News

2019/02/12 18:00

 

MONO『Nowhere Now Here』レビュー ([world end.])

 

発売日直前に知って購入できました。MONOの最新作。

紙ジャケットなんですが、前作もそうだったけど、特殊な仕様でめっちゃかっこいい。本当に1つの作品として好きです。

今回1曲だけMONO初のVo.ありの曲があって。あまりにもびっくりしたんで、いろいろインタヴュー記事を探して読んでみました。いままではあんまりそういうことしなかったんですが、何せ言葉のないインストバンドだし。でもその内容は記載の必要ない気がしてる。言葉がないのは理由があるからで。そして今回唯一言葉があることにも相当な理由があったわけで。MONOみんな聞いたらいいのに。

収録曲は「God Bless」「After You Comes the Flood」「Breathe」「Nowhere, Now Here」「Far and Further」「Sorrow」「Parting」「Meet Us Where the Night Ends」「Funeral Song」「Vanishing, Vanishing Maybe」という10曲。

いつも感じる広陵で荒涼な世界観。乾いた砂だらけの砂漠のようなイメージ。砂嵐の中を少しづつ歩いて行くイメージ。なんでか今回はそういうイメージより。ジャケットのイメージからか、なんか高いところのイメージも感じられて。ビルの屋上とか、空の上とか、宇宙とか。前作はダンテの新曲にイメージされていたから、なんかすごい広い場所を縦横無尽に行き来してるんだと思ったら、妙にしっくりきた。時間とか概念も飛び越えている世界。決して幸せな雰囲気の音じゃないんだけど、MONOを聞いた後ってなんか救われる感じがするんですよね。大きな喜びじゃないけど、光が見えるような。もしくは見えた気がするような。日本発祥のバンドでこれだけ世界的に活動している音楽ってあまり見たことないのに、日本での知名度は驚くほど小さくて。日本てやっぱり自分で感じるというより長いものに巻かれる、人に合わせる風土だからか。別に日本が誇る!とかそういうつもりじゃなくて、世界中に受け入れられている音があまり受け入れられてないってなんとも不思議。

●この記事は下記ブログからご寄稿いただきました。
[[world end.]]

[ニュース] MONO

あわせて読みたい


TOP