EeMu Years collection vol.1『COLD HIGH』
[CLOSEUP]・2012年02月22日・ LOW HIGH WHO?からEeMuの連続企画がスタートOTOTOYイチオシのヒップ・ホップ・レーベルLOW HIGH WHO? に所属し、ビート・メイカーとして活動するEeMu。2011年12月にファースト・アルバム『Nothings』をリリースしたばかりの彼が、2012年2月から11ヶ月連続でEPをリリースすることが決定。その名も「EeMu Monthly Collection」! 第1弾は、HAIIRO DE ROSSI率いるインディペンデント・レーベルforteが主宰したビート・バトル・イベント「Beat Renaissance」にて、EeMuが使用したビートを更に進化させた5曲を収録。また、11ヶ月連続EPのアート・ワークは、LOW HIGH WHO? の全てのアート・ディレクションを担当するParanelが手掛けており、本プロジェクトのコンセプトに添って制作された11枚のコラージュ・ワークスは、パズルの様に合わせると一枚の絵になる大作。新たなデジタル・リリースの可能性に挑戦するLOW HIGH WHO? を、そして11ヶ月間で様々なジャンルのビートを作り出してくれるであろうEeMuを、ヒップ
ULFUR『White Mountain』
[CLOSEUP]・2012年02月17日・ ヨンシー(シガー・ロス)のバックを支える俊才、ULFURことウルヴル・ハンソンのソロ2作目が完成! チェロ、ヴァイオリンやヴィオラ、さらにサックスやフレンチ・ホーンといったブラス、ウォーター・パーカッションまでを使用した本作は、壮大でオーケストラルなサウンドスケープが広がる作品。ヨンシーも絶賛した異色のチェンバー・エレクトロをどうぞ。ULFUR / White Mountain1. Evoke Ewok / 2. So Very Strange / 3. Black Shore / 4. Water Memory / 5. Moiety / 6. Wolves / 7. Knoll of Juniper / 8. White Mountain / 9. Molasses 音楽と自然が溶け込む瞬間 これまでクライヴ(Klive)という名前で活動してきたアイスランドのアーティスト、 ウルヴル・ハンソン(Ulfur Hanson)が、本名のウルヴル(ULFUR)に名義を変えて、2枚目のソロ・アルバム『White Mountain』を完成させた。2010年に、シガー・ロスのフロントマンであるヨンシーが来日した際も
by 西澤 裕郎
Fragemnt『Narrow Cosmos 104』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年02月14日・ 埼玉県さいたま市に位置する日本有数のターミナル、大宮駅。Fragmentのkussyが連れて行ってくれたのは、そこから10分ほど歩いた場所にあるmore recordsだった。2011年9月にオープンしたばかりのレコード店だ。「せっかくだから紹介したかった」とkussyは言って、店内の缶ビールを買って話し始めた。もう一人のメンバーdeiiは、すでにレジ脇にあるテーブルに座って、瓶のジンジャーエールを飲んで笑っていた。Fragmentは、kussyとdeiiによるトラック・メイカー・デュオである。これまでに、環ROYとのコラボレーション・アルバム『MAD POP』をリリースしたり、数々のラッパーとコラボレートしている。また、術ノ穴というレーベルも運営しており、京都のシンガー・ソングライター、ゆーきゃんのアルバムもリリースしている。 そんな彼らの拠点は大宮。今回の取材もmore recordsで行われた。コラボレーションが多かったFragmentだが、今作はインストをテーマにアルバムを完成させたという。その経緯についてはもちろん、なぜ僕をmore recordsに連れていってくれたのか、大宮は彼らにとってどう
by 西澤 裕郎
Jinmenusagi&CAOSARU Wリリース&Wインタビュー
[CLOSEUP]・2012年02月09日・ LOW HIGH WHO?の勢いが止まらない。2011年12月に満を持してリリースされたEeMuのトラック・アルバム『Nothings』から僅か2ヶ月で更に2枚のアルバムをリリース。その名もJinmenusagi(ジンメンウサギ)の『Self Ghost』とCOASARU(コアサル)の『分裂』だ。Jinmenusagiはインターネット上では既にその独特なラップ・スタイルで注目されていた存在。COASARUはLOW HIGH WHO?のレーベル・オーナーParanelのトラック・メイカー名義だ。 作品が完成すればすぐにインターネットで発表出来てしまう現在。だが、LOW HIGH WHO?のアーティストはただ発表するだけではなく、細部に渡るクオリティを保証する。Paranelが「CDをカルチャーとして発信し続けたい」ともらす言葉からはレーベルの本質が見えた!? インタビューでは、JinmenusagiとCOASARU、LOW HIGH WHO?に所属し楽曲にも参加しているkuroyagiとEeMuが現れた。 インタビュー&文 : 和田隆嗣 大注目! 異次元MC現れるJinmenusagi / Slef Gh
