Title | Duration | Price | |
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1
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I've got the world on a string alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 03:42 | N/A |
2
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Comes Love alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 04:15 | N/A |
3
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Waltz for Debby alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 05:28 | N/A |
4
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Taking a chance on love alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 03:32 | N/A |
5
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Detour Ahead alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 06:08 | N/A |
6
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I'll remember April alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 02:40 | N/A |
7
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Orange colored sky alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 03:30 | N/A |
8
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Summertime alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 04:20 | N/A |
9
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No moon at all alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 03:36 | N/A |
10
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Night and day alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 05:16 | N/A |
11
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Stars fell on Alabama alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 03:54 | N/A |
12
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Just one of those things alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 04:24 | N/A |
前作アルバム「Sophisticated」リリースから4年余り。東京を拠点に名古屋や福島などでもライブ活動を展開している森岡マレーネ典子のセカンドアルバム。アルバムタイトルのCepage(セパージュ)は、元々はワイン用語から来ており、「ワインに用いるブドウの配合割合」という意味を持つ。そこからイメージを膨らませて、「アルバム参加メンバー5人の個性の融合」というコンセプトを導き出した。森岡の持つ、深みと温かみのある癒しの歌声と、本作でトータルプロデュース及び全曲アレンジを務めた日本のトップドラマー大坂昌彦のタイトなサウンドが、絶妙なコラボレーションを生み出し、森岡の新たな一面を開花させる事に成功している。根底には正統派のヴォーカル・アルバムとしての流れを大事にし、王道を追求しつつも、そこに斬新なアレンジを取り入れ、最新のトレンドを組み込んだアグレッシブな側面も併せ持つ内容。コンテンポラリージャズアレンジの曲にも挑戦するなど、幅広い層にアピールできる、個性ある作品に仕上がっている。洗練・繊細さと骨太・肉厚なサウンド、この2つの相反する特徴が、大坂氏の類い稀なるプロデュース力により、見事な調和となり、森岡の歌によって表現されている。Taking a chance on loveやOrange colored sky、Stars fell on Alabamaなどは、まさしくヴォーカルジャズファンが安心して楽しむ事の出来るクラシカルなテイストに包まれており、森岡らしさが前面に出ている。かと思えば、3曲目のWaltz for Debbyに於いては、深淵な世界に引き込まれていくような、ドラマ性のある作りになっており、アルバムタイトルのCepage「感性の融合」が色濃く反映された楽曲になっている。また、8曲目のSummertimeは、従来の概念を覆す解釈によるアレンジで、アルバム全体のスパイス的役割を担っている。唯一のバラード曲「Detour Ahead」は、ベースの島田剛と森岡との緊張感る対話が、聴き応えのあるナンバーとなっている。