2003年に行われたシベリウス・リサイタルを皮切りにフィンランドの血を受け継ぐ渡邉規久雄が愛情を注ぎ奏でてきたシベリウスのピアノ音楽。2015年フィンランド・シベリウス協会より栄誉あるシベリウスメダルを受賞、シベリウス・ピアノ音楽の第一人者として世界に認められた渡邉規久雄による当シリーズがついに完結です。 交響詩「フィンランディア」をはじめヴァイオリン協奏曲や交響曲で知られるシベリウスは生涯に数多くのピアノ作品を世に送り、それら多くは短くまとめられた小品として書かれ、近年ミニ チュア作曲家としても注目されています。清楚な北欧の情景を描いた美しいピアノの小品は どれも聴き手の心にそっと優しく語りかけ、寄り添う、不思議な魅力に溢れています。シベリウスを知り尽くした渡邉規久雄の気品あるピアニズムとともにシベリウスの魅力をお楽しみ下さい。