ulrich schnauss『A Letter From Home An Ambient Selection』
[CLOSEUP]・2012年02月09日・ 井出靖(Grand Gallery)によるUlrich Shunaussアンビエント・セレクト! メランコリックでメロディアスなレイヤー・サウンドが魅力のドイツ出身エレクトロニカ・アーティストUlrich Shunauss(ウルリッヒ・シュナウス)。彼がこれまでにリリースしたアルバム『Far Away Trains Passing By』、『A Strangely Isolated Place』そして『Goodbye』より、井出靖(Grand Galleryレーベル・オーナー)がアンビエントな楽曲を中心にセレクト。世界初のUlrich Shunaussセレクト・アルバムが完成しました。情緒漂う楽曲の数々を、隅々まで聴き尽くします。 ulrich schnauss /A Letter From Home An Ambient Selection1. Einfeld / 2. Blumenthal / 3. Molfsee / 4. Blumenwiese Neben Autobahn / 5. Never Be The Same / 6. Knuddelmaus / 7. Wherever You Are
by 滝沢 時朗
BATTLES『Dross Glop 1』OTOTOY限定WAV配信
[CLOSEUP]・2012年02月06日・ スペシャル・リミックス音源を先行販売開始!昨年、4月にSonarSound Tokyo 2011、7月にFUJI ROCK FESTIVAL ’11、そして11月に東名阪ツアーと3度の来日を果たし、圧倒的なステージで日本中を騒がせてきたBattlesから、2011年発売の2ndアルバム『Gloss Drop』のスペシャル・リミックス・シリーズが到着! シューゲイズ・テクノで人気のGui Boratto、The Fieldのリミックスを収録した超限定12inchとしてリリースされる本作。12inchの発売に先駆けて、2/6よりダウンロード販売を開始します! レーベル/アーティストの意向により、今回はWAV音源のみでお届け。日本の音楽配信サイトでは、OTOTOYだけでの取り扱いとなります! 緊急リリース!! Battlesのリミックス盤が到着!Battles / Dross Glop 1'【価格】単曲 : 200円 / アルバム : 400円【TRACK LIST】01. Wall Street (Gui Boratto Remix)02. Sweetie & Shag (The Field Remix)B
Meme『alku ringo』先行配信開始&インタビュー
[CLOSEUP]・2012年02月03日・ 茨城県在住の3人組、Meme(ミーム)のデビュー作『alku ringo』は、大量に溢れている音楽情報の中を、颯爽と駆け抜ける痛快なアルバムである。映画音楽にインスパイアされた中澤恵介(vo、gt、key)を中心に、高校時代からの友人である松崎泰宏(gt、key)と、小学校からの友人である別府万平(gt)によって作り上げられた11曲は、アンビエントでありながら透明感溢れるポップさに満ちている。トクマルシューゴ以降を感じさせる、実験的で枠にとらわれない彼らの姿勢は、どこにも属していない孤高の光を放っている。 サウンド面の特色を求め、廃校になった小学校でレコーディングを行い、プロになることは二の次で自分の求める音楽を作ると言い切る彼らに、どうして注目しないでいられよう。HPなどの情報も少なく、ライヴも2本しか行っていない彼らは、初めてのインタビューと言いながらも、独自の音楽感を自分の言葉に置き換えて返してくれた。その言葉の端々から、これまで向かい合ってきた音楽の軌跡を感じずにいられなかった。Memeの初インタビューをお届けする。 インタビュー&文 : 西澤裕郎 OTOTOY先行配信! デビュー作から1曲フ
mmm『ほーひ』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年02月01日・ mmm INTERVIEW 都内ライヴ・ハウスで撒かれているフライヤーでよく目にしていた「m」3つ。周りのコアな音楽好きからしきりに聞かされていた響き「ミーマイモー」。あまりにもよく目にする/耳にする名前なので、まずは「m」3つの人の存在を確かめるべくライヴに行ったらMCで「ミーマイモーです」と挨拶をしていて、なんと、同一人物だったのか! と驚いたのが2009年。ちょうど彼女がファースト・フル・アルバム『パヌー』をリリースした頃だった。一聴して、その高い歌唱能力とソングライティング力に二階堂和美を思い起こしたが、肝となる部分が違う。きっと、mmmの声と作る曲にはその全てに「女の悲しみと色香」が漂っていて、声が伸びきった後の空白の時間にそれが顔をのぞかせるのだ。観終わった後、心に沈黙とピリリとした刺激が走る。 そんな彼女が、この度新作『ほーひ』を発表する。まず気になったのはタイトル。そして中身を聴いて気になったのは、シャンソン、ポップス、昭和歌謡、童謡、ジャズというジャンルの雑多感。彼女がどういうものを愛し、どういう風に曲を作っているのか。まだまだ謎だらけの彼女の経歴を辿りながら、ゆっくりと紐解きたい。 イ
横田寛之 ETHNIC MINORITY『Startin'』
