本年4月より第一期が開催され、その独特の語り口でファンも多い、COOKIE SCENE編集長、伊藤英嗣の歌詞対訳講座が、ついに第二期に突入します。第二期では、第一期で取り上げられなかったアーティスト、アルバムをとりあげ、アプローチの方法も趣向を凝らし、第一期とは趣きも変えて展開していきます。

「ポップ・ミュージックの歌詞、それは文学作品である詩や小説とは、また微妙に異なる構造を持っています。メロディーと一体化することで機能している英語の歌詞を、その魅力をなるべく残しつつ日本語に移しかえる作業には、どこまでいっても決して「正解」は存在しないのかもしれません。しかし、「文化の相違」や「重層的な意味性」をふまえつつ、英語の歌詞にアーティストがこめた思いをどこまで日本語化できるのだろう? と挑戦していくのは、とても楽しい行為でもあります。
　この講座は、オアシスからザ・ヴァクシーンズまで過去20年以上数多くの歌詞対訳を担当してきたぼくの経験を活かしつつ、そんな「歌詞対訳」の深い魅力を共に追求していこうというものです。毎回さまざまなアーティストの英語歌詞を俎上にのせ、ゼミナール形式でその日本語化を試みながら、ポップ・ミュージックの歴史や成り立ちにも迫って行ければと考えています。歌詞対訳そのものに興味を持っている方から、ただ単に「英語の歌詞の魅力をより深く探求したい」と日ごろ思っている方まで、みんなで「楽しみつつ、学んでいける」講座にしたいと思っています。」by 伊藤英嗣

第二期で取り上げるアーティスト

10月：60年代：The Beach Boys
11月：70年代：Pink Floyd
12月：80年代：R.E.M.
1月：90年代：Primal Scream
2月：00年代：LCD Soundsystem
3月：10年代：Various Artists

講師の伊藤英嗣自身による、第一期の歌詞対訳講座の報告があがりました！
ぜひご覧いただき、歌詞対訳の醍醐味の一端をご賞味ください！
講座受講生の対訳も掲載されています。

COOKIE SCENE：「歌詞対訳の扉」