歌詞対訳講座とは? text by 伊藤英嗣(COOKIE SCENE編集長)

ポップ・ミュージックの歌詞、それは文学作品である詩や小説とは、また微妙に異なる構造を持っています。メロディーと一体化することで機能している英語の歌詞を、その魅力をなるべく残しつつ日本語に移しかえる作業には、どこまでいっても決して「正解」は存在しないのかもしれません。しかし、「文化の相違」や「重層的な意味性」をふまえつつ、英語の歌詞にアーティストがこめた思いをどこまで日本語化できるのだろう? と挑戦していくのは、とても楽しい行為でもあります。

この講座は、オアシスからザ・ドラムスまで過去20年以上数多くの歌詞対訳を担当してきたぼくの経験を活かしつつ、そんな「歌詞対訳」の深い魅力を共に追求していこうというものです。毎回さまざまなアーティストの英語歌詞を俎上にのせ、ゼミナール形式でその日本語化を試みながら、ポップ・ミュージックの歴史や成り立ちにも迫って行ければと考えています。歌詞対訳そのものに興味を持っている方から、ただ単に「英語の歌詞の魅力をより深く探求したい」と日ごろ思っている方まで、みんなで「楽しみつつ、学んでいける」講座にしたいと思っています。

「伊藤英嗣 歌詞対訳講座 —ポップ・ミュージックが歌ってきたもの—」概要

■講師 / 伊藤英嗣(COOKIE SCENE編集長)

■日時 / 2011年4月〜9月の第2水曜日(1クール全6回)
※6月のみ、都合により第3週水曜の開催です。
2011年4月13日(水) 19:30〜21:30
2011年5月11日(水) 19:30〜21:30
2011年6月15日(水) 19:30〜21:30
2011年7月13日(水) 19:30〜21:30
2011年8月10日(水) 19:30〜21:30
2011年9月14日(水) 19:30〜21:30

■テーマ
4月 : 【60年代】ザ・ビートルズ(予定)
5月 : 【70年代】ロキシー・ミュージック(予定)
6月 : 【80年代】R.E.M. / ニュー・オーダー(予定)
7月 : 【90年代】オアシス / ペイヴメント(予定)
8月 : 【00年代】ファウンテインズ・オブ・ウェイン / アークティック・モンキーズ(予定)
9月 : 【10年代】TBA…

※ 毎回の講座内容のモチーフとなる歌詞や資料を配布

■回数・受講料 / ¥19,800(全6回)

■定員 / 20名

■申し込み方法
申し込みフォームより、氏名、Eメールアドレス、住所、電話番号、備考を記載の上、お申し込みください。
申し込みはこちらから

■開催場所 / OTOTOY(東京都渋谷区代々木5丁目59番5号 東信代々木ビル 2F)
小田急線「参宮橋」駅 徒歩5分
小田急線「代々木八幡」駅 / 千代田線「代々木公園」駅 徒歩8分

☆渋谷からバスでお越しになる場合…
渋谷駅西口バスターミナル14番乗り場
宿51系統【新宿駅西口行き】乗車、代々木五丁目 下車 (バス15分 / 徒歩1分)

☆新宿からバスでお越しになる場合…
新宿駅西口バスターミナル16番乗り場
宿51系統【渋谷駅行き】乗車、代々木五丁目 下車 (バス15分 / 徒歩1分)

※なお、駐車場はございませんので、公共交通機関でお越しくださるようお願い致します。

>>地図のダウンロードはこちら

■お問い合わせ / オトトイ株式会社
TEL : 03-5829-8371(平日11:00-20:00)
MAIL : info@ototoy.jp

伊藤英嗣 PROFILE

1963年愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。80年代より洋楽アーティストのインタビュー、ライナーノーツ、歌詞対訳を数多く手がけてきた。90年代にはフリーランスA&Rとして、洋楽の邦盤化(エドウィン・コリンズ、ザ・パステルズ、トーレ・ヨハンソンなど)に奔走。年間3、4ヶ月をUKですごしつつ、契約作業やプロモーション展開などをとおしてポップ・ミュージック界でやりとりされる生の英語を深く体験することになった。1997年に隔月刊雑誌として自費創刊したクッキーシーンを、現在もウェブ・マガジン&ムックという形で主宰している。翻訳/監修訳書に『U2 世界の涯てまでも』『クリエイション・レコーズ物語』『ピンク・フロイドの狂気』『マイ・ブラッディ・ヴァレインタイン Loveless』などがある。

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