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2016/05/27 18:00

 

藤岡みなみ〈第5回パンダ音楽祭〉を語る

 

2016年5月22日(日)に上野恩賜公園・野外ステージ(水上音楽堂)で開催された〈第5回パンダ音楽祭〉。

今年も大盛況のうちに幕を閉じた同イベントについて、司会を務めた藤岡みなみに終演直後に話を訊いた。

―〈第5回パンダ音楽祭〉おつかれさまでした。今年はすごく暑かったですね。

藤岡みなみ(以下・みなみ):おつかれさまでした! 今までで一番気温が高くて暑かったですよね。

―今年はどんな印象の一日でしたか?

みなみ:今回は子連れの方が多くなかったですか? めっちゃファミリー感が出ていましたよね。出演者の方も今回ガラッと変わったりして、すごく変化した部分もあると思うんですけど、変わっていない部分も感じるんですよ。みんなが求めるものは結構変わっていないというか、“パンダ音楽祭だから観に来たい”という人が多かったんじゃないかなあって思いました。パンダ音楽祭自体が文化になっていることを5年目にしてハッキリ確信しましたね。それは会場の環境もあると思います。座って観れるし気温が高くても風が入ってきて気持ち良いですし。

―気持ち良い環境でゆっくり楽しめる音楽祭として定着しましたよね。

みなみ:去年とか一昨年とかは、パンダ音楽祭ってどんなフェスかって訊かれて“ゆるいところがエモい”とかそういう言葉を使っていたんですけど、でも考えてみたらゆるいとも違うなと思って。ただ、気持ち良いというのは一貫してあるんですよね。それはじゃあなんだろうって考えたら、パンダ音楽祭ってけっこう船っぽいなと思ったんですよね。会場の客席の感じとかもみんなで1つの大きな船に乗って海に出て、“風が気持ち良いな~”って航海しているような感じで。それで途中、色んな生き物に出会う、みたいな。

―色んな生き物!?

みなみ:生き物って言うとあれなんですけど(笑)。今回もタンバリンのゴンゾーさんとかが出たり色んな人が出てきて、パンダ音楽祭自体は変わらないんですけど、毎回色んなものを見せてくれるじゃないですか。それが、みんなでパンダが船長の船に乗ってゆるゆる一日かけて旅をしているような感じがして。今までは、出演アーティストたちがパンダ音楽祭らしさを作っているのかなっていうイメージがあったかもしれないんですけど、今回は特に、パンダ音楽祭自体が大きい船みたいだなって思いましたし、水上音楽堂っていう場所も池があったりすごく水と風の感じがあるから、尚更そう感じました。

―今年も最後は曽我部恵一さんが締めてくれました。

みなみ:曽我部さんの凄さが今年も伝わってきました。パンダ音楽祭が大きな船だとすると、曽我部さんの存在は大きい海の生き物、クジラとかかなって考えていたんですけど、最後は曽我部さん自身が大きな海みたいだなって思ったんです。大きな海みたいな曽我部さんの存在がすべてを抱きしめてパンダ音楽祭の一日が終わるというか、そんなことを感じましたね。

※後日〈第5回パンダ音楽祭〉のレポートを掲載します。

撮影:勝永裕介(@yuusuke_DdL) / 取材・文:岡本貴之

〈第5回パンダ音楽祭〉
2016年5月22日(日)上野恩賜公園 野外ステージ
出演:曽我部恵一 / 栗コーダー&ビューティフルハミングバード / DJみそしるとMCごはん / ギターパンダ / 井乃頭蓄音団 / 金佑龍 / 松崎ナオ
司会:藤岡みなみ
出し物:ゴンゾー


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