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2016年04月16日00時00分

 

【ライヴ・レポート】笹口騒音、生誕イベントでソロやバンド6形態で出演! 太平洋&うみのてメンバーも登場

 

笹口騒音ハーモニカが、自身の8度目の誕生日となる2016年2月29日に東京・新宿LOFTで生誕イベント〈笹口8才聖誕記念~笹祭~〉を開催した。

笹口はソロ・プロジェクトやバンド計6形態で出演したほか、笹口を題材にした演劇もあり、アンコールでは太平洋不知火楽団うみのてメンバーをくわえて一夜限りのセッションが披露されるなど、盛りだくさんな一日となった。

バンドはメイン・ステージ、ソロや演劇はバー・ステージと交互に演奏が行われ、笹口は演劇以外、ほぼ出ずっぱりだった。まずはバーで笹口が「おめでとう俺! 乾杯!」と自ら祝福すると、「笹祭は音楽ではなく、スポーツですから」と長丁場であることを示唆。「笹口を聴いてくれているみなさんのおかげで8歳になれたんだと思います。みなさんが、ここにきたことを誇れるような4年にしたいと思っています。そんな願いを込めて。笹祭はじめまーす!」とスタートを宣言した。

1番手は、ウクレレ弾き語りの笹口騒音アロハオエ名義で、ほのぼのとした演奏。笹口が「みなさまの熱気で真夏のようですね!」と話したとおり、開始直後からバーを埋め尽くすほどの観客が集まっていた。いきなり代表曲「たとえば僕が売れたら」などを披露。最後は客席にいた笹口騒音オーケストラのトランペット奏者、加藤直喜をステージに招き、「おんがくのじかん」を一緒に演奏した。

続いて客席から「音楽は音楽だ!!」という叫び声がフロアに響くと、そのままドトウの笹口組による演劇がスタート。迷える女子高生の日常を描いた学園ものかと思いきや、自己啓発的な描写が盛り込まれるなど、笹口のときとして狂気を帯びた楽曲の世界観を芝居で表現していた。

場所をメイン・ステージに移して、メンバーが一新された笹口騒音&ニューオリンピックスの登場。スターウォーズのテーマが流れると、場内には妖艶な音楽が鳴り響き、ダークな雰囲気のデジタル・サウンドがイベントの雰囲気を一変させた。大林いくおによる電子ドラムやベース、村井隆文が奏でるギターやシンセの音に乗せて、サングラスをかけた笹口が観客を煽りながら歌う。「東京駅」が大胆に生まれ変わった「NEO東京駅」などを披露すると、少し戸惑い気味の観客に「どうでした? リアルに賛否両論わかれそうな感じですよね(笑)」と笹口は不敵な笑みを浮かべた。

再びバーにステージを移し、笹口さわねのライヴへ。浴衣に三つ編み姿で笹口の妹という設定とは裏腹に、爆弾発言を連発。楽曲も下ネタを多く取り入れた奔放なものがほとんどで、少し暴走気味なパフォーマンスにも客席は笑顔で見守っていた。「名残惜しいんですけど、4年後にまたさわねとお会いしましょう」と言い残し、三つ編みのカツラを豪快に客席へ投げて出番を終えた。

再びドトウの笹口組による演劇を挟み、後半戦は笹口騒音ハーモニカからスタート。「うるう年に生まれて」を披露すると、「うるう年に女性からプロポーズすると、男は断っちゃダメなんですって」というMCから「プロポーズ」へ。ロマンチックな世界観を聴かせたあとは、ハーモニカを吹きながらソロやうみのてで長く歌われている「SAYONARA BABY BLUE」を演奏。笹口の数多い楽曲のなかでもスタンダードとも言うべき名曲3連発に、客席は酔いしれた。

イベントのトリを飾るべくメイン・ステージに登場したのは笹口騒音オーケストラ。トランペットやアコーディオンなどを含む8人が、ダイナミックな演奏を聴かせる。笹口もギターやキーボード、ウクレレと曲によって担当楽器を変えるなど、その楽曲が持つ本来の世界観を最大限に表現することに注力されたような印象のバンド。そのゴージャスな演奏に客席は圧倒されている様子だった。

「本当に長い間、ありがとうございました」と笹口があいさつすると、ステージ裏からサプライズでケーキが登場。すかさず笹口はローソクの火を吹き消すと、「ウケ狙いですぐ消したんですけど、人非人みたいになってしまいました。こういうところが売れない理由なんです(笑)」とおどけつつ、「本当にうれしいです。ありがとうございました」と感謝した。最後に笹口の初期の楽曲「あおいちゃん、海え行く」を披露。陽気な演奏を背に、うれしそうにリズムに乗る笹口。ハッピーな空気に包まれながら、笹口騒音オーケストラのステージを終えた。

