2013/03/21 20:00
本日、3月21日にデビュー25周年を迎えたエレファントカシマシ。アニバーサリー・イヤーに相応しい企画・リリースが発表された。
1988年3月21日、バンド・ブームとは明らかに一線を画すバンドがデビューした。「エレファントカシマシ」。その特異なバンド名とボーカル・宮本浩次のキャラクターから色眼鏡で見られる時期もあったものの、その確かな音楽性はデビュー当初から今日に至るまで、心ある音楽ファンの胸を捉えて離さない。一時はレコード会社との契約を切られる等、紆余曲折を経て辿り着いた25周年。この記念すべき年となる2013年、1年間をかけて様々な企画が展開されていくとのこと。
まずはデビュー25周年記念ドキュメンタリー映画の製作が開始され、今夏公開される。 学生時代からエレカシを愛聴し、ライヴにも足を運んでいたという山下敦弘監督(「リンダ リンダ リンダ」,「天然コケッコー」,「苦役列車」など)のもとバンドの25年、男たちの47年を振り返りながらも、バンドの未来を捉えた音楽ドキュメンタリー映画の製作を開始。 公開は、今夏に予定されている。現在、エレファントカシマシ25周年記念特設サイトで、「特報」として映像を見ることが出来る。その中のライヴ映像で、宮本が「RCサクセションで踊ってろ、このヤロー」と毒づくシーンが出てくるが、これは1988年4月10日、汐留PITでおこなわれたRCサクセション、ストリート・スライダーズ出演のイベントにデビュー間もないエレカシが出演した時の有名なシーン。RCの大ファンで知られる宮本が何故こんなMCをしたのかも映画の中で明らかになるだろうか? 今から公開が待ち遠しい。
そして、リリースの第1弾として、完全限定生産、特設サイト・ダイレクト通信販売限定の6枚組 オフィシャル・ライヴ・ブートレグBOX、『the fighting men's choronicle
～THE ELEPHANT KASHIMASHI official live bootleg box～』の発売が決定した。こちらはなんと全テイクCD初収録、驚きの未発表発掘ライブ音源を多数収録。25年のバンド・ストーリーのエポックとなる最重要ライブからの選曲を中心に構成されている。収録曲は全93曲(予定)、大ボリュームのCD6枚組+50P豪華ブックレット+ポストカードを収録。
そしてさらに、2005年に完全生産限定盤として限定発売されたエレファントカシマシ史上初のライブCD『日本 夏』『野音 秋』が再リリースされることも決定。長い間聴くことが出来なかったファンにとっては念願の再リリースとなる。「野音chronicle」としては、BOXセットと併せることで「野音chronicle1~3」が揃うことになるようだ。
現在、バンドは宮本の左耳に発症した急性感音難聴及び外リンパ瘻のためライヴ活動を休止中。一刻も早くバンドのメンバーが"桜の花、舞い上がる道"に姿を見せてくれるよう願いながら、25周年アニバーサリー企画を満喫しよう。
(岡本貴之)
『the fighting men's choronicle
～THE ELEPHANT KASHIMASHI official live bootleg box～』
CD収録内容
★DISC1 complete unknown～days of shimokitazawa～
★DISC2 who's next～select from 渋谷クアトロマンスリー '95 to '96
★DISC3 early autumn「野音 初秋」 エレファントカシマシ野音chronicle1
★DISC4 on the corner「野音 春」 エレファントカシマシ野音chronicle3
★DISC5 I'll be there～武道館&新春ライブセレクション
★DISC6 history of japan「日本の歴史」
エレファントカシマシ ロックインジャパン ライブヒストリーⅡ
『日本 夏』ロックインジャパン ライヴヒストリーⅠ
収録曲 : ガストロンジャー(2001年8月5日) / 孤独な旅人(2001年8月5日) / 悲しみの果て(2001年8月5日) / 四月の風(2002年8月11日) / Baby自転車(2002年8月11日) / 俺の道(2003年8月3日) / 歴史前夜(2003年8月3日) / 平成理想主義(2004年8月8日) / パワー・イン・ザ・ワールド(2003年12月31日) / 化ケモノ青年(2004年12月30日) / 男は行く(2004年12月30日) (全11曲)
『野音 秋』日比谷野外音楽堂 ライヴヒストリー下巻 エレファントカシマシ野音chronicle2
収録曲 : 「序曲」夢のちまた(1996年9月8日) / 夢を見ようぜ(1996年9月8日) /ゲンカクGet Up Baby(1996年9月8日) / 土手(1996年9月8日) / かけだす男(1996年9月8日) / 珍奇男(1996年9月8日) / うれしけりゃとんでゆけよ(1996年9月8日) / 男餓鬼道空っ風(1996年9月8日) / 通りを越え行く(1996年9月8日) / 明日に向かって走れ(1997年9月13日 ) / 旅の途中(1999年7月4日) / ドビッシャー男(1999年7月4日) / 四月の風(2003年7月21日) / 友達がいるのさ(2004年7月3日) (全14曲)
・エレファントカシマシ25周年特設サイト
http://www.elephantkashimashi.com/25th/index.html