2013/03/11 00:00

『Play for Japan 2013 vol.1』参加アーティストのコメント

◎音源のダウンロードはこちら◎

世武裕子

「故郷は絶対にある。家族が離ればなれになっても、東京に出てきても、喧嘩しても、幸せでも、絶望しても、自分の魂が消えない限り心に生きている。故郷の歌を歌いたい。自分の生きてきた証を残したい。自分はここにいるんだと確かめたい。」この楽曲を作った時、そういう風に思っていました。ずっとそういう風に思って生きてきたし、今もやっぱり同じことを感じます。大切なことはいつだって変わらないなぁと思います。だから、変わらないものを壊してしまわないように、人間のための音楽を書き続けたいと思っています。

タテタカコ

今、目の前にいる人が生まれ育ったふるさとを知りたい、見てみたい。佐藤紫華子さんの詩「ふるさと」に出逢えてから、そんな風に思うことが増えました。

海北大輔(LOST IN TIME)

今回このお話をいただいて、是非海北盤の中から収録して欲しいとのリクエストを受け、
最新作の海北盤の中からこの曲を選出させていただきました。
この曲のオリジナルはシングル「希望」のB面に収録されています。

「物語の終わりに」

大人に成れば、解るようになるのかなって思っていた事は、
むしろ大人になればなる程、わからなくなって。
知りもしたくなかったような事ばかり知って、
知れば知った分臆病になって身動きが取れなくなる。
それでもそこから一歩踏み出したその時にこそ、
泣いてばかりいた物語にエンドロールは流れ、新たな幕が開く。

この国の、新たな幕は、きっともう上がっているのだと思う。
どんなに曇り空だろうと、夜は明けたんだと思う。
本当はきらきらと、眩しい朝日を迎えたかったけどね。

立ち止まる人、振り返る人、踞る人、歩く人、走る人。
その全てが、新しい物語を生きている。僕も、君も。
新しい頁にペンを入れるのは、「あなた」を含む「ぼくら」なんだよ。

さぁ、どんな世界を描こうか。

PHOTO by 町島智子

岡崎竜太(Aureole)

復興が続く限り、僕達も被災地の皆さんと一緒に頑張ります。
その長く険しい道程を共に歩み、喜びも悲しみも共有させて頂ければ幸いです。

石毛輝

今回も『Play for Japan』に参加させて頂き本当に光栄です。
ありがとうございます。
本当に心から笑える日まで僕の曲が皆の明るい"何か"になれば嬉しいです。
是非聴いて下さい。

Hidetake Takayama

大好きな場所や人や世界のことをみんなでイメイジして、心は豊かに日々暮らしていきましょう。この二年を忘れないで、音楽を続けていきます。あかるい明日のチカラになりますように。

橋本裕弥(sominica)

福島はとっても美しい所だからみんな来るといいよ!

halos

このアルバムが、辛い経験をした人それぞれがおかれた複雑な状況や個々の価値観の壁を突き破り、側に寄り添えて、そして幸いにもアルバム中の何かが誰かの物になれたなら、何よりです。2013.3. halos

Predawn

311の少し前に書いた曲。すべての傷ついた心たちが、あたたかい太陽を感じれますように。

PHOTO by 伊藤剛士

高野寛

9.11の後しばらく経って、悪夢をみた。
見たことのない街の、広い目抜き通りのずっと向こうに、大きなキノコ雲が立ち上った。
何もできずに呆然と立ち尽くしながら、「この世の終わりだ」と思った。
汗をびっしょりかいて目が覚めた。その光景は今でも絵に描けるくらいはっきり覚えている。
この曲は、その時の体験が元になって書かれ、2004年に一度録音されている。

3.11のあと、いろんな曲の詞がいままでと違って聞こえた。
自分の曲を歌う時も、それまでと全く違う気持ちが湧き上がることが多くなった。
以前は自分を癒すように歌っていたこの曲は、3.11の後「続いてゆく日々のアンセム」になった。
僕自身も、曲に励まされながら。

ライブで歌い込んで強くなった曲を、また録音するのはとても新鮮でした。
多くの人に届きますように。

青葉市子

いろいろあります
いろいろありますが
今の持ち物はひとまず宝箱にしまって
次の冒険にでかけましょ
かばんはいつも空っぽで。

音楽のパワーで
世界がなめらかになりますように。

中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)

踊れ! 踊らされる前に! 世界は君を待っている!

『Play for Japan 2013 vol.1』制作メンバー
青野慧志郎、井上沙織、井上裕子、岩瀬知菜美、岩谷啓士郎、多田玲子、松田里子、渡辺裕也

『Play for Japan 2013』特集ページへ戻る

TOP