハリの効いた演奏となっている。展開がスピーディで20分の間飽きさせない即興は、それぞれのプレーヤーの力量を感じさせる。