[CLOSEUP]・2012年01月26日・ これはジャズか? ロックか、ファンクか、はたまたダンス・ミュージックか? ジャンルの枠を超えたスペクタクルな音を、サックス、ベース、カホン&ドラムのたった3人だけで奏でるバンド、横田寛之ETHNIC MINORITY。2012年が明けるやいなや早速OTOTOY限定で高音質ライヴ音源を発表。この度、ファースト・アルバム『Startin'』をひっさげ、菊地成孔とペぺ・トルメント・アスカラール、DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENを擁するレコード・レーベル、ewe recordsからデビューする。本作にはオリジナル曲の他にディープ・パープルの「Black Night」、オーネット・コールマンの「Times Square」のカヴァーを収録。風圧を感じさせる大迫力の音の連続。圧倒されつつも体を揺らしてしまうダンサブルでキャッチーなキラー・チューン。渋みと攻撃力を兼ね揃えた横田寛之ETHNIC MINORITYの音楽をスタジオ版、ライヴ版と併せてお楽しみください! 乱れ打つハイテンション・インストゥルメンタル・ミュージック! 横田寛之ETHNIC MINORITY 『Startin'』'
空気公団 『春愁秋思』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年01月25日・ 配信、LP、映像の3形態でよみがえる空気公団の空間 昨年2月にバンドの新境地を思わせるアルバム『春愁秋思』をリリースした空気公団。そしてこの度、昨年2月から6月にかけて行われたリリース・ツアーの演奏を収めた作品『LIVE春愁秋思library』がリリースされる。しかも、発表形態を配信、LP、DVDと3つに分け、収録内容もDVDは東京公演を中心に全会場、配信は千葉公演、LPは仙台公演と全て異なっている。それだけでなく、公式サイトでLIVE春愁秋思library特集と題したメンバー自身が音を流しながらその時のライヴを振り返る企画や、Ustreamでのライヴ配信など、『LIVE春愁秋思』はとても多角的に展開されている。そこにはライヴの演奏をアルバムとしてリリースすること、ライヴの音でありつつアルバムとしてもいい音とはなにかということ、そして、それをよりよく共有するにはどうしたらいいか、ということに関する空気公団ならではの視点が強く表れている。空気公団の三人へのインタビューからもそんな『LIVE春愁秋思library』について知ってほしい。 インタビュー&文 : 滝沢時朗 多角的に展開されてゆく『LIVE春愁秋思
by 滝沢 時朗
LITE『arch』武田信幸(LITE)×キャロライン・ラフキン 対談
[CLOSEUP]・2012年01月19日・ ゲスト・ボーカルにCarolineを迎え、LITEが新作を配信限定でリリース! 昨年発表した『For all the innocence』で、シンセサイザーを導入した新しいサウンドを確立したLITEが、早くも新曲として初のボーカル・トラック「arch」を発表する。この曲にゲスト・ボーカルで参加したのは、同じく昨年Caroline名義での5年ぶりとなるアルバム『VERDUGO HILLS』を発表したエレクトロニカの歌姫であり、MICE PARADEのボーカリストとしても知られるキャロライン・ラフキン。その儚くも美しい歌声が、これまでの作品以上に静謐なエレクトロニカ寄りの前半から、徐々にダイナミックなバンド・サウンドへと移っていく「arch」のドラマ性をさらに高めていることは間違いない。 音楽に制限を設けず、バンド・サウンドにもエレクトロニクスにも接してきた両者はまた、共にインディペンデントの重要性を知るミュージシャンでもある。片や、メンバーがレーベルを運営し、海外でも積極的にライヴを行っているLITE。片や、自身の表現を守るためにメジャーへの道を拒んだキャロライン。そんな音楽に対してどこまでも真摯な両者のコ
by 金子 厚武
祝還暦!坂本龍一 トリビュート2作同時リリース
[CLOSEUP]・2012年01月16日・ 祝還暦! 坂本龍一を祝うトリビュート・アルバムが到着 1978年のデビュー後、 細野晴臣、高橋幸宏とYellow Magic Orchestra(以下、YMO)を結成。以降音楽、映画、出版、広告などメディアを越えた活動を続け、活動の中心をNYへ移してなお国内外ともに活躍する坂本龍一が、なんと今年で還暦を迎えます! 彼の生誕60周年を祝い、スペシャルなトリビュート・アルバムが到着。まずは『坂本龍一トリビュート - Ryuichi Sakamoto Tribute -』。トベタ・バジュンがプロデュースを手掛けた本作はAtom™、半野喜弘、MimiCof、DJ Yogurt、Fugenn& The White Elephants and Shintaro Aoki、Cokiyuら話題のエレクトロニカ・アーティストが参加しています。そして『Congratulations on your 60th Birthday Dear skmts』は、坂本龍一がパーソナリティーを務めるラジオ番組「RADIO SAKAMOTO」(J-WAVE)にて、多くの公募作品の中から選ばれた作品がオンエアされる「Audition」のコー
by 西澤 裕郎
ShinSIght Trio REMIX CONTEST受賞者決定!
