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2017年09月13日16時03分

 

【コラム】ボビーの昔の名前で出ています「海と島と高木ブーと島フェスと」

 

こんにちは、不定期(やる気と元気の問題)でコラムを書かせていただいている大阪の女・ボビーです。8月26(土)・27日(日)、小豆島ふるさと村にて開催された「日本一ゆるいフェス」こと島フェス 2017へ行ってきたので、今回は小豆島の自然と島フェスの想像を超えるゆるさについて書かせていただきたく思います。

とはいえ、のっぴきならない事情により2日目の27日(日)は不参加。25日(金)は小豆島を観光、26日(土)に島フェスというスケジュールです。何と言ってもお目当ては高木ブーさん!若く勢いのあるバンドもいいですが、やはりレジェンドは生で見ておきたいですよね。

●25日(金)、姫路から車 on フェリーで島に乗り込む。

福田港に降り立ち、まずは人気の無さにびっくり。まるでゾンビに襲われて10年経った静かな村のようで不安になりましたが(ど平日の昼過ぎに歩けばそりゃそうだ)、ようやく見つけた食堂に入ればニコニコ接客するおばあちゃんとニコニコ酔っ払ったおっちゃんが二人。他人丼を注文、美味い!

おっちゃんA「おばあちゃん、いつも長居してごめんな~」
おばあちゃん「ええよええよ、ゆっくりしてや」
おっちゃんB「ええ言うてるからええねん!」
おっちゃんA「そうか〜トイレ借りるわ~」
…トイレから戻って…
おっちゃんA「いつも長居してごめんな~」

このループがいいグルーヴを生み、とてもいい気分に。来て早々に島のええ塩梅のゆるさが伝わりました。帰り際には

おっちゃんA「いい島やから、また来てな~若いってええな~戻りたいな~」
おっちゃんB「おこがましいわ!」

その後、寒霞渓のロープウェー、干潮になると現れるエンジェルロード(名前言うの恥ずかしい)、半分廃墟状態の瀬戸内国際芸術祭のアートめぐりなど。車で行けば色々見て回れる場所も多いですが、何より天候に恵まれ、水色の空、青い海、浮かぶ緑の島々が素晴らしく、明日がなくても十分満足ってぐらいの満足度でした。

●26日(土)、shims fes 1日目。

朝食ビュッフェでハッスルしすぎーの、オリーブ公園でお土産物色しーの、会場には12時過ぎに到着。奄美大島出身の中村佳穂さんの歌声に揺れながら、カレー島に並ぶ様々なカレー屋に心を揺らす。ほかにも窯焼きピザ、焼き菓子とコーヒー、和三盆、ジェラート、メキシコ料理。食以外にも、革雑貨、アジアン雑貨、整体、アロマにキャンドル、ヘアアレンジ講座、などなど。小豆島や近辺の島、町から出店していた模様で、私は無垢木材のお店で「どこに置くねん」的な木材を購入。祭のテンションや…楽しい…。

流れてくる音楽を楽しみつつ、お店をひやかして楽しみつつ、プールサイドで足をバシャバシャさせながら丸野美海ちゃん(直島小学校5年生)の歌を聴く。タイムテーブル見た時から気になってたけど…他にも「小豆島中央高校ギター部」「小豆島そうめん早食い選手権」とかあったけど…島フェスの真髄=日本一ゆるいと言われる所以はここにある気がする。美海ちゃんの歌は脱力の域を遥かに超え、「メダカは、メダカは、海にはい・な・い♪」という歌なんか「本当そうですよね」としか言えない。ステージの後ろに広がる海が、美海さんの心と頭の広がりを映しているようでした。

●屋根のある「振り向けば海ステージ」ではシエスタもできるよ

魯肉飯風カレーで腹ごしらえも済み、何だかみんな寝転んでいるので、え?じゃあ私も…き、きもちええ~!HUSKING BEEを聴きながら昼寝とか贅沢すぎる。そのまま奇妙礼太郎が始まり、ステージ前へひょこひょこ行くと座るように促され、「どこまでも休んでいいフェスだな…!」と感動してその場に三角座り。ほどよい曇りで、暗くもなく刺す日光もなく、HPは減らずにカレーと音楽でMPが増えていく。

