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2012/11/29 10:16

 

BiS、業界初のアニメ生アフレコでやりたい放題――OTOTOY最速レポ

 

スペースシャワーTVで全8回に渡り放送されてきた、アイドル・グループ・BiSによる3DCGアニメ「バックステージ・アイドル・ストーリー」の最終回が、28日の深夜、生アフレコで生中継された。

本作は、アイドルたちがステージでは決して見せることのない楽屋トークと、ゲストを招いての何が飛び出すか分からないアドリブ・トークの2部構成による15分番組。初回放送から、パンツの話をしたり、枕営業の話や下ネタが満載。アイドルファンだけでなく、たまたまアニメを見た人も巻き込み、webを中心に話題になっていた。

最終回は、制作されたアニメの最終話の映像に併せて、BiSの5人が生でアテレコをするという前代未聞の企画。番組全8回分の制作予算が決まっていたため、生アフレコを実現するための予算を、クラウドファンディング・サイト・CAMPFIREで募集。目標金額の90万円を達成し、見事この企画を実現させた。3万円を支援した人はパトロンと呼ばれ、生アフレコを観覧できるということもあり、平日深夜の収録にもかかわらず、定員の30名が来場。異様な熱気と緊張感が会場を覆っていた。

生放送にもかかわらず、開始2分前にスタジオに現れたBiSの5人。ギリギリのタイミングで生放送がスタートし、充分な準備もままならないまま本番が始まった。生アフレコということをおかまいなしに、男性器を示す単語が、7分間で44回も飛び出すとんでもない内容に。ピー音もリアルタイムでかぶせていたため、ほとんどズレるという、全くもって無秩序な状態に。客席から、こらえられずに笑いが起こり、アニメ内ではBiSの5人しかいない設定の楽屋に笑い声が響き渡った。

そんな、放送コードをまったく無視した生アフレコが無事(?)終わり、エンディングは、「PPCC」を生ライヴで披露して、時間通りアニメは終了。会場ではライヴが引き続き行われた。「PPCC」が終わったところで、亀甲縛りをされていたマネージャーの渡辺淳之介がステージに現れ寝転がる。そして、2曲目の「太陽のじゅもん」を歌っている最中に、同じく縄に縛られたアシスタント・マネージャー、スペースシャワー・ネットワークのスタッフが、続々とステージ上に現れ、BiSの四方に寝転がった。阿鼻叫喚ともいえる深夜のスタジオは、実に奇妙な空間へと変容した。

「nerve」では、途中で曲が流れなくなるというハプニングが起こったものの、お客さんのコールと伴奏にリンクし、アカペラでダンスをしながら歌いきった。そんな中、スペースシャワー・ネットワークの役員らしきスーツの男性が、ステージの後ろに棒立ちするというやりたい放題の状態に。まったく説明がないため、最後まで彼が誰なのか、何のために立っていたのかわからないままだった。

「生が好きなんで、生でやれてよかったです」という、リーダーのプー・ルイの挨拶を経て、最後は赤坂BLITZワンマンで、オープニングとエンディングをかざった「primal.」。カメラに向かってパトロンたちが両手をあげて振り付けをする一体感を見せて、ライヴは終了。その後、BiSとパトロン、スタッフで生アフレコの成功を祝した乾杯をして、本企画は幕を閉じた。最終的にニコ生放送の視聴数は3万3000を越え、平日の深夜とは思えない、異様な盛り上がりを見せていた。全裸PVやメンバー内抗争など、様々な仕掛けをしてきたBiSだが、彼女たちの勢いは衰えることがなさそうだ。

2013年3月16日には、両国国技館でのワンマンが決まっているBiS。このアニメで興味を持った人は、ぜひ会場に足を運んでみてはいかがだろうか。1万人の会場で、どのようなグルーブが生まれるのか、どのような仕掛けで度肝を抜かせてくれるのか、今から楽しみである。

また、12月13日には新宿LOFTで、younGSoundsと鳥肌実と共演する〈OTOTOY × LOFT presents 「お腹が痛い #2」〉も開催されるので、そちらも要チェックだ。年末にかけてもライヴが数多く決まっているので、ぜひ2012年のうちにBiSを体験しておこう。(西澤裕郎)

・BiSオフィシャルHP
http://www.brandnewidolsociety.org

・OTOTOY BiS特集
http://ototoy.jp/feature/index.php/2012102402

・OTOTOY × LOFT presents 「お腹が痛い #2」
http://ototoy.jp/feature/index.php/2012110903

[ニュース] BiS, BiS1st, BiS2nd

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