[CLOSEUP]・2012年01月14日・ 3rdアルバム『Moonlight Sunrise]』をリリースしたShinSight TrioとOTOTOYで約2ヶ月間に渡って開催したShinSight Trio『Moonlight Sunrise』REMIX CONTEST。なんと全85曲もの楽曲が集まりました。ありがとうございます。リミックス楽曲は、『Moonlight Sunrise』から「Keep Rockin it feat.Sondu」と「Peace, Love and Happiness feat.SayLove」の2曲。 全ての応募楽曲は1曲1曲、ShinSight TrioのメンバーとOTOTOY、このコンテストに関するニュースを随時フォローしてくれたYAPAPRI HIPHOP、アパレル・ブランドのWHIZ、hammond ARP、そして盟友MIDICRONICAで厳正に選考し全6曲を選出。その楽曲を、遂にリミックス・アルバム『ShinSight Trio REMIXES』として発売します! 日本のみならず、海外からも集まり盛り上がりをみせた今回のREMIX CONTEST! そのクオリティを、是非その耳で確かめて。 6名が選ば
良原リエ×トクマルシューゴのトイ・ポップをフリー・ダウンロード
[CLOSEUP]・2012年01月13日・ おもちゃ楽器は魔法の楽器! アコーディオン、トイ・ピアノ、鍵盤ハーモニカ、オルガンなどノスタルジックな味わいをもつ楽器を得意とする鍵盤奏者/音楽家・良原リエのニュー・アルバムの発売が決定。リリースに先駆けて、トクマルシューゴとの共作「shiinomi-korokoro」を、OTOTOY独占でフリー・ダウンロードで配信します! トイ・ピアノをメインにおもちゃ楽器を自由に使った今作は、ドリーミーでカラフルなトイ・ポップ。コミカルに、時に不穏に、自由自在に表情を変えていく音色はどこかとぼけていて、思わず微笑んでしまう可愛らしさが詰まっています。ふたりの音楽家によるマジカル・サウンドに迷いこんだら最後、抜け出せなくなること必至です。 また、2012年1月末より良原リエが講師を務めるワークショップ形式の講座「みんなで楽しむトイ・ミュージック」が始まります。講義と演奏の2部構成のワークショップで実際におもちゃ楽器に触れ、一緒に音楽を楽しんで創ってみましょう! さらにトイ・ミュージック講座開催にあたり、トイ・ミュージックを中心に取り扱うレーベルNovel Cell Poemのリリース作品を一挙6タイトル販売開始。トイ・
KAGERO 3rdアルバム『KAGEROⅢ』リリース
[CLOSEUP]・2012年01月12日・ これまでのインスト・バンドの常識を覆す、カゲロウがOTOTOYに初登場 ジャズ・パンク・バンド「カゲロウ」が、サード・アルバム『KAGERO Ⅲ』をリリース! サックス、ベース、ピアノ、ドラムの編成で、アグレッシヴかつ抒情的なナンバーを弾き倒す4人組だ。自主イベント「club TEQUILA」の開催、VILLAGE VANGUARD限定シングルの発売、映画主題歌のカバー・アルバムのリリース、あまたのVAへの参加など、精力的に活動中。OTOTOY初登場となる今回、サックス、ベース、ピアノの3人に話を聞いた。 取材&文 : 福アニーインタビュー写真 : 畑江彩美 タブゾンビ(SOIL & "PIMP" SESSIONS)ゲスト参加の3rdアルバムカゲロウ / KAGERO ⅢJAZZ、PUNK、HARDCOREを消化した独自のサウンドでシーンにおいて唯一無二な存在感を放ってきたカゲロウが、前作から1年というスピードでオリジナル・アルバムとしては通算3作目となる『KAGERO Ⅲ』をリリース。2011年4月から6ヶ月連続でYouTube上で発表されたシングル曲、「GAS」、「PAINKILLER」、「FRISB
nothingman『夜をあける』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年01月07日・ nothingman 宮下浩 (Vo&G) INTERVIEW 名古屋の音楽シーンをまとめたコンピレーション・アルバム『IN THE CITY THERE IS A NAGOYA MUSIC』が配信されるなど、東京、大阪、福岡と並んで独自の盛り上がりを見せる名古屋。そのアルバムの1曲目に名を連ねるnothingmanが、ミニ・アルバム『夜をあける』をリリースした。疾走感あふれるポップでストレートな楽曲が魅力のスリー・ピースのギター・ロック・バンドだ。昨年は名古屋のイベント「SAKAE SP-RING」の初日のトリを飾ったり、大阪のライヴ・サーキット「見放題」で入場規制がかかったり、自身初のワンマン・ライヴをソールド・アウトさせたりと、じわじわと人気を集めている。今回、Vo&Gの宮下浩がOTOTOY初登場! 彼の街と日常生活と「あなた」に対する優しいまなざしが感じられるひとときとなった。 インタビュー&文 : 福 アニー 闇をこじあけ、足を踏み出す力を生む。nothingmanのセカンド・ミニ・アルバム!!nothingman / 夜をあける'【TRACK LIST】01. あたらしいあなた / 02. ス
by 福 アニー
畠山美由紀『ふたりのルーツ・ショウ -Live at Nikkei Hall 2011.09.11-』
