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2014/01/12 11:03

 

BiS、極寒の野外ステージで重大発表を発表できず

 

破天荒アイドル・グループBiSが、2014年1月11日(土)、代々木公園野外ステージにて、フリー・ワンマン・ライヴ〈BiSの野外極寒ライヴ~ライヴは寒風摩擦~〉を行なった。

「重大発表あり」という事前告知があったこともあり、寒波が押し寄せる野外のステージには多くの観客が集った。期待と不安、両方の声が聞こえるなか、約1時間半のライヴが行なわれ、アンコール1曲目「STUPiG」のあと、プー・ルイの口から重大発表が公表された。

「重大発表は… 重大発表ができなくなったことです」

どよめく客席。きょとんとする会場。もう一度、プー・ルイが口を開く。

「重大発表は… 重大発表ができなくなったことです」

騒然とした雰囲気のなか、プー・ルイが「(重大発表が)ほんとうにあったんです。三日前まで」と話し、ファーストサマーウイカが「すごく、すっごく、すっごく、すっごく、言いたかったんです」と涙を流しながら語る。ざわつきがおさまり、「ごめんなさい」とプー・ルイも涙ながらに謝る。なにかの事情により、重大発表が急遽できなくなったことを観客たちは理解し、励ましの声がわずかに客席から飛びはじめる。感傷にひたるというよりも、どうしたらいいんだという異様な雰囲気のなか、プー・ルイが発したのは次のセリフだった。

「みんなが“できない”と思っていることをなんとかしてやるぞ! っていう曲をやって終わろうと思います。「レリビ」」

涙ごえながらも力づよく話し「レリビ」のイントロが流れはじめる。すると、感情が抑えきれなくなったかのように研究員たちがぞろぞろと野外音楽堂を飛び出し、代々木公園の中を円を描くように走りはじめた。同曲で研究員がサークルピッとを作るのは定番ではあるが、ここまで本能的に、そして大きな円を描いて走り回るのははじめてのことだろう。それは、BiSを勇気づけるとともに、こういう状況を乗り越えていくのがBiSなんだ、BiSはこんなもんじゃへこたれないぞ、という姿勢を示しているようだった。

最後に「2014年、絶対に解散してやるから! 「レリビ」の歌詞を信じてください」とプー・ルイが語り、本公演は終了した。

かねてより、「日本武道館でワンマン・ライヴを行なって解散したい」と公言しているBiS。2014年のBiSになにが起こっていくのか。目を離さないでほしい。(西澤裕郎)

〈BiSの野外極寒ライヴ~ライヴは寒風摩擦~〉
2014年1月11日(土)代々木公園野外ステージ

01. BiS
02. 太陽のじゅもん
03. nerve
04. パプリカ
05. My Ixxx
06. eat it
07. ウサギプラネット
08. primal.
09. PPCC
10. 歩行者天国の雑踏で叫んでみたかったんだ
11. CHELSEA
12. BiSimulation
13. Hide Out Cut
14. DiE
15. Hi
16. Fly
<アンコール>
17. STUPiG
18. レリビ

[ニュース] BiS, BiS1st, BiS2nd

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