2010年にリリースを開始した藤村実穂子「ドイツ歌曲集」、第4弾。世界の歌劇場を席巻し、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル等の主要オーケストラのコンサートに出演する藤村ですが、<歌曲が原点>という信念のもと、ドイツ・リートの真髄に迫るべく求道してきました。今作は、3月におこなわれた日本ツアーから、選りすぐりの名演を収録。藤村は「歌曲のみのリサイタルは一時停止する」と述べており、<現代最高のメゾ>による現時点での集大成となります。生誕150年を迎えたシュトラウスとマーラーの名曲による魅惑のリサイタル・プログラム。「詩人が見たもの、作曲家が詩を通して聞いたものを表現するのが歌手」という藤村の真摯な歌唱による至高の1枚です。