[CLOSEUP]・2011年12月24日・ ともに今年がデビュー10周年にあたる2人の歌うたい、畠山美由紀とアン・サリー(しかも誕生日も1日違い! )。彼女たちが、2011年9月11日、日経ホールにて開催した『ふたりのルーツ・ショー』。その名の通り、それぞれ自らの音楽のルーツとなる楽曲をカヴァーした一夜。そして、12月7日にリリースしたオリジナル・アルバム『わが美しき故郷よ』の記憶もまだ新しい畠山美由紀のこの日のライヴの模様を、OTOTOY独占で配信開始いたします。新曲「わが美しき故郷よ」は詩の朗読から歌へとつながる10分に及ぶライヴ・バージョンをノーカットでお届けします。さらにアン・サリーとのデュエットによる「蘇州夜曲」も収録しました。 故郷の宮城県気仙沼市が3月に起こった震災で大きな被害を受け、母校へ赴き後輩=子供たちの前でライヴを行い、5枚目となるフル・アルバムを完成させた彼女。彼女でなくとも、2011年、自らの原点を見つめ直さざる機が多く巡ってきた方も多かったのではないでしょうか。静かでありながら大きな力を込めて歌う畠山美由紀。彼女の声の魅力を取り逃さずに、そのままこの音源の中に閉じ込めました。日本を代表する歌うたいの魅力溢れる歌声に酔いし
ソウル・フラワー・ユニオン『キセキの渚』リリース&インタビュー
[CLOSEUP]・2011年12月22日・ 中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン) INTERVIEW “これぞソウル・フラワー・ユニオン!”と快哉を叫びたくなるような新作『キセキの渚』が届いた。本作は2011年のソウル・フラワー・ユニオンの魂によって、そして何より東北の人達の不屈の魂によって完成したと言っても過言ではない。 東日本大震災以降、“ソウル・フラワー・みちのく旅団”として何度も被災地へ向かっている彼ら。私も2回、同行させてもらったのだが、まだまだ困難な状況の中、それこそ「キセキの渚」の「何度もやり直す しつこく巻き返す」という歌詞が聞こえてくるような逞しい人達に出会った。東北から戻り、このミニ・アルバムを聴いて、私はこの歌詞が頭の中を駆け巡っている(たまに大声で歌っている)。きっとこの歌詞と一生を共にする。 阪神淡路大震災以降のソウル・フラワー・モノノケ・サミットでの活動から、いや本作にはニューエスト・モデル時代の曲も収録されているのだが、その頃から、ソウル・フラワー・ユニオンは音楽とホモサピエンスの力を信じ活動を続けている。このミニ・アルバムを聴けばそれがわかる。これからの人生を生き抜く全てのホモサピエンスに、本作を聴いてほしい。 イン
ROVO×SYSTEM7『PHOENIX RISING LIVE in KYOTO 29.10.2011』
[CLOSEUP]・2011年12月21日・ 日英を代表するダンス・ミュージック・バンド2組が奇跡の融合! 京都で行われたROVO×SYSTEM7のライヴ音源を配信リリース!ROVO×SYSTEM7 / PHOENIX RISING LIVE in KYOTO 29.10.2011ROVOとSYSTEM7が合体融合して行った「Phoenix Rising Tour」はいずれも満員御礼の大盛況で幕を閉じた。なかでも、彼らが初めて合流して演奏した舞台となった京都。一曲20分を超える壮大な世界観を見せつけた彼ら。至高のサイケデリック空間をこの音源で追体験して欲しい。【TRACK LIST】01. HINOTORI (Phoenix Rising Live version) / 02. ECLIPSE (Phoenix Rising Live version)収録分数 : 41分58秒★購入者には特典として当日の模様を収めたデジタル・フォト・ブックレットがつきます奇跡の一夜はここから始まった! ROVO×SYSTEM7よる初のコラボレーション・アルバムROVO×SYSTEM7 / PHOENIX RISING'【TRACK LIST】01. HINOTORI
サカモト教授『8bitジュークボックス』インタビュー
[CLOSEUP]・2011年12月20日・ 2011年、サカモト教授の快進撃っぷりには目を見張るものがあった。2月にリリースした『SKMT』は5000枚以上のセールスを記録し、4月のインタビューでは「坂本龍一さんにも認知されているらしい」と答えていたその4ヶ月後、坂本龍一の娘であるミュージシャンの坂本美雨とまさかの共演。また、Nintendo DSソフト「勇現会社ブレイブカンパニー」の音楽を担当。「お笑い芸人歌がヘタな王座決定戦」で優勝したオードリーの若林正恭に楽曲提供し、OTOTOYが企画・運営するゲーム・ミュージックの講座「サカモト教授の8bit学園」では教授ならぬ講師となり、教鞭を執っている。テレビへの露出も著しく増え、TBS「もてもてナインティナイン」には「ワケあってモテない男=ワケメン」としてレギュラー出演。もはや何者なのかわからなくなってきた彼が、2011年を締めくくるべく一つの音源を発表した。 80〜90年代のJ-POPをピコピコ・サウンドでカヴァーしている本作。なぜ、カヴァー? なぜ、この時代のJ-POP? 彼に取材すべく部屋に入り挨拶をするなり「取材中に「バルス! (※注1)」だけTwitterでつぶやいていいですか」といきなり断
by bobbiiiiie
前野健太インタビュー!