アンコールで笹口騒音オーケストラのメンバーが登場すると、笹口がメンバー紹介。そして「笹口と関わった全員、ステージにカモン!」という呼びかけを合図に「柳川下り」が流れる。笹口が世に出たバンドともう言うべき太平洋不知火楽団のライヴで、毎回オープニングSEとして使われていた曲だ。そしてうみのてから円庭鈴子、高野京介、キクイマホが登場。続いて太平洋不知火楽団の大内貴博がベースを持ち、津金・ド・リョータはドラム・セットの前に腰掛けた。

会場にいる誰もが知っているであろう耳に馴染んだギターのイントロからはじまったのは「たとえば僕が売れたら」。そしてイベントのラストを飾ったのは、太平洋の代名詞とも言える「Dancing Hell~can't help fallin'~」へ。ステージも客席もお祭り騒ぎのような熱狂のなかで、高野は客席にダイブ。大内が変身ポーズを決めると、怒濤のような演奏が終わった。「4年に1度、みなさんのおかげで笹口があります。ついに8歳になりました。では、打ち上げ行きましょう! ありがとうございました!」という笹口のあいさつで、〈笹祭〉は幕を降ろした。

ニューオリンピックスでは新境地、オーケストラでは新たな可能性を、そしてそれ以外のプロジェクトではこれまでの笹口の歴史を観せた。改めて笹口の音楽性の幅広さを感じるとともに、コンスタントに名曲を作り続けている彼の枯れない才能に驚かされた。2015年、彼の活動の中心でもあったうみのてが活動を終え、また新たな一歩を踏み出そうとしている笹口。2016年の動向にも要注目だ。

なお笹口騒音オーケストラは、1stアルバム『TOMORROWISLAND』を本日4月16日よりOTOTOYで配信スタート。同作のレコ発ライヴを5月25日に東京・青山月見ル君想フで開催する。また、アルバム収録の「A.I.」のアナログ・ミックス版を収録した7インチ・シングルも16日に発売。独創的なホーン・アレンジが光る新曲「TUBAME」も収録されているので、こちらもチェックしよう。(前田将博)

笹口騒音オーケストラ - TOMORROWLAND 2016.2.29 新宿LOFT

https://youtu.be/gTUlk9MvDx0?list=PLJgrmJEng9PRV_MnI7HLoGEMHwPY9f1LM

笹口騒音オールスターズ - たとえば僕が売れたら+Dancing Hell 2016.2.29 新宿LOFT

https://youtu.be/iG_U2NE-mp4?list=PLJgrmJEng9PRV_MnI7HLoGEMHwPY9f1LM

ライヴ写真撮影 : 西村理佐、安達聡ほか

〈笹口8才聖誕記念~笹祭~〉
2016年2月29日(月)新宿LOFT

<セットリスト>
■笹口騒音アロハオエ
1.たとえば僕が売れたら
2.幽霊
3.蝉
4.おんがくのじかん

■笹口騒音&ニューオリンピックス
1.MY NATIONAL ANTHEM
2.NEO TOKYO
3.NEO東京駅
4.ニューオリンピック
5.ストレンジニュースフロムアナザースター

■笹口さわね
1.イマジン風俗
2.JKになったら
3.ただまんアカン
4.3P

■笹口騒音ハーモニカ
1.うるう年に生まれて
2.プロポーズ
3.SAYONARA BABY BLUE

■笹口騒音オーケストラ
1.NEW MUSIC.NEW LIFE
2.TOMORROWLAND
3.YODAKA
4.僕の家
5.旅人のすすめ
6. A.I.
7.SUMMERHOPE
8.百合ヶ浜
9.MARMEIDREAM
10.あおいちゃん、海え行く

<アンコール>
■笹口騒音オールスターズ
1.たとえば僕が売れたら
2.Dancing Hell〜can't help fallin’〜

・笹口騒音オーケストラ1stアルバム『TOMORROWISLAND』
1. TOMORROWLAND
2. A.I.
3. 僕の家
4. 旅人のすすめ
5. カーネーション
6. YODAKA
7. SUMMERHOPE
8. ENDLESS SUMMER CHILDREN
9. 百合ヶ浜
10. あおいちゃん、海え行く
11. MARMEIDREAM
12. NEW MUSIC.NEW LIVE
OTOTOY配信ページ (配信価格 : アルバム2000円)
http://ototoy.jp/_/default/p/62006

・笹口騒音オーケストラ
7インチシングル『A.I. / TUBAME』
2016/4/16(土)RECORD STORE DAYよりリリース!
HAPPY RICE RECORDS×¥anagawa Records
HRR004
1500円(+税)
A1. A.I. (R2-D2 MIX)
B1. TUBAME (ANCHOR MIX)

〈笹口騒音オーケストラ 1stアルバム『TOMORROWISLAND』レコ発〉
2016年5月25日(水)青山月見ル君想フ
op 19:00 st 19:30
料金:前売2,500円+1D500円 / 当日2,500円+2D1,000円
出演:笹口騒音オーケストラ、TBA

・笹口騒音ハーモニカ オフィシャルサイト
http://yanagawarecords.com
・〈笹祭〉ライヴ動画(撮影・編集 : 竹内道宏)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLJgrmJEng9PRV_MnI7HLoGEMHwPY9f1LM


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