Shingo Inao

Discography

【坂本龍一氏のコメント】「Shingo Inaoはあわい=間のアーティストだ。音楽とアートのあわい。soundとartのあわい。ピアノと非ピアノのあわい。楽音と自然音のあわい。日本語とドイツ語のあわい。音と沈黙のあわい。」2000年に活動を開始、2009年よりベルリンを拠点に独自のセンサ楽器システム(センサーによる電子楽器 / バーチャル楽器)によって鍵盤楽器を拡張した表現を中心に追求する音楽家/美術家のShingo Inaoによる壮大な初のフルアルバム『NiMal』が完成。 全編に渡り様々な豊かな表情や感情が蠢き、ピアノを中心とした実に繊細かつ上品な楽曲がちりばめられた本作のタイトルについて、Inaoは「NiMal(ニマル)は《20》の日本語読みとドイツ語の《niemals(ニーマルス)》から作られた造語です。これは、niemals(英語でnever)という言葉からes(英語でit)を抜くことで、即興演奏の一回性と抽象性を意図しながらも、日本語とドイツ語の間に浮かぶような響きを求めて名付けました」と語る。1980年生まれのShingo Inaoは2000年にセンサーを使ったインスタレーション制作を開始し、ドイツにおける現在のセンサ楽器演奏活動につなげた後、それまで録りためたものを2020年にまとめた。そこには常に《20》という数字が横たわる。 マーク・ロスコの抽象絵画を思わせるようなM1「Opened Segments」の淡い電子音の明滅と静謐なピアノに始まり、M6「Klavierstück II」では久石譲のジブリ曲を彷彿とさせるテイストも感じられ、近年稀に見る上質かつ美しいアルバムに仕上がっている。

7 tracks

【坂本龍一氏のコメント】「Shingo Inaoはあわい=間のアーティストだ。音楽とアートのあわい。soundとartのあわい。ピアノと非ピアノのあわい。楽音と自然音のあわい。日本語とドイツ語のあわい。音と沈黙のあわい。」2000年に活動を開始、2009年よりベルリンを拠点に独自のセンサ楽器システム(センサーによる電子楽器 / バーチャル楽器)によって鍵盤楽器を拡張した表現を中心に追求する音楽家/美術家のShingo Inaoによる壮大な初のフルアルバム『NiMal』が完成。 全編に渡り様々な豊かな表情や感情が蠢き、ピアノを中心とした実に繊細かつ上品な楽曲がちりばめられた本作のタイトルについて、Inaoは「NiMal(ニマル)は《20》の日本語読みとドイツ語の《niemals(ニーマルス)》から作られた造語です。これは、niemals(英語でnever)という言葉からes(英語でit)を抜くことで、即興演奏の一回性と抽象性を意図しながらも、日本語とドイツ語の間に浮かぶような響きを求めて名付けました」と語る。1980年生まれのShingo Inaoは2000年にセンサーを使ったインスタレーション制作を開始し、ドイツにおける現在のセンサ楽器演奏活動につなげた後、それまで録りためたものを2020年にまとめた。そこには常に《20》という数字が横たわる。 マーク・ロスコの抽象絵画を思わせるようなM1「Opened Segments」の淡い電子音の明滅と静謐なピアノに始まり、M6「Klavierstück II」では久石譲のジブリ曲を彷彿とさせるテイストも感じられ、近年稀に見る上質かつ美しいアルバムに仕上がっている。

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