[CLOSEUP]・2011年12月17日・ 「前野さん、節電でちょっと暗い東京の夜で遊びませんか? 」2011年3月11日に起こった東北地方太平洋沖地震。そこから1カ月経った4月11日、映画監督の松江哲明はミュージシャンの前野健太にそう声をかけた。「ライブテープ」を知っている方ならこの言葉の意味をすぐに飲み込めるだろう。 東京国際映画祭2009「日本映画・ある視点部門」作品賞を受賞した松江監督による「ライブテープ」。この中で前野健太は2009年の元旦で賑わう吉祥寺の街をひたすら歩き、歌い、ギターを弾いた。それを74分ワン・カットで記録しているだけなのに、徐々に松江と前野の人生が歌に重なっていく。2008年に大切な人を立て続けに亡くした松江が2009年を生きるために作った、個人的な動機から生まれた名作だ。この2人が再びタッグを組み、製作された「トーキョードリフター」。この映画の中でも前野はひたすら歌い、ギターを弾く。背景はネオンが消えた夜の東京。街から街へ、バイクで移動しながら2011年5月27日の東京を映像と歌で記録していく。 彼にとって東京とは、歌と街とは何なのか。また、映画から派生した音源である本作はどういう意図で作られたのか。アナログフィッシ
by bobbiiiiie
aoki laska『about me』リリース&インタビュー
[CLOSEUP]・2011年12月10日・ 生き物のように鼓動するピアノと声 aoki laskaデビュー! aoki laskaという女性シンガー・ソングライターがじわじわと注目を集めている。folk squatの平松泰二がプロデュース、録音、ミックス、マスタリングを手がけ、YOMOYAの長倉亮介、元nhhmbaseの入井昇、4 bonjour's partiesの日下部裕一がサポートしたファースト・ミニ・アルバム『about me』は、彼女の豊かな歌声とピアノの調べをシンプルに聴かせるポップな仕上がりとなった。ビジュアル・イメージ、アートワークも親しみやすいし、The Jackson 5やAmy Winehouseも歌ったクリスマス・ソング「I saw mommy kissing Santa Claus」のカヴァーも素敵なだけに、一見すると非の打ちどころがなく、順風満帆なままにデビューを果たしたニュー・フェイスにも感じられる。 だが、彼女が『about me』のリリースに漕ぎ着けるまではさまざまな試行錯誤やドラマがあった。自主盤をリリースし地道にライヴを重ねていたものの、ある時期には音楽をあきらめかけたことも。そんなaoki laskaの内面に
by 田山 雄士
畠山美由紀『わが美しき故郷よ』リリース&インタビュー
[CLOSEUP]・2011年12月09日・ 雑誌「SWITCH」に載った畠山美由紀の散文詩「わが美しき故郷よ」を見たとき震えが止まらなかった。故郷への愛をただひたすら綴る。たったそれだけのことなのに… 3月11日以降の彼女の苦しさが体を駆け巡った。こんなに愛に溢れた文章に出会ったことはなかった。その散文詩が発表された半年後、その詩をタイトル曲とした新作が届いた。彼女と活動を共にした多くのミュージシャン達の演奏力の高さにただただ驚くばかりだが、そんな図太い屋台骨に支えられた彼女の歌と詩があまりにも力強い。多くのアーティストが、震災ソングや救済ソングを発表する中で、それでもこれほど真っすぐ震災に向き合ったアルバムはなかった。故郷が被災し、被災地に向かい歌い、今年中にアルバムを完成させることを決意したと言う。本ページでは、畠山美由紀のやさしく丁寧な言葉と共に、このアルバム完成までの彼女の生き様を紹介する。 地震、津波、原子力発電所の事故、台風… あまりにも多くの事が起こってしまった2011年。第2次世界大戦後、美空ひばりの歌声が多くの人々に勇気とエネルギーを与え、日本の復興を助けたように、我々が今必要としているのは、畠山美由紀の力強い歌声だ。このアルバム
by JJ
ラキタインタビュー
[CLOSEUP]・2011年12月06日・ とても目の澄んだ青年だ。ラキタと話していて一番印象に残ったのは、彼の目だった。父親がボ・ガンボスの“どんと”であること、母親がZELDAの小嶋さちほであること、名付け親がボ・ディドリーであること、ファンクバンド「ズットズレテルズ」を結成していたことなど、彼に関する情報を忘れて惹き付けられていった。その瞳を見ているうちに、彼のプロフィールに載っている1つ1つが、生きた有機的な結びつきであるという当たり前のことを強く感じさせられた。 ラキタの楽曲を聴いていると、“どんと”の面影を感じないわけにいかない。ローザ・ルクセンブルク~ボ・ガンボス期のメロディ・センスと、ソロ期の彼岸をテーマにした歌詞が交わったような印象を受ける。加えて、ラキタの曲はとても瑞々しい。それは、思春期を過ごした沖縄が大きく影響しているのだろう。父親からの影響と、沖縄の自由な風土が合わさることで、ラキタというアーティストが成長したことは間違いない。 この取材は、祐天寺の一軒家を改装した事務所で行われた。まだ話し慣れていないラキタであったが、沖縄のこと、父親であるどんとのこと、自分の感覚について、ゆっくり考えて自分の言葉を探しながら、静かに答え