野外で聴く奇妙さんの声はまさに天井知らずで、どこまでも伸びていく。これ向こうのステージでリハ中のブーさんにもはっきり聴こえてるんじゃないかしら。「瀬戸の花嫁」のカヴァーが素晴らしく、名曲をさらに名曲たらしめていた。BBQでも花見でも屋台のおでんでも、外で食う飯は異常に美味い。音楽も同じだと思うのですがどうでしょう。

そしていよいよ高木ブーさん!海とステージが両方見えるプールサイドで、ビール片手にハワイアン。しかも歌い手は高木ブー。どんな贅沢なんだ…。風がふぁっと吹き込む。ハワイ語なのか、謎の歌詞といい声。ああ、召されそう。この時ばかりは老若男女ステージ前に集まって、ドリフ時代をよく知るであろうおばあちゃんもおじちゃんも、知らないであろう娘さんたちも、お子さんは自由に走り回り、みんなでこの時間を楽しんでいる。柔よく剛を制すではないけれど、ゆるさでいろんな壁を超えるいいフェスです。

●終わりの時(フェリーの最終便)が近づいている。

私がNabowaと地ビールでいい感じになっている時、お連れの方は「台湾原住民歌手」と冠のつく巴賴・Balaiを見ながらコーヒーを飲んで、とてもいい感じになっていた。そしておとぎ話へ!

若い頃はこの煌めきの音と声にラピュタのムスカよろしく目が潰れそうになっていたけど、30過ぎて、この煌めきが若さの為のものではないなと気付き、年々好きになっているバンドです。私の反抗期が終わっただけなのかもしれないし、煮詰まって濃くなった部分に響いているのかもしれない。何にせよ、好きになるものが増えていくのは上手に大人になっている気がします。

そしておとぎ話のフィナーレには高木ブーさんが島フェス☆All☆Starsと共に再登場!おとぎ話の演奏をバックに「いい湯だな」大合唱で、ステージ上でわいわいしている姿に「御託はいらねぇ、全部好きだ!」でまとまりました。本当はこの後の青葉市子さんをとてもとても楽しみにしていたのですが、フェリーの最終便(福田・姫路間)のため泣く泣く会場を後に。1日だけの参加ではありましたが、「ゆるい」と言われている部分は作り手の島愛と島に来た人への愛なんじゃないかなと。来年は2日とも参加したいけど、心地よすぎて再来年には島民になってしまいそうです。(水嶋)

〈shima fes SETOUCHI 〜百年つづく、海の上の音楽祭。〜〉
2017年8月26日(土)・27日(日)小豆島ふるさと村

出演:
(1日目)奇妙礼太郎、高木ブー、スネオヘアー、青葉市子Nabowaおとぎ話HUSKING BEETHEラブ人間LILI LIMIT Peace-K [(仮)ALBATRUS]、Naoshima Cruising<川上優(Nabowa)、堀川達(Nabowa)、Peace-K((仮)ALBATRUS)、コイチ(Sawagi)、啓太郎(K-106)、丸野美海(直島小学校5年生)>、中村佳穂、mol-74、DIALUCK、藤岡友香、啓太郎(K-106)、丸本莉子、田ノ岡三郎、えぐさゆうこ、巴賴 balai (台湾)、cheers、青木純 (まめくらし)、小豆島中央高校ギター部、丸野美海 (直島小学校5年生)、塩田幸雄 (小豆島町長)、高木ブー&島フェス☆All☆Stars、

(2日目)DATSシャムキャッツWONKコトリンゴカーネーションSawagi、鶴、 THAMII べべチオ、NAOTO、落日飛車(台湾)、CAMPSHALCALI ) × AKIRA (Rega) × NOMU (ex.サンプリングサン) × KOICHI (Sawagi)>、河原真 (ex. ROCK’A’TRENCH)&神田雄一朗 (鶴)、吉田博 、DENIMS、MONO NO AWARE、ヨースケコースケ、藤岡友香、トミタショウゴ、入日茜(映画「しまこと小豆島」)、小豆島こどもセンター(幼稚園)、直島アゲイン!BAND with 浜中満(直島町長) feat. 塩田幸雄(小豆島町長)

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