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2017/06/14 11:14

 

【コラム】ボビーの昔の名前で出ています「京都も遠くなったな」

 

京都も遠くなったな…

学生の時はやれボロフェスタの手伝いだ、ライヴだ飲み会だ散策だと京都へ行き、前の職場も京都だったのでほぼ毎週末飲み歩き、その節は大変御世話になった街。今は大阪でも南の方で働いているので、よほどの用事がないと腰が重いな~

しかし、オーストラリアはもっと遠いな!

この度の「よほどの用事」は、今年オーストラリアに移住したYeYeさんの一時帰国中のライヴ。これからはなかなか見られないと思うと、重い腰も急に軽くなる。移住を知ったときは「暫く聞けなくなるのかなー」と寂しい気分だったので、思ったよりすぐ見れてとても嬉しい。テンション上がりついでに仕事も休んでライヴ前から京都をうろつくことに決定!

●京阪で三条まで。乗り換えて神宮丸太町で下車

このままついついCLUB METROに行ってしまいそうになるけれど、地上へ出て書店「誠光社」へ。

雑誌「IN/SECTS 特集:いいお店の作り方」の誠光社の堀部さんインタビューにて「私が一番楽しかった時の恵文社の棚を作っていた人なのか!」と知り、しかもちょうどイラストレーターの小田島等さんの作品展もやっているとの事で、いざお店へ(展示は5/31に終了)。入れば平日の昼間なのに結構な人で、お、すみません、あ、すみません、と言いながら店内をウロウロ。気になっていた本と気になる本がウジャウジャしていて気持ちいい。ここには私に不必要な情報は何もないな!と思うと、ハート全開アンテナビンビンでいられるからかもしれない。

前野健太「100年後」と益田ミリの「今日の人生」を購入。欲しい本はまだまだあったけどまた買いにこよう。Amazonでも売ってるけど、発見の感謝も込めてお店に支払いたい。

●銭湯の誘惑

あ、入ってはないんですけど。

誠光社のすぐ近くにある「桜湯」という銭湯がもう、銭湯としてとてもいいのれんで、もうめちゃくちゃくぐりたい。浸かりたい、風呂に。でもスキンケア道具もメイク道具も持ってないしな………銭湯に対して気分で動けない自分が悔しい。これもかならずリベンジを果たします。

●やっと着きました、ここ磔磔

「誰が興味あんねん by ヤナギブソン」な前置きが長引きましたが、着きましたライヴ・ハウス「磔磔」!磔磔はもう築100年だそうで、冷静に考えるとそこがライヴ・ハウスとして機能しているのはすげえ事だな…と、テーブルに座りながら辺りを見回していました。ご近所さんへの配慮で21時には演奏終わるけど。でもそこがまた好き!(おかげさまで翌日も元気!)

開演時間ぴったりにYeYeのライヴが始まる。今夜はバンド+コーラスのフル編成!彼女一人の弾き語りも空気に滲むような声とギターでとても素敵なのですが、バンド編成だと本人の気もちょっと大きくなるのか力強さと解放感が増し、コーラスが入るともう無敵。見るたび、この人たちどんだけ相性いいねんとびびります。

続いてシライリゾートオーケストラ。YeYeバンドのコーラスのメンバーがいるバンドとしてしか知らず、淡いきれいな声から勝手にお洒落で大人なビッグバンドを想像してたのですが、違う、何これ、チンドンっぽい!ただただ楽しい!YeYeのライヴでは「きれいなお顔と声のチャンネーやなー」と眺めていたユイコックさんの、一転して力強い歌とにぎやかしが印象的でした。YeYeさんがシライリゾートオーケストラに付けたキャッチコピー「0歳から聴けるパンクバンド」の妙よ!

メンバー同士のお互い好き感と、バンド同士のお互い好き感が、何とも微笑ましく楽しい夜でした。またYeYeさん帰国した時にこのツーマンやって欲しいな。そのYeYeさんはバンドを引き連れてオーストラリアでツアーしていたそうな。バンドでの新作も秋に出るそう!みんなでネットラジオもやってるらしいし、海を越えてのギャップの無さがすごいですね。(水嶋)

〈シライリゾートオーケストラpresents『YeYeさんいらっしゃい!』〉
2017年5月26日(金)京都 磔磔
出演:シライリゾートオーケストラ、YeYe

[ニュース] YeYe

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