by 西澤 裕郎
speaker gain teardrop『rendering encryption』配信開始
[CLOSEUP]・2011年12月01日・ ポスト・ロック/シューゲイズ的な手法を用いて、斬新かつ繊細なアプローチで綴った前作から3年振りとなる6thアルバム。聴く者の感情を揺さぶるドラマチックな楽曲の圧倒的浮遊感、フィード・バック限界ギリギリの轟音ノイズ、無限のサウンド・スケープ。独自のゆらぎを聴かせる静寂感からの爆音はさらにアグレッシヴに。独特な持ち味はそのままに、激的な変化を遂げたspeaker gain teardropのアルバムがkilk recordsからリリース! Kilk recordsとNovel soundsが共同作品をリリースspeaker gain teardrop / rendering encryption'【Track List】''1. Untitled / 2. Acronym / 3. Vasumitra / 4. Parity bit / 5. Parsec / 6. Willenvy、MogwaiからMy Bloody Valentine、Sigur Rós系のアーティストからポスト・ロック/エレクトロニカ系のファンの心に引っかかる注目作。 感覚と向き合い、たどり着いたポスト・ロックもし、このアルバムを聞
by 西澤 裕郎
松井省悟(空中ループ)×成山剛(sleepy.ab)対談
[CLOSEUP]・2011年11月30日・ 松井省悟(空中ループ)×成山剛(sleepy.ab)対談 2009年、まだレーベルに所属する前の空中ループが、大ファンだったというsleepy.abを呼んで、京都で2マン・ライヴを行ったことをきっかけに、現在では互いにシンパシーを寄せ合う2組のフロントマンによる対談が実現した。この2組、考えれば考えるほど共通点が多く、様々なジャンルを横断した完成度の高いサウンド・デザインを持ち味としつつ、歌を軸とした普遍性のあるポップスでもあり、さらに楽曲のキーワードとして「浮遊感」という言葉がよく使われもする。また、今年発表されたそれぞれの最新作『空中ループ』と『Mother Goose』は、それぞれバンド内での構造変化が起こり、これまでのフロントマンを中心とした曲作りと比べ、他のメンバーの曲に対する貢献度が大きく上がっているし、京都と北海道というそれぞれの地域性を重視して、そこに留まりながらも、全国規模の活動を展開しているという点も同様である。こういった共通点を軸に話を進めることによって、2組の相性の良さが改めて浮かび上がると共に、それぞれの個性もより明確になったのではないかと思う。 中でも、それぞれのバンドが表現の
St. Vincent『Strange Mercy』
[CLOSEUP]・2011年11月23日・ St. Vincent / Strange Mercy全米メディアが虜になったブレイク確実の可憐なシンガー・ソングライターの最新作! PitchforkでBEST NEW MUSICを獲得、さらに9.0という高評価を獲得、その他海外メディアで称賛の嵐。2012年最もブレイクするアーティスト間違い無し!【TRACK LIST】1. Chloe In The Afternoon / 2. Cruel / 3. Cheerleader / 4. Surgeon / 5. Northern Lights / 6. Strange Mercy / 7. Neutered Fruit / 8. Champagne Year / 9. Dilettante / 10. Hysterical Strength / 11. Year Of The Tiger / 12. This Wave / 13. Year Of The Tiger (Live:4AD Session) ここ日本でも歌番組やCMにひっぱりだこのレディ・ガガに、先日惜しくも亡くなったエイミー・ワインハウス。00年代、10年代の音楽シーンは「才能と美貌を
シャムキャッツ×BOSSSTON CRUIZING MANIA対談
[CLOSEUP]・2011年11月23日・ 11月23日、BOSSSTON CRUIZING MANIAとシャムキャッツが新譜をリリースする。BOSSSTON CRUIZING MANIAはダークなノーウェーブ・ダブが堪能できる7年ぶりのフル・アルバム『Loaded,Lowdead,Rawdead』。シャムキャッツはアジアン・サイケなムード漂うミニ・アルバム『GUM』。両バンドからそれぞれフロント・マンにご登場いただき、新譜のことから曲作りのモチベーション、シンパシーを感じる部分、震災前後のことまで、たっぷり話を聞いた。こういう企画の場で対談するのは初めてだが、プライベートでは日頃から交流のある2人。行間から浮かび上がる孤高のスタンスを、ぜひ汲み取ってほしい。オルタナティブ精神の真骨頂、ここに見たり! 進行&文 : 福 アニー 東京インディー・シーンを揺らす2バンドが同日新作リリース! シャムキャッツ / GUM'【TRACK LIST】01. 落ち着かないのさ(新録) / 02. しばらくひとりでいたい / 03. GET BACK / 04. サンシャイン / 05. 不安でも移動 / 06. 気をつけて / 07. ビキニ / 08. BOY
by 福 アニー
NERVS『An Overturned Toy Box』
[CLOSEUP]・2011年11月21日・ NERVS INTERVIEW 海外生まれのパンクも、ここ日本でしっかり根をはり、時間とともに熟成し様々な色を見せている。そうした環境の中で、振り幅を持たせたパンク・バンドが、LESS THAN TVから4年振りに音源をリリースするNERVSだ。女性ヴォーカリストのWannaとStruggle For Prideのグッチンを中心に、ベースにデラシネの風間コレヒコ、ドラムにGOD'S GUTSのタカヒロを迎え、5曲入りの2ndシングルを完成させた。耳をつんざくノイジーなギターに、妖艶な女性ヴォーカルが浮き上がるこのバンドは、旧来のパンクのイメージからも、海外のパンク・バンドからも、生まれて来ないパンク・ミュージックだ。彼らが提唱するパンクを、脳髄にぶちこんで体験してほしい。 インタビュー&文 : 西澤裕郎 NERVS / An Overturned Toy BoxNERVS、4年ぶりの新作をリリース! 耳をつんざくノイジーなギターとタイトな高速ハードコア・ビートに、キュートかつ妖艶でもの憂げなヴォーカルが凛と屹立。ガールズ・パンクの魅力をセンスフルに採り入れつつ、レトロ・エレクトロニカ・チューンまでを収録
by 西澤 裕郎
HALFBY『Leaders Of The New School』
[CLOSEUP]・2011年11月17日・ HALFBY10周年! 待望の新作を配信開始 今年で活動10周年を迎えるHALFBYが、アニバーサリー・イヤーに放つ渾身の新作『Leaders Of The New School』が到着! 本格的にスタートさせたバンド・セットでのライブ活動を通し、さらにアグレッシヴに進化したパーティ・サウンドを展開。リップスライムとの共作曲も話題の西海岸発ヒップホップ・グループ、アグリー・ダックリングのラッパー、アンディーもゲスト参加。DIPLOやA-TRAKが提示する最新ダンス・ミュージックともリンクしながら、あくまでHALFBY的ポップ感覚を突き通した過去最高級にダンサブルで刺激的な一枚になっています! 裏テーマはニュー・スクール&ムーンバートン?HALFBY / Leaders Of The New SchoolLabel : SECOND ROYAL RECORDS1. The Lesson of O.N.O / 2. Tommy Boy / 3. New Message For School / 4. Line It Up / 5. Bitch Attack! / 6. A Morning Dew (Album
SIMI LAB 1stAlbum『Page 1 : ANATOMY OF INSANE』
[CLOSEUP]・2011年11月14日・ SIMI LABの1st Albumが満を持してリリース! グループというのは存在しているだけで我々を楽しませてくれる。サザンオールスターズや米米CLUBのように、大人数で賑やかなグループがステージに上がるのをみると、それだけでワクワクした。ヒップ・ホップでいえば、いわずもがな、Wu-Tang Clanだ。矢継ぎ早に全く異なる声質によるラップが聴けば、彼等の文化を知らずとも、憧れてしまうような力がある。非常に魅力的な個性が目まぐるしく混在しているならば、グループとはそれだけでエンターテイメントなのだ。その点、SIMI LABはズルい。神奈川県の無名のクルーだった彼らがその名を知られるきっかけになったのは、YouTubeにアップされた「WALKMAN」という曲のPVだった。夜道やコンビニを舞台に黒人や白人のハーフのラッパー達4人が日本語ラップをしている姿は大きなインパクトを与え、紙に落とされた一滴の黒いインクのように徐々に話題になっていった。 だが、極めつけは一見普通な(?)日本人青年QNが彼らを束ねているということで、それがまた心を鷲掴みにするじゃないか。そして、それがSIMI LABの本当の面白さの
by 斎井 直史